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今日くらり|脚本と小説
2024年3月30日 23:56
先輩「今日俺全然寝てないわー」卓也「そうなんですか、どれくらいですか」先輩「三時間くらいかな、ずっと観ようと思ってリストに入れてたアニメ、観始めたら止まらなくてさ」先輩、前のめりになって話し始める。早紀「私の方が眠れてないのに」萌子「早紀」萌子、早紀の肩を叩いて睨む。早紀、静かに俯く。萌子「とんかつ定食二つ」店員「はい、とんかつ定食が」早紀「あ、とんかつ定食一つで、かけ
2024年3月20日 13:27
早紀「あ」萌子「何?」早紀「タピオカあるよ」萌子「えー?」早紀・萌子、メニューを眺める。早紀「頼む?」萌子「私パス。ほうじ茶ラテで」早紀「タピオカ黒糖ミルクで」店員「かしこまりました、番号札お持ちください」早紀・萌子、空いている席に座る。映画を観た後立ち寄ったカフェ。いかにも映えを狙ったメニューが並んでいる。少し空いた行列も、制服を着た女子か奇抜な髪色をした女子大生だけ
2024年3月13日 20:22
翔太「女性って、SNSのアカウント何個もあるって本当ですか」萌子「女だけじゃないでしょ、男もでしょ?」翔太「俺の友達にはいないと思いますよ。聞いたことないし」萌子「人に教えるやつは複数アカウントを作る資格ないね」翔太「え?」萌子「それ美味しかった?」萌子、翔太の皿に乗っている小さなチョコレートケーキを指さす。翔太「……あ、はい」萌子「じゃあ私も持って来よう」萌子、立ち上がる
2024年3月2日 20:48
萌子「落ち着いた?」早紀「すいません、ご迷惑お掛けして」萌子「全然。むしろごめんね、車の免許持ってたら「海でも行くか」って誘えるんだけど」早紀「振られた本人が運転しちゃって」萌子「しかもファミレス来ちゃって」夜10時。ファミリーレストラン。ハンバーグが有名なチェーン店。時間のせいか、客は少ない。入口から男性客3人が来て音が鳴り、店員が駆けつける。早紀・萌子、奥のテーブル席に座っ
2024年3月2日 00:21
翔太「なあ」早紀「ん?」翔太「好きな人、いる?」早紀「……高校生に戻りたくなったの?」翔太「え?」午後12時。大学の中庭。早紀・翔太、ベンチに座ってサンドイッチを食べている。早紀「修学旅行の夜的な」翔太「それって女子もやるの?」早紀「私はやったことないなー」翔太「皆が寝静まって、隣の仲良い友達から囁かれるやつ」早紀「ドラマとかコントでしか見たことない。しかも男子」翔