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Final Week Rehearsal

現実世界に一歩入った私は、私として生きて行くことにした。


いままで眺めていた世界に、一歩踏み出す。私も当事者になる。
だからって何があるわけじゃないけど、私はとても軽くワクワクしている。まわりを見て合わせるんじゃなく、自分で好きにやっていい!発揮していい!と。
何より…dream school!が消えて、とても楽になった。良かった。

Final week Monday

いつも通りのrehearsalに行く前に、一歩前に出て、自分の形に入るイメージをした。入ろう。
そうして、力も技術も持っている、と思い、warm-upsで声を出す。この日はいつもよりも楽しく、笑顔になっている自分に気づく。まわりも、いよいよ来週だからなのか、いつもより元気だった。楽しもう!という心意気を感じる。


ところで私は夫婦役で、妻役の子は何年もmusicalをやっている。
「週に3回練習しているものが、showsが終わっていきなりなくなると、empty nestにならない?」
「しばらくは変なかんじ。特に、勉強がないとね」
この子はgovernmentで働いて1年目で、家を買おうとしている。卒業しても続けられる、学生じゃなくても入れるmusicalだから、そんな子もいる。

この子は2日目は途中から参加になると聞いていた。それまではacting coachが代わりをやるらしい。
「ってことは、私はwifeが2人いるのね?」
「そうそう、若い方と年上と2人だよ(この子は28歳である)」
「そんなー、two beautiful wives, why not?」

ということで、この日のrehearsalの最後に、初めてacting coachと一緒にやったところ、くわれてしまった。苦笑
つまりは一瞬せりふを忘れた。見つけて戻ったけど。誰がやるかによって、同じ役でも、こんなに変わる。


そうして現実世界に一歩入ってrehearsalに行ってみると、いつもよりも断然楽しかった。これでいい。私は生きている。
今が幸せだ、からスタートする。それでいい。

練習が終わると、もうすぐ夏だな、と思うような気温だった。
家に帰っても、すぐにまたmusical songsを歌っていた。

Wednesday

友達のJazz concertに行きたいけど、練習なんだよなあ…と思っていたら、私が出る曲は先に練習が終わり、少し遅れて行くことができた。

Jazz concertは、musical musiciansよりも、はるかに上手かった。笑
見ながら、musicalのあとは、こうして誰かと音楽をやるのもいいかもしれないな、と考えていた。秋からほかの国に行くのだが、こういうmusic groupなら入ってもいいかもしれない。Classicよりも、jazzのほうが私の性格には合っているだろうし、これも楽しいかもしれない…musicalほどではないけれど。

私はこの友達のconcertに行くと、clipsを録って送ることにしている。この時に録っておいたので、この子がmusicalに来たときにも、録ってくれることになった。

Thursday

この日もrehearsalがあり、"coachesにみんなでgiftをあげようぜ"、という話になった。私はちょうど何かあげたいと思っていたところだったので、毎年恒例のことなのだ、と聞いて嬉しかった。

同時に、話の流れで、musicalの多くの子たちがsingleであることがわかった。めっちゃいい子でおしゃれなのに、いい男がいないの!って言っているとしたら嫌だなあ、Lesbian couplesもいるわけで、それでもいいじゃん、Aceでもいいじゃん、仲間だったらうれしいな、と思った。
私は自分はstraightだと思っていたのに、いまや誰かがstraightと聞くとがっかりするというのだから、不思議なものだ。

Saturday

そういうわけで、この週は4回rehearsalsがあった。
私は午前中にclassがあって、これも学期最後だった。唯一と言っていいほどのおもしろいclassなので、"良かった"、と伝え、cohortからも"Break a leg!", と言ってもらい、いい気分で向かった。

行ってみると、話しかけてくれた子がいた。
「私のせりふに笑ってくれてありがとう」
「だっておもしろいんだもん。Characterを、元々よりも良いものにしたよ」
そう言われて嬉しかった。自分でも笑顔になっているのがわかった。

Show datesが動いたため、来られなくなってしまったという元musicalの人々をaudienceに迎え、私たちはfinal rehearsalをした。この元な人とは共通のhousemateがいるので話しかけたところ、musicalを見たことでenergyをもらってハイテンションになっており、私もその調子で返した。
自分のenergyを演技で解放している、と思う。そしてまわりに反応して回しているので、feed off each other/audience's energyだから疲れないし、すぐに時間が過ぎる。楽器を弾くのでも、ひとりで歌うのでも、同じ効果は得られないだろう。

この日、board members, いわゆる運営側の子たちがみんなで一緒に帰って行くのを見て、練習を一緒にやって、一緒に帰って、一緒に住んで、運営していくという暮らし方は楽しいだろうな、と感じた。音楽をするにしても、これから私はひとりで部屋に籠るのではなく、外に出てみんなとenergyを交換しながら生きて行くべきだ。そんなphaseに来たのだ。

Sigh

この日、衣装替えについて相談したところ、なかなか大変で困ることを本番でしなければならないことになってしまい、不穏…と思いながら、雨の中帰った。
前回みんなに相談したときはそれでいいって言われたのに…一応確認のために彼女に伝えただけなのに…練習なのにバイト入れてその場にいなかったあんたが悪いんじゃん…ともあれ、やっぱりこの子に確認を取っておきたいと思ったし、言われたからには従うのである。

このacting coachとは最初からあまり相性が良くない。当たり所が悪いと、彼女のenergyを私が吸い取る形になり疲れてしまう。同時に、彼女がいるからこそ、musicalがきちんと回っている。普段からpressureを感じている子なんだろうと思う。

家に帰り、気分転換に何か違うことをしてから取り組もう、と思うものの、やはり気になってうまくいかない。
もうすぐ本番なのにどうしよう。衣装替え無茶すぎないだろうか。
自分のenergy levelが下がっているな~と感じながら部屋の外に出てみると、landlordの話し声がする。そうそう、下がっているときは、こういうものを引き寄せてしまうのだ(私はlandlordが好きではない)。彼と話していたhousemateに、"帰った???"と聞いて、まだいるというので部屋に戻る。その後洗濯をして、scriptを再び読んで録音する。そう、人数が少なくてせりふが多い時はいいのだが、大人数で私のせりふが少ないscenesは、どうにも忘れてしまう。このscenesのrehearsalsも、行かなかったり行けなかったりで、練習回数が少なかったんだろうな、と思う。

Too good to goを受け取りに行ったあと、Script以外やる気になれないのはなぜなのか書いてみたところ、色々ありすぎやねん!と出てきた。Dutch testだってあるし、家族だって来るし、ほかにもやらなきゃいけないことは山ほどあるし~と。
そうして書いたところで、そうだよね、混乱してるよね、I have a lot on my plate, と思えた。まずは受け止めることから。

Sunday concert

Musiciansの何人かがorchestraに入っていて、concertがあると言うので、musicalのみんなで行った。ちょっとおしゃれもした。
まずは子供たちの発表会があった。Bastardization of culture, something about that was seriously wrongと思うような、いろんな国の曲を子供たちが歌っているのを見た。。。こういうの難しいよね。

そのあとじっとしていられない子供たちにイライラしながら、そして大人たちも怒りながらのconcertだった。音楽をやってきた(というか)私としては、まあ…なqualityだったわけだが、こういうものらしい。しつけられないと、子供ってこういうもんなんだな、と思う。Concertのあとには、会場の地下(これは大学の私たちがmusicalをする会場なのだけど)でdrinksを飲んで話した。

このあとは、もちろん、衣装替えや何やらを書いて、イメトレをして、覚えることにした。

Monday fold and nerves

Showの前日、プログラムを折る、というので行った。大人数はいらず、すぐに終わってしまったので、その後少し歩いて帰ってきた。このとき心はとても静かだった。

夜になると不安になり、マイクを渡したりする人たちと、色々last minuteな確認をしつつ、Too good to goをもらいに行った。明日持って行くのは、春巻になった。なんだかイライラして、緊張というか不安で、着替えもマイクも覚えられねえよ!とか、私着替え多すぎるんだよ!とか、いろんな不満が出てきた。これって依存で期待なんだよな~と思いながら、できることを復讐して寝た。

そうして翌日、本番を迎えた。

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