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【詩】ふわり


風に煽られ
途切れ途切れ ふわっと君に煽られて 
弾むリズミカルな魂と空気中で衝突して
ぱらぱら 崩れてく 目の前のセ界
移り気な色が変わってく

祈りを捧げてみつつ
君に愛の歌を送ってみた
鼻歌を飛ばしながら 舗道を泳いで
ばしゃばしゃって 隠してたヒレが出る

炉端に停めた自転車が足を引っ張った
悲痛な叫びなんて 夜の空にさえ響かない
鴉に頼んだら、あっさり振られた

悲愴感ってね わからないんだ
僕は、大して偉くも何も無くて
唯一の縛るコード類を束ねてみたら
ぐるぐると僕らを食い尽くすんだ

そこで待ってりゃ、すぐ来るさ
それって、誰の言葉?

狡くたって仕方無いかも、なんてね
じゃじゃ馬に混じって 圧死しちゃって
馬鹿みたいな人生だったって 最後の意気込み

緩やかな逃避と
静かな闘志に押し上げられて
僕はビニール袋に飼われている

我慢なんて要らないよ
酸素を吸うことに許可なんている?
考え出したら止まらない

突然の悪夢に脅かされ
肩を揺さぶられる なんにも知らない僕らが
知ったかぶって語る夢は

騙る
素晴らしいキモチをね

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