レンチー@自転車業

趣味から色んなご縁で自転車業を続けて40年経ちました。自転車業の中で25を超える仕事を経験しました。これからも自転車のわからないことを追い続けます。

レンチー@自転車業

趣味から色んなご縁で自転車業を続けて40年経ちました。自転車業の中で25を超える仕事を経験しました。これからも自転車のわからないことを追い続けます。

最近の記事

パーツから見た遊べる度/2007.12.04

自転車も長らくカスタム化や 改造趣味が流行りました。 あの頃のそういうパーツはどこに行ったのかな。 今は細々とそういう世界もありますが 当時を知る人間としてそんな時代が終わったなと。 自転車も安全に気をつければ趣味なら。 もちろんレースでは色々やってきましたが それを自転車専門誌で披露いてくれと 言われても頑なにお断りしてきました。 とは言え遊び道具だからなんらかの 遊びも欲しいなといつも思います。 古い時代には軽量化が流行りました。 今のように非金属が少なかったのと

    • 進歩と進化が置いてきたもの/2007.12.03

      大きくて重いデジタルカメラが懐かしい。 そんなこといっていると携帯電話は ものすごい進歩と進化を歩んでる。 日本では和暦があるからさらにその変化を 感じられるのかも 写真のデジタルカメラもかなり前。 大きいし重いし性能だって今のデジカメに 比べれば圧倒的な差。 あれからデジカメはどんどん進化して夜なら 人間が見る明るさよりも明るく撮影できる。 しかし、そのデジカメすら岐路に立たされた。 もちろん高性能なデジカメはともかく一般的な デジカメは急にその市場を無くした。 スマフ

      • 紅葉な日/2007.12.02

        ブログを読み返して痛感。 ああ当時は日本にまだはっきりした四季が あったんだと改めて。 今は気温がおかしい。 温暖化とかの影響なんて信じないけどそれでも 秋に夏が時々ある。 夏は30度越えを災害と言わなくなった。 日本は春夏秋冬がとてもはっきりしていた。 それは海外に行くとわかる。 ずっと夏とかずっと冬なんてのは日本では 沖縄と北海道の一部のイメージだけど 世界ではもっと極端な気候はたくさん。 ヨーロッパで仕事をしていた時に びっくりしたこと。 レース関係者と食事してまっ

        • 坂男/2007.11.22

          東京のど真ん中に急坂が多いのを知ったのは 田舎出身者として初上京のタイミング。 イメージとしては「関東平野」って言うくらい だから坂なんて無いよなって 完全なる誤解でした 坂が多いイメージは 神戸とか長崎とか。 港があって山が迫っている。 都内の一番高い山は約44mの函館山。 でもこれは人工山なので 自然ならば愛宕山。 たった26m。 田舎ならそれは坂レベル。 でも、中心部は坂ばっかり。 自転車なら降りて歩くレベルの 急坂です。 だからこそ、なんとか登りたい。 スポーツ

          日本人世界チャンピオン

          最近、プロスポーツ競技での日本人選手の活躍が 目覚ましいなと感じています。 4年に一度のオリンピックもありますが そちらは「金メダリスト」。 自転車の世界では一年に一回おこなわれる「世界選手権」。 優勝すれば世界チャンピオン。 次の世界選手権まで着用できるレインボーな チャンピオンの証「アルカンシェルジャージ」が あります。 フランス語で虹です。 実はあんまり知られていませんが世界チャンピオンが 使用した機材メーカーにもアルカンシェルマークを 貼ることが許されています。

          日本人世界チャンピオン

          活動持続力/2007.12.01

          当たり前のことを続ける難しさ。 当たり前だからこそ。 もちろん靴を履くとか歯を磨くとか そんなことに意識すら無いとは思うけど 皆さんは仕事ルーチンありますか。 まずはイスに座る時。 パソコンのスイッチ入れる時。 それをやらないと気になるマイ儀式。 当たり前は何も自分の身の回りだけではなく。 あの時に感じたこと。 当たり前じゃないと違和感がある。 ストレスに感じる。 それはまさにルールも。 ルールがバラバラなら誰もが 勝手な解釈、いわゆるマイルールで 当たり前になる。

          活動持続力/2007.12.01

          七分組みという未完成品/2007.11.29

          自転車完成品。 でも自転車販売店には完成品で入荷しない。 スマフォは入荷したら最後に販売店で少し組立てる。 それを見せられたら不信感しかない。 でも自転車では常識です 恐らく購入した方の多くは知らない事実。 お店にある細長い段ボール。 あそこに「少し」分解して入っています。 完成車っていうくらいだから完成していないの。 自転車って少し変形している商品。 例えば釣りざお。 細長いですよね。 野球のバット。 これも細長い。 自転車は細長い部分が交差している。 自転車は基本的に

          七分組みという未完成品/2007.11.29

          専用道路の完成した日/2007.11.27

          日本には自転車専用道はなかなか無い。 本来なら車道の側にあるべき。 でもレーンとしての矢羽根マークがあっても 平然とする駐車車輌 意識がヨーロッパと違い過ぎる。 ドイツは自転車専用道を散歩していると 自転車から怒鳴られる。 専用道に徒歩で入るとは!! 日本人の感覚からすると自転車道を 歩くのは普通だから。 でもこれが無くならない限り 逆に歩道を走る自転車は無くならない。 要するにルールの解釈の違い。 日本だと曖昧ルールがまかり通っているから そうなってしまう。 どっち

          専用道路の完成した日/2007.11.27

          始動式勉強/2007.11.25

          タイトルをなぜこうつけたのか。 いまのところ不明だけど当時は何でも パーツをバラしていました。 小学生みたいに「なぜなぜ」のかたまり だったからかな 分解するわけだから組立てた過程を 想像しながら。 実はずいぶん前に分解であせったことが。 良く中身を理解しなくて適当に分解。 そしたら案の定。 戻せなくなった・・・ そりゃそうです。 組立てるときになにもひとりの人間が 自分の指だけで組立ててるとは 限らないから。 今ならここは機械で補助してもらっている という過程が見える

          不便から学ぶもの/2007.11.23

          便利の対義語は不便。 でも、便利にも良い点とそうでない点があるように 不便にも良い点があるんです。 むしろ不便さを楽しむ要素はたくさんあります。 例えば「路面電車」 今ならトラム。昔ならチンチン電車かな。 今なら不便な乗り物だからこそ多くの街では その役目を終えました。 でも、地方都市はもちろん東京や大阪でも 活躍している。 風情がある 歴史を感じる それだけなら他にも(ほとんど)無くなったモノは たくさんある。 でも路面電車は地形とかその利便性で残っている。 考えたら

          不便から学ぶもの/2007.11.23

          流行と定着の狭間で/2007.11.20

          あの頃はとにかく海外で情報を仕入れることが 自分の中での目標。 今ならウエブがあるからそこまでの必要性を 感じないけどあの頃はライブがすべて 自転車にも流行がありました。 流行るから廃れる(すたれる) そんな繰り返しは何にでも当てはまる。 そうやって流行が生まれるから。 定着したらそれは流行っていない。 そうだけどそれはモノとして幸せ。 だって人間が受け入れたから。 流行る商品のうち多くがいつしか 見なくなるので。 ヨーロッパや台湾に行っていたのは その微妙な瞬間を

          流行と定着の狭間で/2007.11.20

          表紙の記憶/2007.11.21

          ジャケ買いという言葉すでに死語かもしれませんが やはり買うときの消費行動って衝動買いです。 しっかり選んで吟味して。 いやいや「買ってしまった」では 自転車の仕事をするとは夢にも思わない小学生。 でも当時は専門誌として輝いていた。 多分あれからずっと買っていたのに。 これしか残っていない。 専門誌の憧れとして 1/投稿した文章が名前付きで載る 2/記事内に自分が写真付きで紹介される 3/自分の書いた記事が掲載される 4/表紙になる 小学生の私にとって夢物語。 でもその後

          表紙の記憶/2007.11.21

          4回目という通過点/2007.11.16

          同じ仕事をずっとやり続ける時の通過点。 実はこの後、自分の中でゴールが来たので この仕事を卒業させてもらった。 ゴールまでは全てが通過点 あの頃はまだ先の見えない頃。 だから真っ直ぐに走っていたかな。 専門分野なので講師になるというと 憧れる方続出。 でも、すごく難しい。 自分の知識を教えれば すぐそういう風に考える方もいるけど 実際に講座を担当されると自分が思っている 知識の浅さに気づく。 もちろん私もだった。 でも受講生はお金を払って来ているから 全てを習得したい

          4回目という通過点/2007.11.16

          学舎/2007.11.15

          教えるは学ぶこと。 当時はまだそのレベルでした。 あれからまさか専門学校の仕事をやるとは。 今はすでに「教える」と言う言葉をあまり 使わなくなりました 教えるとはあくまでも教える側からの 一方通行のコミュニケーション。 教えたと思っても受講側には伝わって いなかったりする時が多いのです。 教えた気でも理解していない これどっちにとっても不幸です。 講師は教えたつもり 受講生は分っていないけど聞けない だから今は「伝える」と言い換えています。 ほとんど同じですが。 教え

          ザ・マン/2007.11.12

          私の中では尊敬する存在は正直決まっていないけど やっぱり仕事の中で忘れられない方は数人。 最初にその姿を見た時は恐らく30代。 すごい方でした 当時はそんな方が来日され取材を させてもらうことに。 当時ですでに60代後半からすでに 70歳を超えていらっしゃる。 それでもこの一時はずっと忘れられない ほどの記憶。 この方の凄い部分。 当時、同じようなアイディアとか発想は 実は世界中で同時多発的に考えていたと 思います。 その中でその発想を一つのわかりやすい 名前にしてしま

          隠れたハンドメイド/2007.11.11

          全て手作りも凄いけど。 でも、手のかかる仕事を量産品に見ると 更に感動します。 え、ここハンドメイド? この時はイタリアにある工場を見学。 完成品はいつも見ているけどまさかここを 手で仕上げているとは。 もちろん,熟練工の仕事。 よくある作業費が低く抑えられるから やっているんではなく。 最近なら動画が一般的になったから その「神業」のような仕事は毎日目にします。 でもとても大事なのはこの仕事が なぜハンドメイド、つまり手で作業するか。 良く工芸品には一からほぼ全て手作

          隠れたハンドメイド/2007.11.11