レンチー@自転車業

趣味から色んなご縁で自転車業を続けて40年経ちました。自転車業の中で25を超える仕事を…

レンチー@自転車業

趣味から色んなご縁で自転車業を続けて40年経ちました。自転車業の中で25を超える仕事を経験しました。これからも自転車のわからないことを追い続けます。

最近の記事

サドルの快適性/2007.08.12

自転車のサドルにまたがってお尻が 痛くなったことありますか? 恐らく一般の自転車ならほとんど無いかも。 スポーツ自転車なら一度は経験するあの痛さ。 実は私はありません。 確かに若い時代に300キロを一晩で走ったら 腰には疲れを感じました。 当たり前か。 でも通常の走り方だと痛くありません。 スポーツ自転車を始めた方に多いのは 圧倒的に 「お尻が痛くて・・・」 ですね。 もちろんサドルのカタチにも向き不向きは ありますが多くの場合、乗り方。 普通の自転車はまさにイスに座る

    • 趣味領域/2007.08.11

      仕事道具をどう捉えるか。 その端的な例をカメラで見てきました。 当時はまだスマフォカメラが今ほど凄くなく デジタル一眼との棲み分けがありました。 当時はメディアの仕事もさせてもらっていたので 多くのプロカメラマンを存じていました。 ブログに綴っていますがカメラマンの中には 常に新しい機材を買い求める方と 仕事の機材コストとしてしか考えていない カメラマンに大別されていました。 ちょうどデジカメが少し進化を始めている時代。 今ほどの効果な道具ではなかった。 今なら正直スマー

      • 昔話/2007.08.10

        昔の真実です。もう時候なので。 国別対抗のレースの中である国の関係者が 私たちに相談してきました。 要するにズルがしたいから力を貸せと。 ある国の名前はブログに記しています。 当時はまだメカニックとしての駆け出し時代。 だから少し迷いましたが笑 改めて感じるのは「ホームアドバンテージ」と いうのはこんなことかと。 もちろん、使える色んな手段は使います。 でもやったらダメだなという事は当然あります。 自分のミスやズルを他責にすること。 何でも使うけどそれはダメ。 それは人間

        • フィッティングの公式/2007.08.09

          自転車は人間のカラダにあわせて快適に走れます。 それは値段でもなく性能でもありません。 快適に走れば性能を引き出せると言えますが。 カラダに合わせることを「フィッテイング」と呼びます。 このフィッティングに公式がある。 そういう気持ちになりたい。 答えを下さい。 でも、カラダを測定する場合を思い浮かべて 下さいね。 身長は大人になればあまり変わらないけど 体重は常に変わりますよね。 たまたま体重計で測れば同じ数値化もしれませんが それでもカラダの中の変化は数値ではわかりませ

        サドルの快適性/2007.08.12

          アセスイトル/2007.08.08

          あの頃は結構自分の中でも「走る」がテーマ。 自転車の仕事をしているからこそ。 趣味ではないので余計に走る事に色んなテーマが ありました。 ここ数年8月といえば猛暑。 当時ならばまだ外で過ごすのは夏だかと 許せていたけど今はさすがに危ないので 室内でもクーラーを付けないと危ない。 外で遊ぶにしてもそれなりの準備が必要。 イベント参加した後の後片づけは前回同様、 いろんな機能を試すチャンスなのです。 快適に走るが一番の「理想」だとすれば 不快にならない機能はとってもありがたい

          アセスイトル/2007.08.08

          三つのサングラス/2007.08.07

          当時はサングラスのサポートをしていただき とっても助かりました。 自転車の仕事で外にいると夏は必需品。 実はスポーツの中でもサングラスを使用したのは 自転車レースが早くから使っていました。 森の中を走るマウンテンバイクだと色がついていると 急な暗所で全く見えなくなるのでクリアーレンズ。 かっこつけてかけている? とよくいわれていましたが実は森の中は枝が沢山あって 顔にめがけてぶつかってきます。 何度も目をつぶりそうになったけど幸いサングラスの おかげで目にはヒットしない。

          三つのサングラス/2007.08.07

          24時間の変化/2007.08.06

          24時間。1日の単位です。 いつもはあんまり意識せずに過ごしていますが 自転車レースで過ごす1日はとても長い。 もちろん特別な瞬間でもあります。 最近はそこまでのレース数はありませんでしたが 当時は人気もあり各地で開催されていた記憶。 24時間ですから明るい日中もあればもちろん夜も あります。 普段では味わえない世界が広がるのです。 もちろんアイテムとして自転車以外にも色んな学びがあります。 ブログにも書いていたように特に身に付けるアパレルには工夫が とてもあります。 幸

          24時間の変化/2007.08.06

          点滅の是非/2007.08.03

          自転車のライト。 「無灯火」って実は一番危ないのは本人が知らないこと。 目でみる明るさは思っている以上に明るいと感じていても 実は乗っているご本人が光っているわけではないので 車とか歩行者からは見えていないのです。 もちろん前から来たら実はビックリ。 本人は見えてないかな。 レベルだけど。 当時のブログでもその無灯火自転車のことを 「魚雷」と称していたけどまさにそれそれ。 突っ込んできたら無灯火の違反だけではなく 完全な自爆装置。 それと怖いのは赤いライトを前に付けて走っ

          点滅の是非/2007.08.03

          ブランドの波/2007.07.31

          永遠に続くブランドはない。 自転車は車や飛行機よりも古いけど ブランドの入れ替わりはすざましいです。 100年以上続くブランドもあるけどそれでも 全ての会社に倒産の危機はありました。 当時のコラムは2007年。 まだスマートフォンが無い時代。 今は誰もが知っているブランドや会社など 影もカタチも無いなんて当たり前。 当時から10年前「1997年」に「Wi-Fi」って無かった。 ヨーロッパの仕事で今ならあり得ない色んな苦労が ありました。 海外に写真一枚送るのにストレスなん

          ブランドの波/2007.07.31

          まったくの無駄な日/2007.07.29

          休んでますか? 私は仕事が何故だか空いた日に休みます。 それ恐らく休日じゃないです。 休日って仕事のない日に色々予定を決めて 色んな楽しみがある日のことですしね。 私はどっちかというと365日24時間自転車のことを 考えたい人間なので休みを楽しみには待たない。 それでも遊びには集中します。 ブログでは無駄な日。と書いていました。 もう15年以上前なので記憶にすらない。 でもこういう時が1年のうちに何回かあります。 自転車のコトを少し考えないで頭を切り替える日。 とても大事

          まったくの無駄な日/2007.07.29

          逆さま禁止/2007.07.28

          ヘルメットをかぶる。 昨年から始まったように感じます。 努力義務だから必要ない。 私はかなり前からかぶっていました。 強烈な記憶があるんです。 もう数十年まえ。 その時は自転車にもヘルメットが普及し始めた頃。 その時は新しいヘルメットを使ってみたくってついつい。 山の中で走っていきなり前転。 頭から地面に落ちました。 瞬間はスローモーション。 こんな時にハンドルから手を放すと 確実に骨折するのは経験済みなので とにかくカラダを丸めながら肩から背中に 落ちたかったけど間に合

          逆さま禁止/2007.07.28

          見る自転車スポーツ/2007.07.27

          スポーツはやるもの。 自転車は「DO(やる)」の要素が強い。 逆に「WATCH(みる)」が圧倒的に少ない。 スポーツ全体でみるとサッカーとか野球は 自分でやっている人の方が少ないのでは。 どっちがよいかではなくそういうスポーツの 捉え方だと思います。 自分でやるなら道具が必要。 自転車を持っているヒトなら走るけど 持っていないヒトが自転車レースを熱心に 観るかは別の問題。 逆にサッカーとか野球はそもそも球場があるから そのスポーツファンとしてそこに集まるし 当然プロ選手に

          見る自転車スポーツ/2007.07.27

          メンテナンス進行形/2007.07.25

          右手と左手。 圧倒的に右利きが多いから意識しませませんよね。 左利きの方は右利きに矯正させられるか 左利きの道具を使うことになります。 自転車整備、いわゆるメンテナンスは右手を 中心に作業しなくてはいけません。 なぜならば右側に取付けられているパーツが ほとんどだから。 左利き専用ツールとして有名なのは はさみと包丁にスプーンとかでしょうか。 もちろん他にもあるとは思いますが 実際に店頭で見つけて左手でもってみると しっくりくる。 自転車には左利き用工具はありません。 実

          メンテナンス進行形/2007.07.25

          国産が目指すところ/2007.07.24

          日本製。安心して使える。 デザインも秀逸。 過去の話ですね。 自転車にもそんな時代がありました。 ラッキーなことにその時代に仕事をされて いた大先輩と直接話しができました。 今どきならYouTubeでライブやりたい。 刺激的な物語。 でも、その多くは過去の栄光。 スポーツ自転車の多くは輸入品。 デザインも良いしきちんとしたストーリーも あるので国産を選びマニアはいないかな。 もちろん、日本がすごく景気のよい頃。 戦後からやっと立ち直って明るい希望という 将来が見えていた

          国産が目指すところ/2007.07.24

          微妙な違い/2007.07.23

          道具を使う前に「取扱説明書(トリセツ)」を 読まなくなりました。 もちろん包丁やナイフとかはそもそもトリセツが ないけど機能がある道具なら必ずトリセツが あるはず。 でも付属しているトリセツを読まない。 いつ頃からか。 これってやっぱりスマフォ時代から 定着している習慣。 もともと携帯電話に分厚いトリセツが あったでしょ。 もちろんそれを1ページ目から最後まできちんと 読むことはなくてもそれでも必要に応じて 読んでました。 それがスマフォになってなぜ読まなくなったのか。

          微妙な違い/2007.07.23

          自転車ショップのこれから/2007.07.20

          人生で最初に始めた仕事は自転車店から始まりました。 もちろん今は違うのですがそれでも自転車店に仕事の原点が あります。 あの頃といつも比較します。 ブログ執筆タイミングは自転車店に変化の兆しが たくさん現れ始めていた。 自転車の「新しい時代」がすぐそこに来ていたのに。 2010年を境に大きなチャンスが勝手にやってきた。 特にスポーツ自転車における国内市場は大きな チャンスに恵まれたんです。 個人的にはあんなチャンスはもうないかもと 思ったくらい。 15年後に何が変わったの

          自転車ショップのこれから/2007.07.20