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蓮沼明「長歌」歌人
2022年7月28日 20:33
【死者の埋葬 縒れる場所】 「こんな時にあなたは煙草を吸うのね」と 火葬場の雪、火種の赤、白いけむりに横顔の 「煙草ぐらいは好きに、いや」 灰皿に押し付けて消しーーシュポッと時が訪れて 「気を落とすなよ。君は上で待っていてくれ」 ・・・・・・ 反歌 ーー弾けた 私たちが愛した死者の埋葬 僕が君の君が僕の【解説】
2022年7月5日 19:57
【目次】 第一章 死者の埋葬 第二章 花と魚(花) 第三章 水死 第四章 おい鐘が鳴ってるぞ 第五章 火の説教 第六章 花と魚(魚) 第七章 日輪の沈黙【現代長歌】 「こんな時にあなたは煙草を吸うのね」と 火葬場の雪、火種の赤、白いけむりに横顔の 「煙草ぐらいは好きに、いや」 灰皿に押し付けて消しーーシュポッと時が訪れて 「気を落とすなよ。君
2022年7月2日 18:26
2022年7月1日 17:43
帝国の晩暉と共に新しき「日本」の誕生――国柄は矯正器具の如きもの身じろぐ度に「国体」は禁忌となりぬ『うらうらとかすむ春べになりぬれど山には雪ののこりてさむし』「美濃部さんも亡くなりました」「あの頃の日本は良かった」「食べるために赤子を殺す世の中に成り下がりましたね」極東国際軍事裁判の判決は、人口膾炙に訴求する――「我らは負けた、負けたんだ」「負ければ何でもされてしまう」国体護持は今上