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募集要項読むのが苦手な私がコンテストに応募した話

思いきって、Twitterの短編小説コンテストに応募した。

応募作はこちら

おい、まだ生きてるか、と声がした。僕がうんと答えると、続けて力強い声が聞こえた。「いいか、もし俺が消えても、お前は最後まで望みを捨てるな。お前は誰よりもここに残る価値がある。自信を持て」僕が返事をする前に頭の上で指が動いた。そして彼がいた場所には『削除済』の文字だけが残っていた。

『not found』

要項はちゃんと読もう

応募は一作品だけ、とのことだったのを読み落としてて、2作品投稿して、片方をあわてて削除した。
削除したのはこちら。

キッチンからいい匂いがして目が覚めた。ホットケーキの匂い。昨日も遅く帰ってきたのに……とありがとうが溢れ出る。「おはよう」とパジャマ姿で近づいたら、「着替えて顔洗ってきて」と頭を撫でられた。大きくて柔らかくてあったかくって。大好きなお母さんの手と、大好きな朝ごはん。ああ、幸せ。

『私の好きなもの』

まさにnot found。

2作品応募したら両方応募資格取り消しと書いてあったので、これらは選考対象にならないかもしれない。
まあ、初めての参加だし、あまり期待はしていない。

リプに指定のタグをつけたけれど。ほんとにそれのみしか書かなくて。あとから、タイトルも140字タグも入れ忘れた、と気づいた。
他の人のを見に行ったら、皆さんタイトルもタグもたくさん書いてる。そっか、いいのか、と思った。

何度も募集要項を読んだけれど、作品にタイトルをつけてもいいのかがよくわからなかったから、入れなかった。
主催者側から、題名を故意に読ませる行為の禁止、というのが発表されていて、それが頭にひっかかってしまっていたのだ。

タイトル込みで作品なのか、タイトルなしの作品評価なのか。どっちなんだろう。
とても悩んだ。

とりあえず、タイトルと140字小説タグは別リプをつけた。でも、これも要項に反してるかもしれない。

応募するって難しい

やっぱり何か企画に応募するのって難しいな、と思った。
前回の逆噴射のときも思ったけれど、ネット上で、応募要項みたいのを読むのがとことん苦手。
紙で、規格に沿って書かれた官庁の書類なら読み込めても、いろんな形式で画像と文字でカラフルになってる情報を読み取るのが苦手。
いつも頑張って何回も読む。間違えないように、はじかれないように。
でも、いろんなところにいろんなことが書いてあって、何をどうしたらいのかよくわからなってしまう。
文字以外の視覚情報に踊らされがちなポンコツ脳。

そんな感じで初参加はいろいろくだぐだ。

悩んで悩んで、最終日の投稿となった。

いいねやリツイートの数も選考対象とのことなので、フォロワー少ない人間のあとから投稿はものすごく不利なんだろうなと思いつつ。
でもとりあえず、念願のコンテストに参加できたのでよかったと思う。
参加することに意義がある。
結果は振り返らず、いつも挑戦者の気持ちでいこう。

#140字小説

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