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『最軽量のマネジメント』感想まとめ

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『最軽量のマネジメント』に関して、noteでいただいた感想をまとめています。
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#マネジメント

「権威ごっこ」にサヨナラ。 書籍「最軽量のマネジメント」を読めば、まだ間に合う。

マネジャーにすべてを背負わせるのはもうやめよう。 表紙に書かれたこの言葉がより多くの人たちに伝わってほしい。 最近までマネジャーではなかった「私はマネジャーの○○です」 それを知るはずのメンバーからの「それはマネジャーの仕事です」 そのマネジャーの上司からの「マネジャーなんだからしっかり」 マネジャーという言葉にすべてを飲み込ませて、曖昧なままチームを動かそうとしているマネジャーとメンバー全員にこの書籍を読んで頂きたい。 「チームワークあふれる社会を創る」を理念として

「最軽量のマネジメント」を読み終わって面白かったので紹介してみる

サイボウズ副社長の山田理さんが書いたマネジメント本です。 私は「サイボウズ式」というホームページが好きで更新するたびに読んでいるのですが、「最軽量のマネジメント」が度々紹介されていたので、興味を持って購入した次第。 本の骨子をザックリ書くと「マネージャーだけ負担を強いるのではなくて、皆でマネージャーの肩の荷を下ろしてあげよう」的な話になるかと思います。具体的にマネージャーが肩の荷を下ろすためには、以下の3点の施策が上げられています。 ・情報の徹底公開 ・メンバーとの定期

わからないと言える勇気:「最軽量のマネジメント」

最軽量のマネジメント、という本を読んだ。今人気。 基本追っかけ気質のある私は、 最近は元ほぼ日CFO篠田さんの紹介する本を片っ端から読んでいる(笑) サイボウズは組織の作り方・働き方の自由度の高さで有名な会社。 この本は取締役の山田さんが書かれたが、 以下の社長の青野さんが書かれた本もよく読み返す。 成長を求めて企業買収をしまくったり バリバリの成果主義(生き残るか辞めるか)で組織を作ったら 社内がギスギスして離職率も28%超えて限界を感じ、 そこから一人一人がその人ら

ザツダンとオープンさが働きやすい会社をつくる 『山田理 最軽量のマネジメント』

サイボウズさんの経営と働き方は、非常にシンパシーを感じていて、社長の青野さんとは何度か対談もさせて頂いたり、青野さんの書かれた本も読んでいたので、よく知っていました。 今回はサイボウズ副社長の山田さんが書かれた本ということで、青野さんの本とは別の観点からのマネジメントを知れる本になっています。 銀行員からのITベンチャーへの転身、ブラック企業からの働きがいのある会社への転換など、大きな変化を身をもって体験されてきた話は非常に面白いものでした。 マネージャの仕事はザツダン

悩めるマネージャーの救世主は「情報公開」

この本は、特にマネージャーやこれからマネージャーになる人にオススメです!例えば… 「スタッフの自主性のなさよ…もっと助けてくれ」とメンバーに嘆いている人 「やること多すぎ!やってられるか!」とタスク地獄にいる人 「問題出てきすぎじゃね?」とびびり散らかしている人 僕はこれ、マネージャーなりたてのときは全部当てはまってました。ぽこぽこ出てくる問題のもぐら叩きをしてました… どうも、こんにちは!ビジネス現場でプレイングマネージャーをしております、まっちゃんです。 『ビジネス

【読書】最軽量のマネジメント

前回「読書感想を載せたい~!」 と言ったので、早速最初の1冊はこちら。 最軽量のマネジメント サイボウズの副社長である山田さんが書かれた名著です。 前提として「名著」と書かさせて頂いた上でですが、 この本の要約や感想を書くのは結構難しいんです…。 人によっては、サイボウズの副社長が「サイボウズを買ってね♪そして使い倒してね!」と言っているように見えるだろうし、人によっては「雑談しまくってマネジメント不要の組織にしようぜ」という風にも読み取れるし、「最軽量であってゼロを

書籍レビュー『最軽量のマネジメント』

『マネージャーは地位ではなく役割である』 本書のこの一言に大きな共感を覚えた。 ほんとうに、その通りだと思う。 役職の高い者を社内で敬い、忖度のために貴重な時間を無駄にする。 マネージャーと一般社員を差別するための様々な社内ルールの存在。 これらに辟易とする若者。 日本企業で非常によく見られる光景である。 私の周りでもこんなことがあった。 当時、マネージャーになると椅子にひじ掛けがつくというルールだった。 しかし、ある一般社員は配属時に空いていたひじ掛け付きの椅子を使

『最軽量のマネジメント』は私の働きかた改革!不安を自信に変えてくれたたった1つの学び

マネージャーが存在しない組織なんて、成長しない 歯科医院を経営していく上で私がいつも悩んでいたことです。経営関連のセミナーを受けるたびに、組織として、マネージャーの存在がない歯科医院の現状はおかしい、マネージャー職を作り、スタッフを管理しなくてはいけない。 それが私が今まで学んできた常識でした。しかし、最軽量のマネジメントは全く逆でした。 最軽量のマネジメントではマネージャーの持つ権限の怖さ、本当にすべきマネージャーの仕事についての真実が書かれています。私は最軽量のマネ

『最軽量のマネジメント』〜理想のマネージャーをあきらめる〜

こんばんは。 GWも終盤ですね。 皆さんはゆっくりできましたでしょうか? さて、皆さんも仕事の場面で、 「完璧」を求められることが多々あると思います。 建設現場でも、品質も安全も工程も全て満たし、 毎日の現場巡視もこなしながら書類も作成し、 さらには残業も減らす…。 冷静に考えるとものすごい仕事量です。 マネージャーの仕事も同様に、膨大な仕事量だと思います。 そこで、手一杯になって潰れてしまう前に、 完璧なマネージャーを「あきらめる」ことからスタートしてみましょう。

「マネジャーの役割や務める意義って結局なんだ?」マネジメントの良書6冊と1年の経験から考えたこと

2022年も残りわずか。今年はどんな年だったか? 僕はいろいろな方向から話せそうですが、仕事で言えば「マネジャー1年目が終わった」という点が最も大きかったです。 実務というか、会社での経験も非常に刺激的なものでした。マネジャーって結局何なんだろう? これを務めて一体どうなるんだろう? やることが本当に多岐にわたっており、こうした素朴な疑問について何度かふと考える1年でした。 書籍でのインプットも例年より力を入れました。昨年までもマネジメントに関する書籍はいくつか読んだこと

「最軽量のマネジメント」は、お花畑のユートピアじゃないのよ | きのう、なに読んだ?

『最軽量のマネジメント』を読んだ。著者は、サイボウズ副社長の山田理さん。サイボウズはグループウェアを開発・提供する会社で、2019年「Asia's Best Workplacesベストカンパニー」に選出された。その組織や制度を作ってきたのが、山田さんだ。 山田さんとはこれまで何度かおしゃべりする機会を頂いてきた。例えばこちら。 他にも「長時間労働の原因は、日本独特の「助け合いの職場文化」にあるのか?」、「チーム経営を考えるシンポジウム」などご一緒させていただいた。毎回、「

マネジャーは麻薬みたいなものではないか

しゅんしゅしゅんです。 いちどマネジャーになると、意識的/無意識的かかわらず、快楽におぼれてしまうのではないかと思う。これは個人のパーソナリティの問題というか、人間の性の問題かもしれない。 つまりマネジャーは麻薬みたいなもんだ。 マネジャーに忙しさや無理を許容させるのではなく、いかに本質的ではないマネジャーの仕事を減らして本質的なマネジャーの仕事に向かってもらうかのために徹底的に議論するサイボウズ社の視点はすばらしく、勇気にみちている。 マネジャー激務問題はよく取沙汰

全員が忠誠心ある組織はさぶい。

しゅんしゅしゅんです。 100%の忠誠心なんて求めない。 100人100通りの距離感を受け入れる。 サイボウズ社が捨てたマネジメントに関する6つの理想の内の一つが100%の忠誠心。価値観が多様化する現代で、100%の忠誠心を求めるのは不可能とし、100%の信頼を築くのをあきらめた。 忠誠も信頼もあるかないかの2択ではなく、あくまでグラデーションとして存在するものだ、としたらしい。とはいえ会社が掲げる理想への共感が0%ではチームにならないので、少なくとも理想には共感してい

ほんの少しでもマネジメントやってるなら、絶対に読んだらいい。

しゅんしゅしゅんです。 「うちの会社は働き方を改革します」「残業を削減します」「社員の満足度をあげます」。上からは号令がふってくる。 なのに、会社の業績目標は変わらない。メンバーの成果目標も下げてはいけない。業務効率を良くし、社員のモチベーションを高く維持しなければならない。自分が持っている数字もある。 「できるかい」 できるならとっくにやっている。マネジャーは神なのか。そのジレンマに対して、下からは容赦なく突き上げがくる。「無理です」「どうすればいいんですか」「そも