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新米デザイナーが選ぶワタシ的ナイスデザインTOP3!

こんにちは!広報担当のオクモトです。

私は普段グラフィックデザインや、Cuestudio(キュースタジオ)が施工した事例の撮影などを行っている新米デザイナーです!

今回はグラフィック広告に絞って、イケてる!面白い!と思ったデザインをご紹介しようと思います!第1位までお読みいただけると嬉しいです!


3位 ポカリスウェット「24時間、900ml」

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大塚製薬の商品ポカリスウェットのグラフィック広告。

ポカリスウェットはスポーツドリンクですが、風邪を引いたときに飲むイメージもありませんか?

実際に、ポカリスエットのテレビCMは、5年ほど前まで「水よりも、ヒトの身体に近い水。」といったCMコピーに代表されるように、商品の機能をメインに訴求していたようです。それにより若者が飲むイメージがあまり持たれていなかったそう。(引用:https://markezine.jp/article/detail/29649)

そのイメージを払拭するために若者を起用した、高校生ガチダンスCMが話題になりましたよね!CM広告からグラフィック広告に及ぶまでポカリスウェットは幅広い表現力があると感じました。このグラフィック広告からも若々しい印象を受けました。

さて、私がこの広告に惹かれた理由としては「24時間、900ml」というキャッチコピーです。
この一言ではなんのことを指しているのかわからず、読んでみたいという気持ちが掻き立てられるコピーだと感じました。読んでみるとヒトは24時間で900mlの水分が失われており、それを補うために、水ではなく電解質もきっちんと摂取できるポカリスウェットが体によいということを伝えていました。新商品である900mlの意図について触れられており納得です!

また24時間を月と太陽で表現しているところも視覚的にわかりやすくて惹かれました。ポカリスウェットを中心に配置し、影をつけることで立体感があります。影の部分を活かし、月と重ねることで夜を連想させることができているのではないかと感じました!

ということで第3位でした!続いて第2位は・・・


2位 JINS「人類の1/3しかみえない広告。」

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2019年11月21日の朝日新聞朝刊に掲載。
「新聞広告の日プロジェクト 朝日新聞社×左ききのエレン Powered by JINS」内で行った読者投票を受けて、勝利した朝倉チームが企画した「トリックアートを使用した広告」を全国版朝刊内で掲載した。
(引用:「CreatorZine」https://creatorzine.jp/news/detail/469)

まずこれを見て「なんだ??」と思いませんか?(笑)

これはトリックアートを利用した広告だそうなのですが、まず何を表現したい広告なのか気になりますよね。トリックアートを大々的に使用した広告は珍しく、面白いと感じました。伝えたいターゲットが近視の人であり、近視の人にしか伝わらないという非常に限定されたデザインですよね。

まさに「人類の1/3しかみえない広告。」

みなさんは読めましたか?ちなみに私は目を細めてみるとすこ~し読めました!(笑)新聞広告で楽しめるというのはいいですね!

答えはこちら ↓↓

「広告は商品を広く知らせるもの。が、JINSは朝日新聞15段というこの場所であえて、日本の、近視でお悩みのみなさまだけに、決意表明をしたかったのです。近視のない未来を、あきらめない。」

続いて第1位・・・!


1位 「ドラえもんからのメッセージ」

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4月29日の朝日新聞朝刊に掲載。
藤子プロの専務取締役・赤津一彦さんのインタビュー。
前例のない「外出自粛のゴールデンウィーク」の始まりに、朝日新聞朝刊に掲載された「ドラえもんからのメッセージ」。
29日の掲載を目指したのは、ゴールデンウィークに外出できないことで、つらい思いをする子どもたちがいるだろうという思いからです。
また、今回のメッセージの準備を始めた4月中旬は、まさに感染が拡大していった時期です。少しでも感染拡大を抑えることにつなげることができれば、また今不安に感じていたり、困ったりしている人たちの心を和らげることができればという思いをメッセージに込めました。
作中に、ドラえもんの「未来なんてちょっとしたはずみでどんどん変わるから」という言葉があります。今ひとりひとりがマスクをすることで、また外出を控えることで、いつか日常を取り戻し、明るい未来につながっているのだと伝えたいと思いました。
未来を信じるというとても大切な気持ちは、不安が心の中を支配していると忘れてしまいがちです。「未来を信じよう」というメッセージを、私たちはずっと伝えていきたいと思っており、ドラえもんとしても50年間届けてきたと思っています。(引用:「withnews」https://withnews.jp/article/f0200510004qq000000000000000W06910201qq000021101A)

第1位はドラえもん!!!この広告は知れば知るほどいい・・・涙

この広告を見たことがある方も多いのではないでしょうか。コロナウイルスの影響で日常だった多くのことが変わりました。そんな世界を、日本を励ましてくれているドラえもんです。

なにがいいかというとなんと言っても、メッセージが未来からというところです!「だいじょうぶ。未来は元気だよ。」なんてドラえもんしか言えないのではないでしょうか?未来から来たキャラクターでこれほどにも知名度があるキャラクターはドラえもんしかいない!と思いました。

コロナウイルスが蔓延し少し経ち、人々の不安も高まるばかりでどうしたいいのかわからない。そんな不安定な心を癒やすかのような「だいじょうぶ。」という言葉。子供でも読めるようにひらがなにしているところにも非常に惹かれました。

そしてよく見るとちゃんとマスクもしているドラえもん。未来のことを知りながらも、みんなと同じように現代で頑張っているよ、という思いも感じられます。

きみがおうちにいてくれたから。ちゃんと手を洗ってくれたから。・・・

メッセージのすべてが「〇〇してくれたから」と言う視点で書かれており、「〇〇してくれてありがとう」というメッセージも感じました。そしてこのメッセージに似ていると感じたのが、「いつも綺麗に使っていただきありがとうございます」というお手洗いの張り紙です。

そこでお手洗いの広告について調べてみると、日本人は他人から感謝されたいという承認欲求が強く、「いつも綺麗に使っていただきありがとうございます」という感謝の言葉を述べられると、その言葉に従ってお手洗いを綺麗に使うそう。このドラえもんの広告も「家にいよう」ではなく「家にいてくれてありがとう」というメッセージであり、日本人の心に響いたのではないでしょうか。

非常に深い広告ですね(泣)ナイス広告!ナイスドラえもん!


最後に

今回はグラフィック広告に絞ってご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?

知れば知るほど面白い広告はたくさんありますね。

みなさんもぜひ自分の好きな広告を見つけてみてくださいね!

最後までお読みいただきありがとうございました!



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