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蓮沼明「長歌」歌人
2021年12月29日 20:19
出会いは白い革靴の女の子 薄い文庫の外国の詩集を抱いて白肌は潤いに満ち黒髪は肩で整い濡れている君は白い革靴の女の子 木綿の鞄を肩から落とし淡いベージュの靴下が白い革靴を引き立てる――革靴は影を含んで吐き出して西日と語らう 濃厚な沈黙に在る革靴が象徴を飛ぶ 意味を奪い恍惚と実体を行き交って不可知が神を証明し固く結われた敬虔が白い革靴の実体を暴く 反歌接吻をした 白い革靴の実体をせんじ
2021年12月28日 17:47
2021年12月27日 18:58
#創作大賞2022
2021年12月26日 17:37
2021年12月25日 17:25
2021年12月23日 17:23
2021年12月22日 18:02
2021年12月21日 17:12
2021年12月20日 17:41
2021年12月19日 17:23
2021年12月18日 17:37
2021年12月14日 22:53
パリから・東京へ飛ぶ・ 北京から・東京へ飛ぶ・ ボストンは、雪。・「東京は・燃えているか?」・「えぇ、激しく。・もう、激しく」・君も私も・どこにもいない。・どこにも?・ えぇどこにも――・「私たちの・象徴よ。無み・するなんて・できませんわ。・まぁ見事な・浄衣姿よ」・東京は、雪。・(私の東京。・雪に燃える・東京は・永遠に私のものよ)・君も私も・どこにもいない。・どこにも?・ えぇどこにも―
2021年12月10日 17:35
2021年12月8日 18:07
パリから東京へ飛ぶ 北京から東京へ飛ぶ ボストンは、雪。「東京は燃えているか?」「えぇ、激しく。もう、激しく」君も私もどこにもいない。どこにも? えぇどこにも――「私たちの象徴よ。無みするなんてできませんわ。まぁ見事な浄衣姿よ」東京は、雪。(私の東京。雪に燃える東京は永遠に私のものよ)君も私もどこにもいない。どこにも? えぇどこにも――――災禍の中で東京は、自らの手で自らの意思で、燃