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アン・バランス/2007.08.21

バランス感覚に優れているヒトって周りに
いませんか。
何をやらせても上手いという言葉の中に
そんなバランス感覚が含まれていることも
少なくないかな。

人間はアンバランスになることで
それを「運動」と呼びます。
例えば立っている状態から片足を一歩踏み出す。
そういう不安定な状態こそウオーキングですし
それをもっと大きく動くことがランニングです。

自転車も実はこのアンバランスが自然に
おこなわれている乗り物。
真っ直ぐ走る時にハンドルは微妙に
左右に振っているのは意識してないかと。
もちろん左右に思いっきり振って走るのは
蛇行」と呼びますが。
実は微妙な路面のデコボコとか前から吹いてくる
風の向きなどをハンドルをあえて小刻みに振ることで
真っ直ぐ走っています。

これもあえて操作することで
真っ直ぐ走るバランスを生んでいます。
そう考えるとプロ選手の意図的に生んでいる
アンバランス」にとても感心するのです。
何気ない身体の動きではありますが
ワザとバランスを崩してから安定した動きに
繋げる。

私のような素人がそれに気付いても
体現できない。
何気ない動き。誰でも出来そうな動き。
それこそがプロたる所以。

スポーツの世界で日本一だけではなく
世界一を目の前でみているとフッと違いに
気付きそれを分析して自分に体得できないかな
と考えるんですが結論はいつも

真似が出来ない

に落ち着きます。
だからプロですが

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