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アラフォーが大失恋して1年たったので、この1年間の変化を顧みる。


はじめに

周りはすでに結婚をしていて、子供が何人もいたり、家を買ったり、慌ただしいプライベートを満喫しているのを横目にいい年して失恋をしたり恋にもがいたりしている。
私は、学生時代まともに恋愛をしなかった。
社会人になってからもほとんどしなかった。
部活にアルバイトに、仕事に趣味に夢中になっていた。
そもそも恋愛に興味がなかった。
そんな私が初めて恋をした、こんな世界があるとは思わなかった。
そしてこの年で初めての大失恋だった。
別れた理由の多くは、私に原因があると思っている。
泣いて、吐いて、病んで、倒れて…
それでも1年踏ん張って生きてきた。
今日は何だか穏やかな気持ちなので1年間を振り返ってみたいと思う。

自分を初めて見つめなおした

今までどんなことでもなんとなく出来てしまう自分がいた。
色んな事がなんとなくどうにかなってしまう人生だった。
ただただ夢中に生きてきた人生だった。
30歳を過ぎてボロが出てくるようになった。
周りはどんどん結婚して、周りは仕事もプライベートも輝いているように見えて、それでも何とかなると思って見ないふりをしてきた。
土台を固めてこなかった私の人生は、年齢を重ねるごとに不安定になり、崩れる時は、あっという間だった。
謝まれば許されると思っていた。
この先も何とかなると思っていた。
なんとかならないことが起きるとは思っていなかった。
崩れ落ちた自分の人生を見つめなおした時に、自分が無理をしてきたことに気付いた。
自分がなんとなく人生を積んできたことに気付いた。
崩れたブロックを一つ一つ手に取りながら、こんなブロックを積んでいたんだと顧みながら再度積み上げるのを始めた。

自分に優しくなれるようになった

完璧主義だったと思う。
上記の文章でもだいぶ自分のことを卑下したが、自分に厳しかった。
正確には、大したことないと思われるのが怖かった。
親や親族の期待に応える自分。
上司、部下から頼りにされる自分。
彼女の理想でありたい自分。
面白い友人でありたい自分。
誰かの期待に応えたくて、誰かに認めてほしくて、誰かに賞賛されたくて、ずっと無理をしてきた。
ずっと誰かの一番になりたかった。
兄弟でも一番に愛されたかった。
そのために誰かの期待に応える自分を演じてきた。
でももうやめよう。
怒られたって、失望されたってしょうがない、それが等身大の自分だから。
それでも自分だけは自分の味方でいよう、そう思えた。

人に優しくなれるようになった

他人の失恋話や離婚話は親身に聞いて、支えてきたつもりだった。
でも自分がその立場になって初めて相手の気持ちがわかるようになった。
あの時、こんなにも辛い気持ちだったんだって。
自分には親戚の子供がいる。
その子は未熟児だった。
まともに成長できないかもと言われた。
今その子は、実家に来るたびにビー玉を転がして大笑いしている。
親は散らかさないように怒っているけど、あのチューブにつながれて息も絶え絶えだったあの子が無邪気に走り回っているだけで心が動く。
毎日出勤している人が1日遅刻してもいいじゃないか。
毎日頑張ってた人が少しミスしたって良いじゃないか。
むしろミスしてしまった原因に、心に寄り添ってあげるべきではないのか。
1人のミスで崩れる組織自体がもうガタがきているのかもしれない。
他人の期待に応える自分はもうやめた。
ただ色々な人たちを許容するだけの心にゆとりが出来た。

自分は成長できたのか

SNSでは失恋して成長したとか、成長しないと復縁出来ないとか、様々な記事を見かけるけど、自分はというと正直良くわからない。
ただずーっと漠然と進んできた人生を一度立ち止まって地図を見直した感じはする。
成長したからって劇的に人生毎日ポジティブでハッピーって訳ではないと思うし、ずーんと沈んでしまう日はやってくる。
筋トレは続かないし、ダイエットも三日坊主、自分磨きはなかなか難しい。
それでもそんな毎日を受け入れて自分の人生を過ごしている。

復縁って考える?

正直結構な頻度で思い出すし、考える。
この1年間で自分に好意を持ってくれる女性はいたし、実際に付き合うに至った方もいる。
ただどうしても思い出してしまう。
どうしても比較してしまう。
なんせ共依存に近い関係だったから、凄い激しかったし、ジェットコースターのように毎日気持ちが揺れ動く恋愛だったから。
安定した恋愛にもの寂しささえ感じてしまう。
一度麻薬のような恋をしてしまったら、どうしても戻りたくなってしまうし、日に日に辛い日々が綺麗な思い出に美化されて蘇る。
でも、あの日々には戻れない。
彼女から歩み寄ってきても当時の自分はもういない。
逆もそう、あのままの彼女ならどんなに嬉しくても戻れない。
でも彼女が変わるか変わらないかは彼女次第で僕は変えられない。
そしてその時は、過去のような恋愛はもう出来ない。
会えるならまた会いたい。
「そんなこともあったね~」とお酒でも飲みかわしたい。
連絡先は全て消してしまったし、マッチングアプリで知り合った彼女とは、共通の友人もいない。
今何をしているのかもわからない。
それでももし、偶然再会することがあれば、その時は恥ずかしくない自分でいようと思う。

彼女との出会いとこの経験に

こんな恋愛が出来るとは思わなかった。
こんなに人に尽くされることはなかった。
こんなに人に愛されることがなかった。
こんなに人を愛したことがなかった。
こんなに苦しんだこともなかった。
こんなに誰かを傷つけることはなかった。
こんなに後悔することもなかった。
しなくて良いなら、したくない経験。
それでもしてしまった経験。
どうか彼女が幸せに過ごせますように。
どうか彼女が笑って過ごしてますように。
未だにいったりきたり、未練も消えない自分だけど、
なんとか生きて頑張っています。
二人の人生がどうか幸せなものになるのを願って。
いまはただここに書き記すとする。

追記
しかし読み返してみるといまだ未練たらたらだな~

#失恋
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#未練
#自分磨き
#思い出


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