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「最軽量のマネジメント」を読み終わって面白かったので紹介してみる

サイボウズ副社長の山田理さんが書いたマネジメント本です。

私は「サイボウズ式」というホームページが好きで更新するたびに読んでいるのですが、「最軽量のマネジメント」が度々紹介されていたので、興味を持って購入した次第。


本の骨子をザックリ書くと「マネージャーだけ負担を強いるのではなくて、皆でマネージャーの肩の荷を下ろしてあげよう」的な話になるかと思います。具体的にマネージャーが肩の荷を下ろすためには、以下の3点の施策が上げられています。

・情報の徹底公開
・メンバーとの定期ザツダン(雑談)の実施
・「質問責任」と「説明責任」の文化醸成

サイボウズでは「経営会議の8割」の情報を公開しているとのことです。徹底的に情報を公開することで、
・不必要な忖度が社内からなくなる
・メンバーにマネージャーへの理解が深まる
・一人ひとりに主体性が生まれる
という効果が出る、と説明されています。

なぜ情報公開をする事で上記効果が出るか、については本書を是非読んでもらいたいのですが、個人的にはなるほど、と深くうなずいたので、早速社内情報を可能な限り公開することにしました。

今のところ、大半の部下からのリアクションは「たくさん情報公開されても全部読む時間がない」的な感じですが、とある部下からは「この仕事って、こちらにも応用できますよね」という様な良いアイデアもいくつか生まれ始めており、思い切って情報公開して良かったなと思っています。

ザツダンに関しては、元任天堂社長の岩田さんも社員とのミーティングを非常に大切にしていましたし、個人的にも岩田さんの考え方に共感しているので、個人ミーティングは頻繁に行っています。

ミーティングをすることでメンバーの悩みが分かったり、思ってもないことで困っている事も分かるので、都度悩みや困りごとを解決する事ができますし、モチベーションの源泉やキャリアプランも見えてくるので、面談はやればやるほど効果がでるな、と実感しています。

あと、この本にも書いて有るとおり、あくまでもザツダンは、部下の話を聞く場であり、上司が何か意見したり注釈したり判断するのは原則として無しです。言うまでも無く否定はもってのほかです。安心感を持って部下が話を出来る雰囲気を作ることが何よりも大切だな、と思ったりもします。

「質問責任」と「説明責任」については、従業員が気になったことは質問をする責任があるし、質問された人は「上から言われたから」という様な言葉は使わず、必ず理由を説明する責任がある、という事です。確かにこれを徹底することで、企業内の風通しは良くなるでしょうし、疑問を感じながら仕事を進めることも減ると思います。

ただ、この文化を根付かせるのはなかなか難しく、良い質問が出てくる環境にないのが現状です。今のところはマネージャーとして「説明責任」ブログ的なものを作ってみて、リアクションみてみたいな、と思っています。

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