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今日から頑張る日『2023.12.3』
「こんなにゆっくり出来るのも今しかないし、好きに動いたら?」
今日が終わる時。母に言われた。
私はこの言葉を、二十年近く言われている。
今日は髪を巻いてみた。
昨日も巻いて、今日も巻いて。
髪を40cm切って社会人になった私だが、今やボブから段々と伸びて、肩下10cmに到達している。二十二年間ロングで過ごしていたから髪を巻くのはお手の物だったけれど、髪を切ってからは鉄の棒を腕をくるくる回すことは無かった。
私は基本的にチョロいので、髪を巻いただけでテンションの上がり方が違う。
SNSで見たメイクを上手く自分に投影出来た時、唇がいつもより潤っている時、小指にしか入らなかった指輪が薬指へ移籍することが出来た時。
そんな小さなことで私はすぐに調子に乗れる。今日はまさに小さな幸せの繰り返しだった。
十二月も三日目になった。この日記を投稿している時にはもう四日目だ。
仕事を辞めてから、日記を書く度に「このままでいいのか」とスマホ画面に訴える私がいる。でもそれは日記を書いている時までで、一日なんてするすると過ぎて、日記に書いたことを反省し、次に生かすことは少ない。だからこうして、ちゃんとしなければと書いていても、数秒後数時間後の私が責任を負うことはない。
だから、今日から頑張ることにする。
明日の私が頑張れないなら、今日頑張ろう。
明日の自分は、今の自分ではなくて、その時その日の自分だ。別人格、他人だ。他人が前日にどんな反省をしたかなんて知ったこっちゃない。
それなら、今日の自分の目標は、今日達成しなくてはいけない。そして次の日になって、その日の自分がその日のために頑張る。
計画性の無い行動過ぎて、計画を立てる人にとってはなんだこいつと思われてるかもしれない。でも、自分にしか合わない生活スタイルというのもこの世にはある。私はそれを確立する。
明日の自分に任せない。
今日のことは今日の自分が頑張る。
朝型の生活になった方が良い気がして母に相談した。
これから就職した場合、ほとんどが朝起きて、昼働いて、夕方・夜に帰るように出来ているからだ。それに馴染めないと、仕事が出来ない。
「こんなにゆっくり出来るのも今しかないし、好きに動いたら?」
幼稚園の時。
学校に行くと忙しくなるから、二人でこんなにだらだら出来ないね、と言われた。
中学の時。
高校に行けば勉強が難しくなるから、二人でこんなにだらだら出来ないね、と言われた。
大学の時。
社会人になれば忙しくなって私とも話さなくなるから、二人でこんなにだらだら出来ないね、と言われた。
現在。
これから就職したら、二人でこんなにだらだら出来ないね、と言われた。
でも私はいつまで経ってもゆっくりしているしだらだらしているし母と話している。私にとって一番必要な時間だ。
でもそんな中でも、父は仕事をするし、母は家事をするし、地球は回っているし、私は生きている。生きるために、楽しく生きるために、今から頑張らなければならない。そう思うのだ。
明日にはきっと忘れてしまうから、今日の自分が楽しく生きられたことをここに記しておく。
万が一明日の自分がこれを見た時に「昨日の自分は楽しかったんだな」と思ってもらえるように。
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