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ズタボロな経歴を語る vol.7

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■あたらしい会社での日々

転職した先は、マナーセミナーなどを行う人材系会社。
職種は営業事務だ。人数は社長を含めてたったの3人。

社長がわたしのパワポスキルを買ってくれて入社することができた。

パワポ作り、チラシ作り、チラシの封入作業、データ管理、書籍出版の手伝い、セミナースタッフ、ブログ記事制作、おつかいなど仕事内容は多岐にわたった。

そのなかでもためになったのがやはりチラシ作りだ。

たとえば「新人を育てるための研修」に人を呼びたいとする。
そこで呼ぶためのチラシを作って過去の参加者や問い合わせしてきた人たちに送るのだ。

最初は古典的だなあと思ったが(もちろんWeb申込もできるようにしていた)、郵便物として手元に届くと見てくれる人は多く、上司曰く案外効果的とのこと。

チラシを作ったことがなかったので、本を読んだり上司が作ったものを参考にしたりしながらの作業だ。

使う色、イラスト、キャッチコピー、説明文など毎回少しずつ変える。
そうすると参加者の増減がよくわかるのだ。
そしてウケがよかったものをブラッシュアップして次回に生かすというやり方だった。

やはり参加者が増えたときは嬉しかった。もちろんチラシにもさまざまな要素があるので「キャッチコピーがよかったから増えた」という検証はできないのだが、コピーライターとしての喜びに近いものを初めて感じたのであった。


■尾崎世界観に会った日

少し話は脱線するが、忘れられない日の話をしよう。

もうすぐコピーライター養成講座が始まろうとしている頃のこと。

大好きなクリープハイプのボーカル・尾崎世界観さんが本を出した。
そしてそのサイン会が博多で行われることになり、喜び勇んで向かったのである。

サイン会では色めき立った女子たちがたくさん並んでいた。
みんな、尾崎さんと何を話しているのだろう。
何も話すことを決めていなかったわたしは順番が近づくにつれ焦り始めた。

どうせなら、夢の話をしよう。
そう決めたのは直前だった。

「いつか阿部広太郎さんみたいなコピーライターになって、一緒に仕事したいです!」

こう言ったのを覚えてる。

尾崎さんは少しびっくりしたあと
「ぜひ一緒に仕事しましょう。待ってますよ!」
と言ってくれた。

阿部広太郎さんといえば、電通のコピーライターでクリープハイプの宣伝に携わっている方だ。
いつからかずっとあこがれを持って見てきた方でもある。

尾崎さんにそれを伝えられただけでうれしかった。

そのあとの話。

https://twitter.com/KotaroA/status/879207562213638145?s=20

まさかまさかの本人に届いた。
驚きと喜びである。

それ以来、今に至るまでこのお二人は永遠の目標であり憧れとなった。
講座に通う前に起きたうれしい出来事だった。




コピーライター養成講座が始まるところまで書きたかったのですが、力尽きました。

書くならちゃんと当時の資料を見ながら書きたいし…でも人のコピーを載せるわけにもいかないし…と難しいところもありますね。

印象に残った講座と金の鉛筆のことも書きたいです。

それでは。


つづく

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