「お茶会」とは
先日、お茶会に参加させて頂きました。
お茶会。。。
《茶道》のお茶会!!です。
服装も自由で靴下を履いてくださいとだけ記載されていました。
持ち物もなし(懐紙・扇子は、なくても良い)
敷居が高いというイメージでしたが、ここは、何だか違うなという印象でした。
茶道のお手前の知識ゼロのまま、道に迷い、遅刻しての出席というスタートをきり、
失礼極まりない中、お茶の席に通して頂きました。
知らないからこそできた図々しさでした。
今、茶道のお手前(作法)を振り返って調べてみて、怖さで身震いがしています。
さて、まず最初に静かに掛け軸と向き合います。
そこから茶道の世界観に溶け込んでいきます。
そして、赤い毛氈の上に正座をします。
腕時計、アクセサリー、指輪などは外します。
さっそく出して頂いたお菓子を頂き、
立てて頂いた薄茶を頂きます。
お茶碗を低い姿勢で両手で包み、丁寧に拝見。
と、一連のお手前を頂戴し、
お道具(茶入れ)の拝見の時となりました。
ここでやらかしてしまいました!
足が左右交互に波を打つように強弱の痛みが走り、つり始めたので足をモゾモゾ
どうにも痛みで姿勢を保つことができなくなり、足を崩させて頂きました。
そこからしばらくしてお道具がまわってきたので拝見した後に
蓋を閉めました。
絵柄がズレていたので、とっさに蓋をまわしてしまいました‥
繊細なお道具が傷つかないように蓋はまわさないことをうかがい、
ハッとしました。
それまでの緊張が、一瞬緩んでいたのだと気づきました。
すぐさまホストの方が「この事故は100%ホスト側の責任です」と説明してくださったご厚意に畏敬の念を抱くほどでした。
この会に参加できたことは、私の小さな世界を大きく揺らがすこととなり、
元々の情報(知識、思考、経験)が少なかったからこそ、
無垢の状態で飛び込んで、
ホストの方の隅々まで行き渡った繊細さと丁寧さに触れて
(触れられたように感じて)、
準備してくださった意図など目に見えないものも含めて
受け取れる量が多かったのかもしれないなと感じました。
今まで目に入らなかった茶道の世界観(トランス)に圧倒され、
存分に味わった2時間が長いようであっという間に感じられた日でした。
お茶事というものが正式なお茶会というものであるとのお話に
さらに濃密な懐石料理から濃茶までの4時間を想像して、
その奥深さに一瞬触ったか触らないか、
または、似ている違うものだったのではないかと自分を疑いながら繋がっている。
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