銀行員はどんなスキルが身につくのか とぅっきー
【2024/10/9日更新】
こんにちは、とぅっきーです。
転職を考えている銀行員の方は数多いと感じるこの頃。
銀行員というキャリアについて私の認識している範囲でお話しようと思います。
銀行員はキャリアのスタートとして最適な職業だと思いますが、長く居続けると身につくスキルセットが限定されるため将来的には転職を想定した上で入社したほうが良いと私は考えます。
色々と不安があると思いますが、今回はこのあたりを知ることができる記事となっています。
結論から申し上げると、金融に関する浅く広い知識や、経営者とのコミュニケーション能力を身に付けることができます。
新卒で入るなら銀行員はキャリアとして良いです。
ただ、営業店勤務(支店勤務)が続くと、身に付くスキルが頭打ちになるため、オススメしません。
新卒で数年間修行するには、良い職業だということです。
筆者は2017年に新卒で銀行に入行し、その後事業再生コンサルを経て、
ある事業会社の社長直下でM&A、そして現在では起業し会社を経営しています。
銀行で培った基礎スキルを元に、自分のキャリアを作っていけたということです。
あたりかなと思いますが、
本記事を読むことで、銀行員として磨かれるスキルを把握し、自信のキャリア形成の方向性をより明確にすることができます。
こちらにも詳しく解説をしておりますので、ご参考にしてください。
筆者の経歴
銀行員からキャリアをスタートし、現在はスタートアップの代表をやっております。
別でM&Aを中小企業のオーナー向けに教える事業もやっており、幅広く活動ができております。
生成AIに関する書籍を商業出版したりと銀行員にずっといたら実現しえないことがたくさんできています。
早速ですが、銀行員のメリット・デメリットからお話していきます!
銀行員のメリット
これどういうことかというと、法人企業を50社ほど担当しますが、当然融資が発生する先は実態把握が必要です。
何を仕入れてどこへ販売しているのか。在庫はどのくらいあるのか。そもそも本当にあるのか、実際に工場へ見にいくこともあります。
強み弱みを把握することも大事。
この企業の主力商品や独自の技術を実際にみることで自分の中に知識としてストックされていきます。
横に広い知識を身に着けることで新規先を営業する際にも役に立ちます。
新規先との取引開始はビジネスマッチングから始まるケースが多いので、ビジネスについて知っておくと営業に使えます。
業界が同じであれば基本的に同じ課題を共有しています。
その知見があれば、先方からの重宝されることもあるのです。
まず銀行員としてはこれですよね!
決算書を読めなければ何もできません。
先方からの信頼も得られないですし、融資の検証もできません。
少なくとも貸借対照表と損益計算書、キャッシュフロー表は読めるのが大前提です。
しかしご安心ください。これらは研修でみっちりやりますし、日常業務で毎日見るので、自然に身につきます。
世の中意外と決算書読めない人多いですよね。
自営業の人でもなんとなく読んでいる人いると思います!
決算書が読めれば、自分で事業をやるときにも確実に役に立つでしょう。
多くの方がPL,BS,CFの財務3表の流れを理解していません。(実は不勉強な銀行員も多いです)
お金の流れをしっかり理解することで顧客がいつ資金が必要になるのかを読むことができるようになるでしょう!
もし、CF計算書を自身で作れるようになりたいという強い気持ちがある方はこちらでその方法を紹介しています。
こちらは他にないくらい具体的かつ実践的な説明をしているのでオススメです。恐縮ながら有料とさせていただいております。
今は本一冊以下の値段なので、かなりお得かと思います!
銀行業務は実はかなり幅広いです。
資金調達以外にも資産運用、事業承継対策、福利厚生、事業戦略など、ほぼ企業活動において全ての領域に提案することが可能です。
資産運用であれば、投資信託や外貨預金、グループの証券会社を使えば株式も提案できます。
事業承継なら保険、リース、不動産、遺言信託と様々な提案。ときには組織再編による対策も提案するなど、企業組織を抜本的に変更する提案も検討します。
福利厚生なら企業型DC、事業戦略ならビジネスマッチングによる販路拡大など本当になんでも提案できますよ!
これらにいやでも触れるため、浅く広く知識が身につきます。
個人的にこれが私が銀行を選んだ大きな理由です。
こんなことできる仕事って少なくないですか?
人材採用なら人事部長、商社なら仕入販売担当、広告なら 広報担当など
なんとなく決まってますよね。
当然銀行も経理との会話することもありますが、どちらかと言えばオーナーと直接話すことが多いです。
それは銀行は基本的に資金調達の窓口です。結局、人材採用も仕入販売も広告も全て財務戦略の範囲内で行います。
その意思決定者は社長ですよね。
また社長は会社に対する強い思い入れもあり、会社を建てた経緯、人生観など大変勉強になることが多いです。
これを新卒から肌で感じられるってとても魅力的じゃないですか?
私の意見なのであしからず。
銀行員のデメリット
まさにこれです。確かに浅く広く学べますが、これにより外部で活躍できるようになりません。
これは自社の基盤を生かして提案するための知識であって自社の基盤がなくなれば、何もできないのです。
本部の専門セクションである専門スキルを身につければどこかで生かせるかもしれないですが、
支店業務で同じ営業職につけるのが関の山です。
いやいや銀行員だから経理とか財務のポジションにもつけるんじゃないのと思うかもしれないですが、銀行員は実は経理事務は苦手です。
銀行員は決算書を自動で財務諸表にまとめる機械に読み込みさせてから読んでいるため、そもそも決算書を作成する機会はないのです。
だから使い辛い。。
経理業務を行うのであれば、少なくとも簿記二級の知識レベルは必要です。
知り合いの銀行員に簿記二級をもってるかどうか聞いてみてください。
もってない人が多いので。。
もちろんですが、これから銀行に入行する新入社員の方にもおすすめです。
むしろ新入行員で簿記2級をもっていれば、同期よりもロケットスタートを切れていると思っていただいて良いです
当然優れた営業マンが今まで何もなかった先から実績を計上することもあります。
しかし、多くの場合は良い企業を担当すれば毎年資金需要があり、恒常的に実績をあげることができるのも事実。
つまり優秀な人は支店内での上司へのアピールをすることで良い担当先をもらうことが実績をあげる上での重要ポイントなのです。
これは本当です。私もこれで良い先を任され、大口の実績を計上したことがあります。
銀行員はとても営業も大変ですが、事務作業も実はかなり多いです。
その事務作業をはやく正確にこなせる人間が組織内では重宝されます。
何度もいいますが、当然営業を頑張れば、思いも寄らない大きな実績をあげることもできますので、安心してください。
これは就活の時点で言われますが、残念ながら本当です。
私もかなり追い詰められました。一年目から二年目まで個室に一時間半軟禁され、ひたすらに罵倒される。これが週に一回はありました。
私の周りでも精神を病んでいく人が多くいました。女性の方で肌荒れが激しいなぁと思っていたら裏でかなり叱責されていたなどいろいろです。
基本的に暇な時間はありません。
これを乗り切ればあなたはストレス耐性があるということでさらに多くの仕事を任されることでしょう!笑
これが銀行員の最大のリスクだと個人的には思っています。
筆者が銀行員だった頃、「この人があんな支店に?!」と思うことが多々ありました。
仕事もできる方でしたが、支店長との折り合いが悪く、希望の部署どころかむしろ出世コースから外されるような支店に飛ばされていました。
もちろん、なかには「希望する部署に行かせてくれないなら転職する!」と強気にでた結果、しっかりと希望通りの異動を手に入れる人もいますがそれは少数です。
銀行では奇抜な行動や発言をすると人事評価に響くおそれがあるため、恐れて言えません。
それは良いことであっても支店長の反感を買うなら発言すべきではないという銀行員ならではの暗黙のルールがあります。
銀行員の方であれば、自然に使っていると思いますが
お仕えするってどこの宮仕えの方ですか?w
そんな非常識な世界の銀行では人事異動も理不尽なケースがあるのです。
これも大きなデメリットですね。
最後に
どうでしたか。
私はこのデメリットがあってもメリットの方がキャリア的には大きいと思います。
海外経験も志願すればつめる環境ですし、福利厚生も充実している。給料も安定しており、資格取得も援助してくれます。
他の職種では、いきなり社長とやり取りする経験を持てないことが多いので、若いうちに修行するにはもってこいの環境ではないでしょうか。
先を見据えながら今どんなスキルを銀行員として吸収し、今後のキャリアにどう活かすかを考えることが最も大事なのです。
私も今の時間を無駄にせず、私が志向するキャリアを後悔ないように歩みます。
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