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20年前の文系大学生の1日のルーティン by IT系のおっさん

どうも~!IT系のおっさんです。先日、仕事の日のルーティンを書いたので、これの20年前のバージョン、行ってみたいと思います。それでは、行きましょう!

7:30

目覚めると、四畳半です。格子にすりガラスが入った引き戸を引くと、廊下になっていて、目の前にトイレのドアと、左手に流しがあります。トイレに行って出て、流しで手と顔を洗います。そして、やや急な階段を降りると、おばちゃんが居て、朝食の支度をしています。既に食べてる先輩も居ます。小さいテレビが置いてあるので、それに向かって私も着席し、トーストを食べます。目玉焼きもあったりしますし、トーストーにマーガリンやはちみつを塗っても良いです。私は、はちみつを塗ることが多かったかな。コーヒーも飲みます。クリープじゃなくて牛乳を入れるのは、この頃からです。おばちゃんが、牛乳を入れられるよう、机の上に出して置いてますから。。

8:00

私が食べ終わって、上の部屋に戻る頃に隣の部屋のやつが、歩いてはいるけど、半分寝てるような感じで、壁にぶつかりながらドタドタ起きてきて、すれ違うのがいつものパターンです。

8:30

準備が完了して、自転車で出かけます。さっき階段ですれ違ったやつも一緒です。通称「緑道」と呼ばれる道を自転車で抜けていきます。急いでる時は、それと並行する普通の道路を行きます。自転車はいつも市民センターみたいな所のわきに停めてた気がしますが、そういや、あそこ、自転車だらけでしたね。回収されないので、みんな停めてたと思いますが、あまりよろしくない状況だと思います。

8:45

市民センターから少し歩いて、大学に到着です。

9:00

まず、英語の授業です。英語は、そのさっきすれ違ったやつのチョイスで取ることになったわけですが、結構エグイ授業でした。映画のセリフを覚えてきて、役者になり切ってしゃべる、というやつです。しかも、配役を決めるのではなくて、全員が全てのセリフを覚えないといけません。無理ゲー過ぎじゃないですか?ちなみに、この映画です。(クリックするとYouTubeで見れます。)

いや~、観たことない映画で、エンディングを知らないまま最後まで見た時は、ちょっと感動しました。このエグさを抜けた最後にふさわしい終わりでした。今でもちょっと思い出します。

10:45

そして、2限です。2限でよくあった講義ってなんだっけ。。社会科学系の何かなんですが、ん~、なんか、眠い内容のが多かった気がします。たぶん、どういう問題意識でそれを考えることに至ったのか?っていう、根本的な所を先に聴けたほうが良かったですね。正直、おれにとってはどうでもいい、それの何が問題なの?っていう感じです。

「なんちゃら概論」とか「○○学基礎」みたいな名前の講義であっても、全体を均質なクオリティでまんべんなくやれてる先生とか、まず居なかったと思います。それよりも、自分の専門領域を具体例にしながら、というか、ほぼそればっかりしゃべってる感じです。全然概論でも基礎でもないです。要するに先生の研究室のリクルート活動みたいなもんです。理系だと、もうちょっと積み上げスタイルなんでしょうが、文系で、経済学でも法律学でもない講義って、結構アバウトなんですよね~。高校の延長のようなスタイルで「お勉強」をしに来てるのだったら、文系では経済学か法律学を専門にしたほうがいいと思います。

当時はインターネットの活用が始まりかけてはいましたが、レジュメをネットで配布してる先生は少なかったです。というわけで、画面に映ってるパワポをノートに写経したり、少し気が利いてる人は、デジカメでそのまま撮影して保存したりとかしてました。PCを持ち込んで、ワードに写経してる人も居ました。それパワポで配ればいいじゃん、って今となっては思いますが、基本、写経がメインの高校生上がりのため、飼いならされていて、さほど違和感を感じませんでした。ただ、やたらパワポをガンガン飛ばしながら説明する先生の授業では、これは無理だって悟りました。あ、プリントにして配ってくれてる先生も居ましたよ。今だとPDFでいいし、オンラインだと実際そうなってるでしょうけどね。

12:15

お昼休みです。学食が、ちょっと気の利いた所があって、そこでよく食べてましたね。よく食べてたのは、キーマカレーかな。違う種類のカレーを半分ずつ食べれる、みたいなのがあったと思います。値段はいくらだったかな。学外よりも安かったと思います。生協価格です。内装も落ち着いたウッディな感じで良かったです。ただ、そこ以外は、結構、殺伐としてましたね。あ、もちろん、ぼっちです。ぼっち飯は高校1年からずっとです。20年後の今に至るまでずっとそうです。たまに絡んでくる人が居て、相席してることはありましたけど。。他の人とメシを食うことが、自分には違和感があるのかも。。

13:00

第3限です。何やってたかな~。法律関係が多かったかな。法律の講義になると、体系立ってる部分は出て来るので、幾分見通しは良くなります。AならばB、BならばC、であれば、AならC、とかとか。。原則はこうなんだけど、例外はこう、今回のケースでは一見原則に従ってるようなんだけど、云々かんぬん。。今回のケースでは判事が新たな基準を持ち出してきて、これを使って、得られる便益を比較することによって、こういう判断がなされた。また、この基準は○○基準と呼ばれ、その後も採用されることになっている、とかとか。。そういう感じです。面白そうですか?今、思えば地獄ですね。

14:45

第4限です。4限は、フランス語の授業かな?なんか髪型が独特な先生で、ユーモアを交えながらやってる感じ。。

フランス語の発音は「R」が特徴的だけど、私の理解としては、もし、この発音が分からなければ、「R」じゃなくて「γ(ガンマ)」だと思えば、割と近いかも。たぶん、ガンマはRの元になったやつだし、連想もしやすいでしょう。だから、読み方としては、ガギグゲゴが近くなる。ただ、タンを吐き出すような音が正解。。とは言え、唾は絡まないので、吐き出そうにも吐き出すものが無い感じ。。

あと、フランス語は、英語に比べると、ちょっと間抜けな印象の音な気がした。やっぱ、英語やドイツ語だと、北方の言語なわけで、寒い地方だとなるべく冷たい空気が口に入らないように子音を使った言葉が多くなるから、キビキビした感じになるんだと思う。それが、南方の言語になると、寒くないので、大きく口を開けることにより、母音が多くなるから、それが間抜けな感触を生み出す元なのかな、と。それで行くと、イタリア語、スペイン、ポルトガル語とかは、もっと間抜けな感じがする。つまり、アメリカ人が聞いたら、日本語も同様に母音が多いから間抜けに聞こえてるんじゃないかな?

さてさて、フランス語を第2外国語として勉強してはいたんですが、世界貿易センターに飛行機が突っ込んだあたりから「自分は、これを覚えても、そもそもが使う場面無いかも?」って思い始めた感じです。だって、良かれと思って、海外に出て行って、ビジネスやら公共事業やら、なんやかんやとやってたら、実はそれが気に食わない人たちが大勢居るって話ですから。。あの事件はそういう意味だと理解しました。

16:30

第5限です。。経済学のお時間です。IS/LM分析とか、操業停止点とか、なんか、そういうやつ。。ISの「I」は確か、Investment(投資)です。でも、「投資」って言った時の言葉の定義が、当時は、先生と自分で違ってた気がする。自分としては、もやっとしてた。。そもそも、株式会社の仕組みも分かってないし、モヤモヤしてて当然ではありますね。そういう感じで、言葉の定義が曖昧なまま次々と一見聞いたことあるような言葉が出て来て、実はそれに割とカッチリした定義があったりして、それが分かってる体(てい)でやってるので、ずっとモヤモヤしてる感じ。そういう感じかな。経済学部とかで、フルにやってる人は、そのへん、結構解消された上で卒業できたんじゃないかとは思うけど、一般教養的にやってる立場だと、微妙になりますね。

あ、あと、特にマクロ経済学だと「モデル」って出て来るじゃないですか。つまり、リアルの世界は複雑怪奇だけど、それを超絶単純化して考えやすくしたものです。だから、その超絶単純なモデルを前提にしている時のみ、成り立つであろう話をずっとしているので、こんなのリアルじゃ、ありえないでしょ?みたいになります。でも、経済学をずっとやってると、徐々にモデルを複雑化していって、リアルに近づいていくみたいです。でも、一般教養的にちょっとだけやった人は、超絶単純な所しかやってないので、これマジ意味ねぇわ~、みたいになります。まぁ、経済学の入り口がどうなってるのか、ちょっとだけ知れるっていう話だと思えばいいのかもしれません。当時は「これって意味あるの?」って思ってましたけど。。

18:00

授業コンプリートです!ひゃっほ~い!という感じ、でしたが~、今にして思うと、マジで意味ないことばっかしてたなぁ、という感じです。今、自分がやってることに何の関係もない。

え?「自分も似たようなことしてる」って?いや、まぁ、それで充実してるっていうならイイんですが、毎日気絶しそうなくらい眠くて苦痛!とかだったら、それはイカンですなぁ。。今からIT系目指しましょう!やり方は、おっさんの過去記事にいっぱい書いてます!がんばりましょう!

18:30

寄り道もせず、帰宅完了!サークルも結局、入会金だけ払って、1回しか行ってないですからね!ぼっち最強~!

帰ったら、もうご飯の支度ができているので、また、テレビ見ながら食べる感じです。特に大学の話とかをする人も居ません。黙々とテレビ見ながら食べてるだけです。

19:00

食べ終わったので、風呂です。風呂は、共同で、別棟の1階奥にあります。で、入って、出ます。

19:30

何やってたかな~。ここのページを読んで来い!とか言う先生も居たり、もしくは、英語の授業で例のセリフ覚えて来い!とか、フランス語の授業で和訳作って来いとか言う先生も居たりするので、多少勉強はしてましたが、めちゃくちゃきついか?というと、そうでもなかったです。ただ、まともにやろうと思ったら、教科書とかバリバリ読んでないといけないんでしょうが、別に言われてない所を全部読まないと単位が取れないほどか?というと、そんなこともない、微妙な?適度な?感じです。

23:00

就寝。

おわりに

まだ、自分の部屋にテレビもパソコンも無い時代でした。パソコンは大学にあったので、使いたければ、帰りに使うことはできました。テレビは、おばちゃんがアンテナをちゃんと立ててないので、実は1階のテレビも半分砂嵐みたいなもんだったので、買って見るほどでもないなぁ、ってことで買ってませんでした。あ、パソコンはこの翌年買いました。テレビは翌々年です。

途中、経済系の学部に転部とかも考えてた時期もあります。実は合格はしてたんです。同じ大学の経済系のとこ。。でも、転部で行こうとすると、結構、大変なんですよね~。やり方調べてるうちに、心が折れました。それに、元々興味ないと思ってた所に、わざわざ苦労していくのも、バカバカしいじゃないですか。でも、今にして思えば、転部しておくべきでしたね。そしたら、夜な夜な、こんなブログを書いてるような暇な人では無かったかな。それはそれで、せかせかして、大変そうな人な気もしますが。。

マジでこの学部の勉強、意味ねぇわ!って気付いたそこのアナタ!経済系の学部に行けば、まだ、ちょっとマシですよ。それでITスキルもあれば、結構イイです!やってやりましょうよ!

ハイ!本日のお話は以上になります!それでは、また♪

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