「お葬式で笑ってしまう」人へ♡

♡今回はこのご質問にお答えするよ♡

というわけで、ブログでお返事させていただきます。

まず、結論から先に言うね。
あのね、お葬式で笑ってしまう人は、
「とても緊張している状態」なんだって。
笑ってはいけない場面、例えば、
誰かに説教されている時とかもそうだし、
今笑ってしまっては不謹慎だ！っていう時とかに、
だめだだめだって思うほど、笑ってしまう。
それは、不安や恐怖が高まっているから、
ストレスがピークになって、笑ってしまうんだって。
楽しくて面白くて笑っているわけじゃないんだよね？
涙、って書いてあるから、気にしてるんだよね。

わたしが病名とか診断みたいなことを言うのは、
とてもいけないことだと思うから、
こんな例もあるんだって、というくらいに、
聞き流しておいてほしいのだけど、
「失笑恐怖症」という恐怖症があるんだって。
対人恐怖症の一種らしい。
そもそも、人が深刻にしている場面が、
その雰囲気が、とても怖いんじゃないかな。
だけど、そこに居ないといけなくて、
でも耐えられなくて、ストレスと恐怖によって、
体が「笑い」を繰り出してしまう。みたいな。

だから、お葬式で笑ってしまう、っていう反応は、
すごく不謹慎でいけないことだとは思うんだけど、
あまりにもそのお葬式がショックだったり、
お葬式の雰囲気とか、人の死というものが怖かったり、
居た堪れなくなると、「笑い」が発動して、
自分を守ろうとしたり、回避しようとするのかもだね。

体には、心理には、そのような「回避の仕方」がある、
という情報を知ると、少し、気持ちが楽になるのかもしれない。
笑ってしまいそうになった時、自分のことを、
「不謹慎で我慢の出来ない人間だ」って責める前に、
「もしかしたら今、わたし、怯えてる？」とか、
「今、わたし、それほどまでにストレスを感じてるのね」
って、自分の状態を、確認して、
あんまりにも辛ければ、その場を少し離れるとか、
まずは、無理に笑いを止めなきゃあって焦るより、
自分が、深呼吸だね。そういう時の「笑い」は、
怖い時に起こる、しゃっくりみたいなものなのかなあ…。
しゃっくり？ひゃっくり？

でね、その、わたしとお客さんとのエピソードも、
何か参考になるかもしれないから、書いておくね。

わたしが占い師をやっていた時のこと。
わざわざ海外からいらしてくださった男性のお客さんから、
海外と日本の遠距離恋愛の相談を受けていた時に、
なぜだか、わたしがどうしても笑いが止まらなくなって、
失礼だとわかっていながらも、本当にどうしようもなくて、
取り憑かれたかのように、笑いが止まらなくなって、
とてもじゃないけど占いが出来なくて、
息すら出来ない状態になってね…。
その時のご相談はもちろん笑いとは関係のない内容で、
恐怖を感じるような心当たりもなかったのだけど、
たぶんわたしがパニック障害を発症し始めてる頃で、
わたし自身のコンディションが良くなかったんだと思う。
そのお客さんがね、とても紳士的な方で、怒らずに、
「もしかしたら、あなたは、緊張しているのでは？」と、
気付いてくれてね。お葬式で笑っちゃうタイプでしょ？と。
そして、わたしのこと、心配してくれて、
過呼吸の応急処置みたいに、助けてくれて。
お客さんの前でこんな状態になってしまって、
占い師として失格かと思うけど、でも、
呼吸を落ちつけてからは、もう一度、
丁寧にきちんと占わせていただきました。
その方、その後しばらくしてからまたご連絡をくれて、
「あの時の占い、当たっていたのでお礼がしたい」
と言ってくれてね、あんなにご迷惑を掛けたのに、
お役には立てたんだ…って思えて、すごく、嬉しかったよ。
とても温かい方で、このことは、忘れられないよ。

もしね、何か気になる笑い方をしている人がいたら、
このような「発作」を起こしてしまっているのかもしれない。
笑ってしまう癖がない方でも、もし、
このような笑い方をする人を見つけたら、
まずは、怒ったり注意したり厳しくする前に、
呼吸を落ち着かせて緊張を解いてあげてほしい。
社会では、そうもいかないだろうけど、
ひきつるほどの、息が出来ないほどの、
意思とは違う方向へ行ってしまう場違いな「笑い」には、
何か極度のストレスが、隠れている可能性があるから、
怒ってやめさせようとしても、もっと、
緊張してひどくなってしまう場合があるかもしれない。

わたしの笑い発作は、たびたび起きた時期があって、
それはだいたい、男性の前で起こることが多かったよ。
男性とふたりきりになった時、目の前で向き合った時。
自分がお店やさんで、相手がお客さん、みたいな、
責任を持って真面目に応対しないといけない場面とか。
旦那さんじゃない男性との接触がほとんどなかったからかなあ？
ものすごく、緊張してしまう。今でもそうよ。
でも、もう、笑いは起こらなくなったかなあ。
本当に楽しい時に、心から笑える生活が出来るようになって、
適切な場面で思いっ切り笑うようになってからは、
変な時に笑いが発動するていうことはなくなったと思う。

たぶん、本当に笑いたい時には笑えず、
（笑いたくなるような出来事が起こらないとか、
笑える気分になれないことばっかり、とか）
笑ったらいけないような緊張することばっかりで、
何かとっても抑圧されていたり、そういう背景があるから、
とんでもない時に思ってもいない感情が噴き出してしまう、
「笑い発作」が起きるんだと思う。

逆にさ、あなた、全然怒るべきところじゃない場面で、
なんか急に怒り出しちゃったりとかしてない？
もしかしたら、普段の生活の中で、何らかの、
感情を押し殺したり、気持ちを我慢したりしていて、
適切な感情表現が出来なくなってしまっているのかも。
心と体が、あまりのストレスに、
あべこべになってしまっているのかも。

わたしはお医者さんでもないし専門家でもないから、
やたらなことは言えないし、知識も何もないから、
何もわからずにこんな話をしてしまって、ごめんだけど、
どうか無理をしないで、本当に辛かったら、
無理そうだったら、そっと席を外そう…。
そして、深呼吸して、体をリラックス、だよ。

うまく感情が調整出来なくても、あまり自分を責めないでね。
そして、普段から、本当に楽しい時に、
思いっ切り笑って、発散しておこう。
本当に心から笑えることが、あなたに起こりますように。

カーリーチェン  より
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