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Musical

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ベルギーの大学でミュージカルをやりました。演技して、表現して、エネルギーを交換しているうちに、自分が開いていました。
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ミュージカルのあと

フランス語、オランダ語、帰化コース、ミュージカル、大学院の授業、家族の訪問。すべてが同時に終わった。 私はまるで、部活を引退した受験生のようになりながら、空いた時間に予定を入れていった。 歯医者年に一度クリーニングに行っているので、そろそろ行く時期だよな、口なのでミュージカルのあとに行こうと思っていた。 ただし歯医者は予測できないところがちょっと怖い上に、ここはベルギーである。英語のできるところで保険のきくところを探さねばならない。しかも予約が電話のみで抵抗もあった。 行

ミュージカル2日目

2日目のMusicalからafter party/打ち上げまで、盛りだくさんの楽しい一日だった。 幸せすぎて叫びたい。なんなんだこれはーーっ!!! Morning2日目のあと、いわゆる打ち上げ、afterpartyがあることはわかっていたし、暑かったので少しおしゃれなdressを着て行った。メイクは初日とほぼ同じ、アイシャドーペンだけ色を変えた。 道すがらhousemateとすれ違い、服をほめてくれた。 「ところで…家の前にdog poopが落ちているから」 「わかった…

ミュージカル初日

Musical初日でした。 一夜明けても、幸せだーーー!!! At home前日はパニックや不安もあったが、夜が明けて、当日は落ち着いていた。 私は本番に強い。 集合は夕方だった。Dutch classがあると思っていたのだが、前日に終わっていたので、洗濯をして、楽しくメイクをして出かける。 メイクは今は一切しないけど、昔ははまっていたので、一通りはできる。 "My one concession to my previous existence." というせりふがあるの

Final Week Rehearsal

現実世界に一歩入った私は、私として生きて行くことにした。 いままで眺めていた世界に、一歩踏み出す。私も当事者になる。 だからって何があるわけじゃないけど、私はとても軽くワクワクしている。まわりを見て合わせるんじゃなく、自分で好きにやっていい!発揮していい!と。 何より…dream school!が消えて、とても楽になった。良かった。 Final week Mondayいつも通りのrehearsalに行く前に、一歩前に出て、自分の形に入るイメージをした。入ろう。 そうして、

現実世界に入り込む 4/27

本気でやる… 前日からの思いを、どうしたらいいのか?と思っていた。 そうして、いつものように、Musicalに行った。 All day rehearsal朝一な上に、こんな心境だったけど、不思議といろんな人が声をかけてくれて、近くに来てくれた。吸い取ってくれようとしているのかな、やっぱり近くにいるのは気になっちゃうな、遠くに行ってほしい自分がいるな…と思いながら、なぜこの子は何も言わずに私の横に座っているんだろう…と不思議だった。 この日はdress rehearsalだ

パラレルワールド 4/26

朝、目が覚めて、このときのことが降りてきたので、書いた。 で、ここから書くことは、言うのもおこがましかったけれど、実は興味があった学校…とは言っても、学校そのものに興味があったのではなく、それに付随する何かがほしかったのだろう…という、よくある私の"名詞の夢"の話である。 Dream school家庭や学校の環境が悪く、自分のpotentialを活かしきれなかった、という感覚が長いことあった。もし何かが違っていたら、私は今もっといい場所にいるはずなのに、それに値するのに!

ロシアから母 4/23-24

Morning classFunny rehearsalの翌日は、morning classがあり、久々にcohort memberと会った。前日には心配していたものの、Class自体は問題なく、いやそれ以上に、予想外に良かった。時間がなくなったこともあってrushedだったのだが、同じtopicの子が話しかけてくれたりもし、"coffee or sandwich?"についていくことになった。 Coffeeそこでわかったのは、その場にいた2人が、internshipをすで

笑うと楽しくなる 4/22

Musical 2週間前あたりから、なんだか怒涛に変化があった。 Treat yourselfLeonidas outletに行ったり、chocolate tourをしたことで回復したのか、勉強しよう!動こう!という気分になっていた。普段、"やらなきゃいけないことがあるでしょー"と、自分を責めてしまうけれど、責めても結局やらなきゃいけないことはできない。ほかにやりたいことがあるなら、そうして遊んだりして、機が熟すのを待つほうがいいのかもしれない。 Dutch class先

Saturday rehearsal 4/13

Spring Break最後には、いわゆるリハーサル、通し練習が週末に始まった。 Rehearsalということで、まわりは緊張していた。過呼吸かな、大丈夫かな、と思う子も何人かいた。 私はといえば…1mmも緊張しなかったな、と気づく。なぜだろう?と思えば、ひとりじゃないからだと思う。演技はかけあいである。Energyを交換し合っていると言うこともできるかもしれない。反応を見せる。それも演じるということである。私はひとりで出て行くscenesが多いのだけど、すぐにほかの人がや

Musical Spring

入るまでも感動だったが、入ってからは毎週練習を重ね、まわりとも打ち解けていった。 Spring年内に、あるsceneの練習があり、"休み中にせりふを覚えてきてね"、と言われた。帰省中はあまり練習することなく過ぎてしまったが、休み明けexam periodのあとにも、少し時間があると言われていた。 そうしてSpring semesterになり、初日はAct 2のtable readだった。 久しぶりに仲間に会えてうれしいんだな、とつい笑顔になってしまう自分に思った。それから

大学のミュージカルに入りました

歌も演技も何の経験もないまま、大学のmusicalに入った。振り付けもオーケストラも学生がやっている、いわゆる部活やサークルというやつだ。 数か月前の私に、"ベルギーの大学でオーディション受けてミュージカルに入って、けっこう大きい役をもらって演技してるんだよ!"なんて言ったら、驚きとうれしさでとても幸せな気持ちになったであろう。笑 そんなこともあるのだ。 Open rehearsal引っ越してsemesterが始まるころ、バイトやら、大学の学生団体やら、いろんなものにsi