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どうも,国際寮に住んでる日本人です

記事を開いてくださり、ありがとうございます。

自己紹介にも書きましたが、私は大学の国際寮に住んでいます。
そんな普通の大学生があまり過ごせない日常について残しておこうと、本記事を執筆します。


国際寮とは

国際寮とは大学が管理する留学生が住む寮です。
50以上の国と地域から約130人以上の留学生が暮らす大きな寮です。一人一人部屋があり、
・キッチン
・シャワー(風呂はなし)
・掃除機やアイロンといった備品
・洗濯機&乾燥機
を共同で使う形になっています。

部屋

また、ビリヤードや卓球台、コモンスペースが自由に使え、寮生同士で遊ぶことも多いです。
さらに月一回イベントを開催しており、親睦を深めています。

バザーイベント

RM(レジデンタルメンター)とは

「なんで日本人が住んでいるの?」と思われたかも知れません。
私はRM(レジデンタルメンター)として留学生の行政手続きの手伝いや、寮の運営、非常時の対応等をする代わりに安く住まわせてもらえるという制度を使っています。

日本人が住むにはRMになる必要があり、面接等で選抜された10〜15名が住む権利を得られます。

寮の運営でも各階のルールの制定や悩みの相談だけでなく、月一回のイベント開催から地域の方との交流といった部分まで様々です。

国際寮に住むメリット

留学生と友達になれる

国際寮に住むメリットはなんといっても〈留学生と友達になれる〉ではないでしょうか。
寮の日本人は10〜15名なので、130人の留学生と比べると、圧倒的に少ないですね。

特に一つ屋根の下で共同生活するとなると、やはり仲良くならざるを得ないです。
私は寮に入って友達の約半分が留学生になりました。

また、ほとんどの寮生は半年から2年をめどに暮らしますが、1ヶ月程度の短期留学生も入寮してくれます。
そのため、本当に多くの留学生と友達になることができます。
日本での思い出を一緒に作りに行ったり、逆に母国のお土産をいっぱいもらったり、、、その後も続いていく関係が作られます

スピーキング力が上がる

寮の共通言語は英語です。何をするにしても英語をしゃべる必要があります。
例えば料理をするとなると、必ずキッチンという共有スペースに行く必要があります。キッチンには大体誰かがいて、絶対英語を喋らないといけません。

もちろん無言もいいですが、日本の文化とは違ってすれ違うと必ず挨拶やたわいもない話をするので、自ずとスピーキング力が上がっていきます。

私自身、入寮前はまさに受験英語の塊で、しゃべることが苦手でしたが、今は1人で海外で暮らせるレベルの英語にはなっているんじゃないでしょうか…

人に興味を持ってもらえる

(お相手)「どこ住んでるの?」
(わたし)「実は国際寮に住んでるんですよ〜」
(お相手)「なにそれ!どうゆうこと?」

という感じで、話がどんどん広がっていきます。珍しい話題なので興味を持ってもらいやすいし、顔を覚えてくださるきっかけにもなります。

また、寮に住んでいる・留学生の友達が多いという理由で国際系のバイトや依頼をいただくことも多くなりました。

国際寮に住むデメリット

潔癖・1人好きには辛い

潔癖症の方、人と関わるのが苦手な方には辛いかも知れません。
例えばシャワーは共有なので無理な人は無理ですね。キッチンも共用なので、油やスパイスが飛びちっていたり水浸しになってたり、勝手にスポンジ使われてたり…
気になる人は嫌ですね。
「これはこれでおもろい!」と思える人が向いています。

これですごい綺麗な時のキッチン

また、生活するには必ず共用スペースに行く必要があり、「絶対誰かおるやーん」と行くのが憚られたりもします。
また何も喋らなかったら気まずいので、おしゃべりが好きでなかったら辛いかも知れません。

たまに治安悪

寮によると思いますが、たまに治安悪いです。日本ですが日本じゃないと思って過ごした方がいいですね。
例えば夜すごいはしゃいでいたり、勝手にものがなくなったり使われていたりということでしょうか。
ただ、正味日本なんで命に関わるとかは全くないですし、「おいおいっ、またやってんのかよっ⭐︎」くらいで考えられるのなら大丈夫!

私の場合、最近はしゃもじがなくなりました。
(誰がしゃもじいるねん!?いいけど。)

国際寮だから味わえること!

夜中まで遊べる

テスト明けは、夜明けまでトランプしているみたいなこともあります。
夜ご飯までビリヤード→一緒にご飯作って食べる→その後夜中まで部屋でカードゲームするみたいな流れです。
寮じゃないとできません(?)

色んな国の料理が食べられる

友達の作っている料理をみて「何作ってるの〜?」から会話が始まり、ちょこっと味見させてくれたり、料理を交換して食べたり。

留学生にご飯作ってもらった時の写真

キッチンには日本のスーパーでは見られない面白い調味料がたくさん転がっています。
・インド人の友達は家からスパイスを詰め詰めしたオリジナルスパイスボックスを持ってきている
・中国の友達は臭いの独特な(正直くさいです。その後のキッチンは「もー絶対食べたやん〜」みたいな匂いがします)螺蛳粉(ルオスーフェン)を食べている
・どこで買ったん?!と突っ込みたくなるアラビア語パケのなにか

スパイスボックス

独特の習慣を知ることができる

イスラム系の友達は毎食、食前に小さな小さなコップみたいな片手鍋でティーをつくります。理由を聞きましたが、習慣だそうです。

またベジタリアン食の友達もいるので、食べる時には何が入っているのかこちらまでチェックする習慣がつきました。

まとめ

このように国際寮に住んでいると日本で普通に暮らしてたらわからなかっただろうことが、より密な経験を通して実感することができます。

そして留学生だけでなく他人に対して理解を示せるようになるのが良いところだと今のところ感じています!

以上で【どうも,国際寮に住んでいる日本人です】を終わります!
最後までありがとうございました

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