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CWS米国本部職員の初来日を終えて

こんにちは。事務局長の小美野です🙂。先月11月はCWS米国本部から、プログラム担当副社長のエロール・ケキック氏が初来日してくれました。福島や石巻に一緒に行って東日本大震災の教訓を学んでいただいたり、今後に向けた戦略会議をしたりと超多忙な一週間になりました。すべての予定を終えて、日本のこと、そしてCWS Japanのことについてインタビューをしてみましたので、皆さんにも共有させてください📢


インタビュー🎤

Q1. 今回の来日で印象に残ったことを教えてください。

現地視察とCWS Japanのスタッフとの会議を両方行いました。まず、CWSでのわたしの役割として、CWSが活動している/活動してきた現場を直に知る必要があると感じていたので、福島・宮城を訪れたことで、CWS Japanの活動のアプローチ、関わり方の時間軸、そして迫力を大いに感じることができました。CWS Japanの情熱、プロフェッショナリズム、コミュニティ志向は並外れたものであり、感銘を受けました。
 
CWS Japanのスタッフとお会いできたことは、スタッフの仕事、アプローチ、チーム体制についてより深く理解することができ、大変刺激的な機会でした。CWS Globalの重要な一部であるCWS Japanは、良い方向性で進んでおり、さらに明るい未来に向かって進んでいるのだと確信しました。

石巻の大川小学校にて語り部さんからお話を伺いました(左:語り部、右:小美野、エロール氏)

Q2. 初めて日本に来ましたが、どのような印象を持たれましたか?

わたしは日本、その文化(ほんの少ししか吸収できませんでしたが)、人々、そして伝統を大いに楽しみました。そして食べ物もです。必ず日本にまた来て、もっとたくさん探検するつもりです。ひとつ特筆することがあるとすれば、日本社会に深く根付いている「(災害への)備え」という概念について、より深く理解できるようになったことです。災害に対する備えと対応について、長く誇らしい伝統を持つ国として、日本はこの分野で世界をリードしていることは間違いありません。

Q3. CWS Globalの方向性を踏まえ、CWS Japanの役割をどのように位置づけ、認識していますか?そして、近い将来、CWS Japanにどのようなことを期待しますか?

CWS Globalで多くの新しいエキサイティングな展開がある中、CWS Japanとも相互にいい影響を及ぼし合っていることを大変嬉しく思っています。CWS Japanは、CWS Globalの一部であり、現地の法律や規制に従って日本で団体登録されています。今後数カ月、数年のうちに、より緊密な連携と共同企画を行うことを大いに期待しています。
 
CWS Japanには素晴らしいスタッフが揃っていると思いますし、そのチームがさらに拡大し、発展していくことを期待しています。彼らはポテンシャルがあり、考え方も現実的で勇敢で、前向きです。CWS Japanのピークはまだこれからくるのだと思います。
 
CWS Japanの理事にもお会いしましたが、CWS Japanのガバナンス体制は、チームの仕事と方向性をサポートするために揺るぎないものであり、堅実なものでした。財政的にも、技術的にも、そして精神的にもCWS Japanを支えてくださっています。わたしは、CWS Japanの3人の理事にお会いする機会を得たことを大変嬉しく思っており、彼らの時間と視点に感謝しています。CWS Japanの理事会は、新しい方向性にCWS Japanが適応しながら成長することを導いていくでしょう。

インタビューを終えて

以上がエロール氏からいただいたメッセージですが、わたしが感銘を受けたことも記しておきたいと思います。

石巻の北上川下流地点にて

実は彼自身がコソボ紛争の時米国に逃れた難民であり、ご自身の経験から「なぜ我々はこの活動をするのか」が非常に明確になっている方だと感じました。銃撃を受けながら紛争地から避難した時の話や、米国でバスターミナルのチケット売りから仕事を始めたことなど、彼の知らない部分をたくさん垣間見ることができました。たくさん失ってきた彼だからこそ、辛い境遇に置かれている人々に共感できるのだと感じましたし、だからこそ「効果的な支援は何だろう」とぶれずに考えていけるのだと思います。

CWSのグローバルリーダーは、こんな人でした。

(文:事務局長 小美野 剛)


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