休み明けを前向きに〜疲れに効く料理のこと〜
3年ぶりの、制約なしのGW。
いかがお過ごしでしょう?
私は、義母に会いに福岡へ。
写真は竹山の手入れを手伝った時の眺めです。
筍を6本取って降りてきて、数枚皮を剥いでからホイルに包み、炭で丸焼きにしました。
肩ほどの高さまで伸び、すっかりとうが立ったように見える筍も、採れたては柔らかくてえぐみもありません。
木の芽を叩いた酢味噌と共に。
美味しさが嬉しくて、なかなか箸が止まりませんでした。
久々の再会や初めての体験など、心浮き立つことが数多いGW。
誰もが2年もの間我慢を重ねただけに、
今年はよりそんな思いが募るかと思います。
命の洗濯ができたような素敵な休日を終え、
普段の毎日に戻った時に、
なるべくなら疲れの蓄積や落ち込みがないように、フラットな再開につながると良いですね。
ついつい食べることで解決しようという発想ばかりの私ですが、
自分なりの疲労回復の手立てを、いくつか考えてみました。
理論的にはビタミンB1などが疲れに効くので、
多く含まれる豚肉、レバー、うなぎ、玄米などをとればいい話、なのですが…
ドライフルーツや野菜、はちみつなどの強すぎない甘味、
旬の素材の力、
柑橘系や自然な酢の酸味、
そして唐辛子の辛味をプラスすることで
自分の身体には効く、と最近感じています。
おろしニンニク、ハチミツと赤唐辛子を加えた味噌を味醂で緩め、豚のカシラ肉を漬け込んでグリルで焼きました。
臭みも取れるので、ホルモンにもよく合います。
下味した豚のバラブロックを弱火で茹で、火を止め余熱で柔らかく火を通します。
塩と刻んだ蕗のとうを好みのオイルに入れ、温めて香りを移したオイル漬けを添えて。
塩胡椒した豚の肩ロースブロックをつぶしたにんにくと一緒にじっくりと15分ほど両面焼き、
2枚のホイルに包んで30分ほど余熱で火を通しました。空いたフライパンにりんごとシードルを入れ、とろりとするまで煮てソース代わりに。
豚肉にやさしい甘みが移ります。
そして、えびと薬膳食材。
海老にはタウリンが豊富です。
ニンニク、生姜、長葱など香味たっぷりのチリソースにパプリカ、なつめとくこの実も加えて煮立て、エビを合わせたチリソースにしてみました。
海老以外にもタウリン豊富ないかや、白身魚も合います。
そして玄米はどうでしょう。
一晩つけなくても、こすりあわせてもみ洗いしてから、
フライパンで乾煎りして表皮を傷つけ
塩を加えて炊くとふつうのご飯同様にできますが、
スープに入れて煮れば、もっと気軽に摂れますね。
鶏がらスープに豆乳を加え、
鶏団子やごぼう、かぶなどの具に加えて、
玄米や雑穀を生から煮込みました。
30分もすればとろとろっとなります。
大人には、仕上げにおろししょうがをといて、
疲れにきくサムゲタン風のスープに。
おうちにあまった高麗人参茶の粉末などあれば
お好みで溶き混ぜてみてください。
さらに疲労回復効果が上がります。
参鶏湯は寒い冬に合いそうですが、実は夏のばてに効く料理。
ぽかぽかとおなかが温まって、フーフー汗をかき、
食べ終わる頃には
なんだか前向きになれています。
目の上や肩先になんとなく
慢性疲労のようなものの固まりが乗っかっているような感じがあるとき
もちろん眠ることもすごくたいせつだけれど、
食べることでも、
疲れがかなり軽くなりました。
色々栄養のことなんて書いてしまいましたが、
どうか個々の栄養素にとらわれ過ぎずに。
つまるところ、ご自分のからだの声に耳を傾けるのが一番のような気がします。
ふだんさっぱりめのものを選ぶことが多い人が、
ときに猛烈に肉を食べたくなる、なんて言うことありませんか。
連休後半は、
朝からからだに効くものをもりもり食べて、
のんびり寝てばかりでなく、太陽を浴びてたくさん動こうと思っています!
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