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"話す"こと、"放つ"こと
普段は自宅のベッドに引きこもっている私。
ここ1週間前くらいまともに外出することも出来なかったが、2日前ごろからやっと家の近所を歩けるようになっていた。
久しぶりにバスに乗ること40分、とある大学の心理臨床センターへ…。
2週間ごとに通っているカウンセリングの日だ。
本当は前日から腹痛が続いており、睡眠時間が3時間を切っていたこともあって、お昼過ぎまではどうしようもない眠気に襲われ、会社の上司への(業務上の)連絡もできず、ただうずくまるばかりだった。
バスのダイヤの都合もあり、大抵は予約時間の30分前くらいには到着する。
待合室で待機ができるので、Instagramを徘徊したり、持参したkindleで本を読むも、やっぱりお腹が痛い…。
そうこうしている内に、約束の時間になり、カウンセラーと助手の方と一緒にカウンセリング室へ向かった。
ここ最近の体調を案じてくださり、話を挟みながらもその瞬間に感じている体調についても尋ねてくださった。
過去に従事していた仕事に関するトラウマ化している悩み、休職直前に行っていた仕事についてなど、50分の時間の中でも多岐に渡る話をした。
腹痛も無いわけではないのだが、話しているうちに、いつの間にか痛みがやってきては引いていく。
家族以外の人と会話をする機会がなかなかない私にとって、カウンセリングの時間は幸せを感じる一コマであり、一時的であっても身体の不調を吹き飛ばしてくれているようだ。
その後も主治医から診断書の授受で上司と会う約束をしており、軽い腹痛の中、温かい紅茶を飲みながら、最初こそ気まずい空気感であったものが、気づいたら、こちらから最近の気付きや読んでいる本の話を始めていた。
"話す"ことは"放つ"こと、なんていう言葉をどこかで聞いたことがある。
その言葉の意味するところをはっきりと理解はしていないが、誰かと話をすることで頭の整理をし、相手の反応を受けながら再考し、また新たな考えを生み出したり、視野を広げたりしていくようなものなんだと思う。
職場にいても社内の人間関係が悪く人と話せなかった時期も長かったが、やはり引きこもり生活にもなると口を開く回数もかなり減ってしまう。
人間という生き物は1日に1.2万回〜6万回の思考をし、その8割程度はネガティブな内容だという話もあるようだが、考えていることを話すことで、頭の中にある感情(ネガティブなものを含めて)を放つことは、脳内の無駄なメモリーを減らすことにも役立っているようにも感じられた。
こうやってブログとして文章を書いてみることも、きっとその一環なんだろう。
特に執筆ペースを決めているわけではないが、これを読んでくださっている方々への感謝の気持ちを持ちながら、自分の頭の中をアウトプットすることもやっていこうと思う。
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