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熟睡短眠法〜私のしくじり物語〜

今さら言われるまでもないかもしれませんが、「睡眠は本当に大事」という話を紹介していきます。


私が社会人になって1年が過ぎたあたりの話ですが「熟睡短眠法」という本に出会いました。

内容としては、「1日3時間睡眠」の人や、「6時間睡眠の次の日は徹夜」といった事例として短眠の素晴らしさを紹介している本でした。

本の帯に「1日の時間を増やせるとしたら、あなたはどうしますか?」というような魅力的な言葉が目に入りました。

禁煙した時もそうでしたが、私、こういう本の帯に弱いんですよね〜。

そんな方法があるなら教えてくれ!とばかり、買って読むことにしました。

その本の中には、中々強烈な主張がされていたのを覚えています。

  • 寝ている時間は何も生まない。

  • 寝不足が原因で死ぬことはない。

とにかく睡眠時間を削れば、その分活動する時間が長くなる、つまり1日の時間が長くなる!というようなロジックだったと思います。

そして単純な私は「確かに!寝てる時間なんてもったいない!よし寝る時間を減らそう!」と決断しました。



当時の私は、その主張に心から感心していました。

そして色々な睡眠時間を試し、最終的に0:30就寝〜5:00起床の4時間半睡眠に落ち着きました。


本当に当初は画期的でした。

1日でこなす仕事量が確実に増え、それに伴って仕事の成果も上がりました。素晴らしい睡眠法を手に入れたと、素直に喜んでいました。

ただ喜んでいたのも束の間、徐々に身体に異変を感じてきました。

まず周りから「目の下のくまがひどい」と指摘を受けました。かなり目立っていたようです。

そして、顔色も良くないと指摘される事が多くなりました。

最終的に自分でも違和感を覚えたのが、日中の集中力が散漫になり、特に昼食後は本当に頭がボーっとなり、仕事の処理速度も明らかに落ちていました。

明らかに調子が良くないと感じ、元の睡眠時間に戻した所、徐々に回復していきました。



一概にその本が良くない本だったとは言いません。

実際に一時的ではありますが、仕事の量と質が良くなったのは事実です。

副産物として、睡眠時間が少なくとも身体をごまかせる、「身体の急速充電テクニック」を身につける事が出来ました。

この本のおかげで、私は「ショートスリーパー」というギフテッドでは無かった、という事が証明できただけでも実践して良かったと思います。



私がこのしくじりで学んだ事としては、この二点です。


  • 睡眠は大事

  • 本の内容を鵜呑みにしない


睡眠は、あなたの生きる時間を良いものにする大切な時間です。

そして、睡眠不足は様々な不調をもたらします。これは体験済みです。

この機会に一度、見直してみてください。

また、本の内容は、全てが自分に合うとは限りません。

どれだけ正確なデータのもとで主張されていても、自分に合っているかは別物です。

違和感を持ったらすぐに中止してくださいね。

では、良い休息を!

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