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今日くらり|脚本と小説
2024年1月30日 17:37
15時。社内の休憩室にはカップ式自動販売機が置いてあり、コーヒーの他にも様々な飲料が取り揃えてある。目の前に立っているのは萌子。何を買おうか悩んでいる。卓也、休憩室に入って来る。卓也「お疲れ」萌子「お疲れ様です」卓也は萌子の隣に立つ。萌子、卓也の結婚指輪を見つめる。卓也「何飲むの」萌子「悩んでるんで、先どうぞ」卓也「いいよ後で。休憩入ったばっかだから」萌子「いつも何飲
2024年1月29日 16:28
※「」会話、『』メッセージ昼時12時半。サラリーマンで賑わう定食屋のテーブル席で、早紀と萌子は人気メニューの「季節の焼き魚定食日替わり味噌汁付」を頼んでいた。周りの客もほとんどそのメニューを注文している。男1「あ」早紀は声が聞こえた右のテーブル席を見た。萌子は味噌汁の蓋を開けるのに苦戦している。サラリーマンが2人、30代後半くらいの男性と20代前半くらいの男性が座っている。
2024年1月28日 15:53
フードコートにいる卓也と翔太。平日夕方は、2人と同じ高校生と、午前中から居座るマダム達、仕事終わりのサラリーマンがいる。卓也「あ」テーブルに置いた呼び出しベルが鳴る。翔太「取ってくるよ」卓也「マジ?ありがとう」店に近い席に座っていた翔太がラーメンを持ってくる。翔太「おまたせしましたー」卓也「レンゲ2つ?」翔太「うん」卓也「小皿要らないけど」翔太「ちょっと貰おうと思っ
2024年1月27日 15:00
卓也「乾杯」早紀「乾杯ー」2人が訪れたのは会社の最寄り駅から徒歩30秒の海鮮居酒屋。夜20時。華金という言葉に酔いしれて魚の絵が描かれている提灯に集まり、店は大繁盛だ。おおよそ30人程が入る店は、既に通勤ラッシュの電車と同じ混み具合だ。それぞれの席がくっついて一つの集合体になってしまいそうだ。早紀「美味しそう」卓也「それ美味いよ」早紀はシーフードサラダを食べた。早紀「美味」
2024年1月26日 17:11
早紀「美味い?」萌子「美味いよ」早紀「私のもいる?」萌子「早紀食べてからで良いよ」2人が訪れたのは、カウンターしかないラーメン屋。昼の14時。昼食のピークが終わったタイミングで昼食を摂取しに外に繰り出した。だがこのラーメン屋、席が8席しかなく、残り1席しか空いていなかった。萌子「私さ、麺啜れないんだよね」早紀「え?」早紀は麺を啜った。萌子は麺を咥えて箸で口に入れた。早