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心配される側から心配する側へ

歳をとるごとに
ライフイベントが多くなってきますよね。

親の介護。
これも多くのご家庭に
訪れるライフイベントの
一つだと思います。

認知症高齢者の徘徊(はいかい)

これも日々警察に通報のある
事案です。

74歳女性死亡 ひき逃げか 東京・環七

14日未明、東京・大田区の環状7号線で認知症の74歳の女性が死亡した。

警視庁は、死亡ひき逃げ事件とみて捜査している。

14日午前3時前、大田区大森西の環状7号線外回りで、「人が倒れている」と110番通報があった。

警察官が駆けつけると、近くに住む女性(74)が下半身から血を流して倒れていて、死亡が確認された。

女性は認知症で、13日にデイサービスに行ったあと行方がわからなくなり、所持品はなかった。

現場には、女性をひいたとみられるタイヤ痕が残っていて、警視庁は現場の状況から死亡ひき逃げ事件とみて、逃げた車を捜査している。
      2020年12月14日 報道より

認知症の方が道に迷うと
家に帰れなくなります。

そして、一番怖いのが
上記のように事件や事故に
遭遇してしまうこと。

子どもがいなくなった時と同様、
認知症の方の行方が分からなくなった時も、
一刻も早く警察へ通報して
手配をした方が良い案件です。

こうした悲しい結末になる前に。

また、認知症の方に関しては、
早期の通報(手配)はもちろんですが、
徘徊した場合に備えての対策
が極めて重要です。

家族から通報(手配)がない。
徘徊への備えがない。

こんな状態で認知症の高齢者を
警察が保護した場合、
身元の特定にかなり労力を
使います。

認知症に加え、
道が分からなくなったことや
警察など全く知らない第三者に質問攻めに
されることで、パニック状態になって
自分の名前や住所さえ思い出せなくなってしまう
高齢者も少なくありません。

こういう場合の高齢者の方って、
気丈にふるまってもらえますが、
瞳の奥に、
恐怖や住所が思い出せない悲しみ、恥ずかしさ
が見え隠れし、質問している
こちらもやるせない気持ちになります。

場合によっては、まったく身元を
特定する手がかりがなく、一晩中
警察の無機質な待合室で過ごさせた挙句、
役所の施設に引き継ぐ場合もあります。

警察としては
出来ることなら家族のもとに
返してあげたいと思ってます。

こういう場合に備えておいて
欲しいです。

具体的には、

衣服にあなたの連絡先を残しておく

ということです。

持ち物に名前や連絡先を書いたもの
を持たせる。というのももちろん
良いのですが、持ち物だと
そのものを持ち出さない
あるいはどこかに落とす、
置き忘れるなどが発生する場合も
あります。

また、認知症の高齢者本人の
名前や住所がわかったとしても
一人暮らしなどの場合、
きちんと監護してくれる
人に引き渡せないおそれも
でてきてしまいます。

一番いいのは、高齢者の方が
普段来ている衣服に
きちんと監護してくれる
あなたの電話番号
書かれていること。

これが一番効果的です。

洋服には必ず
タグが付いてますよね。

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↑ここにあなたの携帯電話の番号を
油性ペンで書いておくんです。
住所とか、名前は必要ありません。
携帯電話番号だけでいいんです。

身元が全く分からない人の場合、
警察は着ている衣服まで確認しますから
ここに連絡先が書いてあると
かなり助かります。
(裸にはしませんのでご安心を。)

できれば、普段着る服
全てに書いておきましょう。

あなたの住所などは、
警察からコンタクトがあった際に
名乗ればいいのです。
(ただし、警察を名乗る人からの
電話には注意が必要です!
警察を名乗る者から電話があったら
自分で警察署の電話番号を調べて
掛けなおしましょう!)

医者じゃないのでメカニズムは
わかりませんが、認知症は
ある日突然、悪化する場合も
あります。

悲しいかもしれませんが、
あなたをここまで育ててくれた
大切なご両親に
あれ?認知症かな?
っていう症状が出てきたら、
「転ばぬ先の杖」
として、上記の対策を
おススメします。

今日もお読みいただき、
ありがとうございました!

ご両親を大切に!

では、また!!

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