コーナリングにおけるミニ四駆の力学的解析と新ローラー配置の提案
Abstractミニ四駆において重要なセッティング項目の1つにローラーセッティングがある。本稿では現在広く用いられているセッティングの問題点を指摘し、それを踏まえた新たなセッティングを検討することでマシンの高速化を企図する。
1.理論速度vで定常旋回している質量mの車両のローラーにかかる力はFig1においてコース外壁は半径Rの円弧とし、pf、prをそれぞれ前後ローラーとコース外壁の接点を通る平面、Lf、Lrを車両重心から前後ローラーまでの全長に平行な距離、Lf+Lr=Lとす