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つくしづくし。

数日間の旅から戻り、翌朝庭に出たら
枝だけだった庭の山椒や楓の木の、どこにこんな力が、と思うほどにみなぎる新芽たち🌱
あまりの勢いに、目を見張りました。

満開、真っ盛りの桜のほかにも、
気づけば周りはもう、春そのもの。
溢れかえる芽吹きの力が、見上げても見下ろしてもそこここに見つかります。
近くの土手にもつくしがたくさん顔を出していました。
桜同様、年々早まっているようで
うっかりしているとすぐにスギナに移り変わってしまいます。

つくしの下処理は簡単で
良く洗い、はかまをとってさっと塩茹でし5分ほど水にさらすだけです。
あまり長く茹でたり水にさらしたりすると香りが抜けてしまいます。

水気を絞り、切り分けたものを三品、つくしづくしにしてみました。

つくしと一緒におひたしにしたこごみの汁気を絞り、昆布締めの鯛の寿司に刻み混ぜて。
昆布締めに使った昆布を素揚げして煎りごまをふり、混ぜました。

つくしとえびとせりで、かき揚げに。
揚げ物の衣を上新粉で作りました。卵1個と冷水を合わせて1カップ、粉が1カップです。
ダマにもならず、カリカリ感が長続きします。

つくしといえば、どうしても食べたい卵とじ。
せりの根と一緒に。
良く洗ったせりの根とつくしを、
だし汁150ccに醤油大さじ1と味醂大さじ1、砂糖適量で(面倒ならめんつゆで!)味付けした煮汁に入れてさっと煮たら卵1個でとじます。
せりの根は、捨てずに。
縦半割にして流水で洗うときれいになります。

つくしの卵とじは、夫にとっては母の味、祖母の味のようです。
そんなに強いインパクトのある品ではないけれど、懐かしく嬉しい料理。
今しか味わえない旬の希少感ゆえかもしれません。

夢中になって摘んだ甲斐がありました。

#note  #料理 #春 #つくし #鯛 #寿司 #かき揚げ #卵とじ  

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