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Musical Spring

入るまでも感動だったが、入ってからは毎週練習を重ね、まわりとも打ち解けていった。


Spring

年内に、あるsceneの練習があり、"休み中にせりふを覚えてきてね"、と言われた。帰省中はあまり練習することなく過ぎてしまったが、休み明けexam periodのあとにも、少し時間があると言われていた。

そうしてSpring semesterになり、初日はAct 2のtable readだった。
久しぶりに仲間に会えてうれしいんだな、とつい笑顔になってしまう自分に思った。それから不思議とmusical peopleと仲良くなっていった。Weekend(合宿)に行ったことも大きかった。

Spring Break中には、costume fittingを兼ねたcraft dayに行って、musical songsをみんなで歌ったり踊ったりしながらダンボールを塗った。Workgroupsがあって、衣装やら道具やらそれぞれ分担をするのだけど(なんせ完全に学生主体だもんで)、私はmusic workgroupに入っており、musicians' rehearsalに参加した。楽器について聞いたり、私はピアノとフルートをやっていたのだ、と話したり、自然とやりやすく気が合った。

主役と話す

Musical Weekendが終わったあと、主役の子に話しかけてみた。思えばここがturning pointだったように思う。この子はとても演技がうまくておもしろく、演技のヒントを聞きたところ、

  • 男役なんてできないよ、って最初は思った

  • 役が聞きそうなPlaylistを作ってみた

  • 自分が役に近づくんじゃなく、役を自分に近づけてもいいってことに気づいた

と、教えてくれた上に、
「せりふ覚えてるよね!覚え方教えてよ」
と聞かれ、私は録音しているのだ、と答えた。ちなみにこの子も留学生で、そんな話もした。

Hey. How are you?
そう、こうやって話しかければいいのだった。アメリカ式に。長いこと忘れていたけれど。

この子はとても話しやすかったし、充実感もあった。何より、こんなにうまくやっている子も、最初は私と同じように男役なんてできないと思っていた、と知れてよかった。
家に帰り、私も自分の役が聞きそうな曲を聞いてみたり、せりふに出てくるものを調べて動画を見たりした。その後、この子と一緒のscenesは格段にやりやすくなった。

それまで私は、musicalの子たちとは通じないから…と思ってきた。年齢も離れているし、文化も違うし…と。Groupとしては好きだけど、友達になろうとは思わなかった。それでも、その子たちに興味がわいてきて開示したくなったり、私個人として興味を持って、質問をしてくれる子が現れたりした。

Announcement

そうしているうちに、Facebook eventが立ち上がり、いよいよhousematesにmusicalに来てね!と伝えることができた。私はこういうものを考えるのが好きなので(なんせcommunication majorですんで)、なんて言おうかな…と、長いこと考えてきたから、ようやく言えてよかった。

とはいえ、この子たちが来なくても構わないと思った。来たってstageから見えないし。来なくたって、気にする必要はない。私の価値とは一切関係ない。

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