![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/123180883/rectangle_large_type_2_068a2ebc610e531277e4a87360da930c.png?width=800)
吸い寄せられて『2023.11.30』
今日は映画を二本観た。
でも寝坊したので時間を変え、予定より遅く帰宅した。
どうしても観たかった一本目。
好きなYouTuberが動画で話していた本が気になり購入した時に、映画化が決まった。
読了した時に、この本の作者にこれから一生ついて行くと決めた私がいた。
小さい頃から日本のドラマが好きだった。生きている人間よりも死んだ人間の方が多いかと思うくらいの刑事ドラマから、ドキドキキュンキュンするような恋愛ドラマまで、たくさんの「映像」を観てきた。
だが大学に入ったくらいから、ドラマを観る機会が少なくなった。
忙しくなったのか、外出が増えたのか、リビングではなく自室で行動するようになったからなのか。理由は考えれば考えるほど生まれる。
最近は映像作品より、専ら文章を読んでいた。
文章の良さと映像の良さを知った。
文章の方が明らかに情報量が多い。実写化の難関はここに隠されているのだろう。登場人物の感情や、その行動に至るまでの事実が事細かに書かれている文章。自分で想像を膨らませたり、自分だったらこうするなどと他人事にさせることがない。疲れたら読むの止められるし。
だが、文章には読解力が必須になる。noteを見れているそこの貴方は、きっと読解力がある人だ。だから知らない世界に迷い込ませると思うが、人間が全員文章を読めるとは限らない。ユーモアや文章構成に関係なく、読めない人は読めない。だが映像は、何も考えていなくても「見る」だけなら可能なのだ。
私は一本目の映画を観て感じ、さらに本の世界を知りたくなった。
二作目は、家にギリギリ帰れるくらいに上映が終了する作品だった。だから選んだ。
出演している女優さんが好きで、観る気はあったが、如何せん私は「感動」と「驚き」が苦手だ。ボロボロと涙を流したり、心臓が縮み頭から離れない程の恐怖を味わうことがあまり好きでは無い。
今回の作品は、感動が詰まっていると予告で確信したからだ。
ボロ泣き。
私は感情が異常な程豊かなので、感動する映画は予告編だけでボロボロ泣けてしまう。
ダメだ、これから絶対泣けること言うわ、ほら言った、ああ悲しい。
繰り返した。
その時になんだか自分の感覚が嫌になる。泣いたり驚いたりすることがきっと悔しいのだ。目的通りに動かされるのに納得がいかないのだ。
でも内容が面白く、泣く映画も悪くないなと思ってしまった。
二本目の作品のエンドロールを観ていて気付いたことがある。
今日観た二作品、脚本家が同じだ。
どこかで観た脚本家さんだ、とは思ったが、三十分前に観た映画と同じだとは思わなかった。
俳優や原作が違えば、脚本家が同じでもこんなに違うものなのかと気付く。でもまとっている雰囲気や心の休まり具合は、素人の私から観て同じ感じがする。
私が好きな感じがする。
これから映画の感想を書こう。読書感想文程じゃなくて、鑑賞記念だ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?