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短編シナリオ集『ただ気になっただけ』

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早紀・萌子・卓也・翔太の4人が、ただ気になったことを話すだけの短編シナリオです。
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2024年1月の記事一覧

短編シナリオ『#5 ギャップ萌え』

短編シナリオ『#5 ギャップ萌え』

15時。
社内の休憩室にはカップ式自動販売機が置いてあり、コーヒーの他にも様々な飲料が取り揃えてある。

目の前に立っているのは萌子。何を買おうか悩んでいる。
卓也、休憩室に入って来る。

卓也「お疲れ」
萌子「お疲れ様です」

卓也は萌子の隣に立つ。
萌子、卓也の結婚指輪を見つめる。

卓也「何飲むの」
萌子「悩んでるんで、先どうぞ」
卓也「いいよ後で。休憩入ったばっかだから」
萌子「いつも何飲

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短編シナリオ『#4 人に言われたくない言葉を考える』

短編シナリオ『#4 人に言われたくない言葉を考える』


「」会話、『』メッセージ

昼時12時半。
サラリーマンで賑わう定食屋のテーブル席で、早紀と萌子は人気メニューの「季節の焼き魚定食日替わり味噌汁付」を頼んでいた。周りの客もほとんどそのメニューを注文している。

男1「あ」

早紀は声が聞こえた右のテーブル席を見た。
萌子は味噌汁の蓋を開けるのに苦戦している。

サラリーマンが2人、30代後半くらいの男性と20代前半くらいの男性が座っている。

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短編シナリオ『#3 もしも自分が極悪人だったら』

短編シナリオ『#3 もしも自分が極悪人だったら』

フードコートにいる卓也と翔太。
平日夕方は、2人と同じ高校生と、午前中から居座るマダム達、仕事終わりのサラリーマンがいる。

卓也「あ」

テーブルに置いた呼び出しベルが鳴る。

翔太「取ってくるよ」
卓也「マジ?ありがとう」

店に近い席に座っていた翔太がラーメンを持ってくる。

翔太「おまたせしましたー」
卓也「レンゲ2つ?」
翔太「うん」
卓也「小皿要らないけど」
翔太「ちょっと貰おうと思っ

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短編シナリオ『#2 あざといに気付いて』

短編シナリオ『#2 あざといに気付いて』

卓也「乾杯」
早紀「乾杯ー」

2人が訪れたのは会社の最寄り駅から徒歩30秒の海鮮居酒屋。
夜20時。
華金という言葉に酔いしれて魚の絵が描かれている提灯に集まり、店は大繁盛だ。おおよそ30人程が入る店は、既に通勤ラッシュの電車と同じ混み具合だ。それぞれの席がくっついて一つの集合体になってしまいそうだ。

早紀「美味しそう」
卓也「それ美味いよ」

早紀はシーフードサラダを食べた。

早紀「美味」

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短編シナリオ『#1 麺を啜れない』

短編シナリオ『#1 麺を啜れない』

早紀「美味い?」
萌子「美味いよ」
早紀「私のもいる?」
萌子「早紀食べてからで良いよ」

2人が訪れたのは、カウンターしかないラーメン屋。
昼の14時。
昼食のピークが終わったタイミングで昼食を摂取しに外に繰り出した。だがこのラーメン屋、席が8席しかなく、残り1席しか空いていなかった。

萌子「私さ、麺啜れないんだよね」
早紀「え?」

早紀は麺を啜った。
萌子は麺を咥えて箸で口に入れた。

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