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短編小説「美容室の怪」

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ヨムヨム四世が書いた短編小説です。
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記事一覧

美容室の怪16

よくできた計画だと思った。 わたしは、心理学、催眠術、宗教的洗脳方法など、自分で研究する…

300

美容室の怪15

【手記】 洋子へ。 なんでこうなったのかわからない。 最初からわたしが悪かったのかしら。 …

200

美容室の怪14

「あなたは自分がやったことがわかってるのですか?」 検察官の問いに、被告は俯いたままだっ…

美容室の怪13

「とりあえず、一ヶ月間、何もなかったわけやから、もう安心したらええと思うよ(笑)?冷静に…

美容室の怪12

その後のことは、うっすらとしか覚えていない。 パニックになったわたしを見て、イケメンの山…

美容室の怪11

家に鈴木さんが来た日、元カレとの電話のあと、電話がつながった洋子に話を聞いてもらい、わた…

美容室の怪⑩

わたしは、その日は居留守を決め込んだ。 冷静に対応しなければいけない。 警察を呼ぼうにも、相手が持っているのは、ハリセンである。ナイフやピストルを持っているわけではない。 しかし、もう精神的にやられている。どうすればいいのだろう。 こんな心細い時に、洋子は電話に出ない。よく考えてみたら、向こうは仕事をしている。 わたしは、仕方なく、スマホを耳につけて、相手が出るのを待った。 ダメ人間の元カレである。 ヨリを戻したいとか、そんなんじゃない。 でも、怖くて怖くて、押

美容室の怪⑨

“あの日”から数日後のことである。 わたしは、部屋の中でずっと考えていた。この日は会社も…

美容室の怪⑧

最初に美容院【ハリセーヌ】に訪れてから、約10ヶ月は経つだろうか。 その間に、わたしは、牛…

美容室の怪⑦

洋子とわたしは、またいつもの喫茶店で話をしていた。 「わたし、あれを見た時は本当にびっく…

美容室の怪⑥

わたしは、その日に関しては、自分の頭がハリセンで殴られるドキドキよりも、あの貴婦人がキレ…

美容室の怪⑤

わたしは、それから、本当にあの美容院のことを考えては、不思議な気持ちになった。 あそこに…

美容室の怪④

「予約ですか?予約を承りまくりボンバーな美容院【ハリセーヌ】ですよ!あははは!!お!橋本…

美容室の怪③

「そうやねん、あそこな、絶対に終わったらハリセンで頭をバチーンって叩いてくるねん」 「ようこも、そうやったの?」 「そうやで。最初、さすがにこれは怒らないとあかんかなと思ったけど、でも、わたしにだけやってるんじゃなくて、みんなにやってるんかどうか、そこぐらいを確かめるまで待とうと思って」 「あ、いっしょいっしょ(笑)。わたしも、そうやった。キレるのはそれからでも遅くないと(笑)」 「そしたら、全員にバチーンってやってた。よう考えてみたら、美容院【ハリセーヌ】はハリセン