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読むだけで海外旅行の気分が味わえる、おすすめの本

こんにちは。リチャードです。

もし旅に出ることができるようになったら、、次の旅先を妄想するために、旅に関する本を読むのもおすすめ。読むだけで、その国のことを知り、体験した気分になれる「おすすめの本」をご紹介。

行ってみたい!そして「ビビっ」ときた、その直感で、下記の「旅のテーマ」を選んで、ぜひ読んでみて欲しい。

【旅人のバイブル】まずは読んでおきたい!

「深夜特急」沢木耕太郎(新潮文庫)

※Amazon Kindleなら、1巻の香港・マカオ編~6巻の南ヨーロッパ・ロンドン編までの全6巻をまとめた合本版あり。

インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスで行く――。ある日そう思い立った26歳の〈私〉は、仕事をすべて投げ出して旅に出た。途中立ち寄った香港では、街の熱気に酔い痴れて、思わぬ長居をしてしまう。マカオでは「大小(タイスウ)」というサイコロ賭博に魅せられ、あわや……。一年以上にわたるユーラシア放浪が、いま始まった。いざ、遠路2万キロ彼方のロンドンへ!

言わずと知れた紀行文の王道。旅人のバイブルとして、最も有名な作品。沢木耕太郎さんが書いたこの作品を読んで旅に出た方も多いはず。インドからと言いつつ、最初にストップオーバーで香港に立ち寄り、マカオへ。そこでの過ごし方がまた興味深くておもしろい。


【ヨーロッパ】春を待つプラハへタイムスリップ

「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」米原万里(角川文庫)

1960年プラハ。マリ(著者)はソビエト学校で個性的な友達と先生に囲まれ刺激的な毎日を過ごしていた。30年後、東欧の激動で音信の途絶えた3人の親友を捜し当てたマリは、少女時代には知り得なかった真実に出会う!

ロシア語会議通訳・エッセイストとして活躍した米原万里さんによる作品。「プラハの春」以前の東ヨーロッパで暮らした記憶に基づく小説で、現地の様子や空気感がかなり伝わってくる。


【ヨーロッパ】パリのカフェ文化のルーツを知る

「パリのカフェをつくった人々」玉村豊男(中公文庫)

芸術の都パリに欠かせない役割をはたし、今もフランス文化の一面を象徴するカフェ、ブラッスリー(居酒屋)。その発生をたどってみれば、意外にも地方出身者の出稼ぎ商法だった。フランス通のグルメエッセイストで、みずから農園を営む著者が「フランス出稼ぎ人」のルーツを求めて徹底取材。

パリの象徴の一つ、カフェやブラッスリー。そんなパリのカフェ文化のルーツを紐解く。華やいだパリの世界はもちろんのこと、素朴なフランスの田舎町へも旅をしてみたくなる作品。

ちなみに、フランスでは名前によってその飲食店の「格式」を表す。「カフェ」は日本にもあるように、喫茶から軽い食事まで楽しめるお店。「ビストロ」は一般的な食堂に用いられる。「ブラッスリー」はビールなどのお酒類が楽しめる、「ビストロ」よりもカジュアルで大衆的な居酒屋のこと。


【ヨーロッパ】ギリシャ・パルテノンの歴史を知る

「パルテノン」柳広司(実業之日本社文庫)

古代ギリシア黄金期をダイナミックに俯瞰!
ペルシア戦争で勝利をおさめ、民主制とパルテノン神殿の完成によって、
アテナイが栄華を極めた紀元前五世紀。都市国家(ポリス)の未来に希望を託し、究極の美を追究した市民の情熱と欲望を活写する表題作「パルテノン」ほか、「巫女」「テミストクレス案」の三編を収録。『ジョーカー・ゲーム』でブレイク前夜に刊行、著者の「原点」として位置づけるべき意欲作、待望の文庫化!

ギリシャ旅行では、必須ともいうべき「パルテノン神殿」。しかし、この建築物の本当の凄さを知っている方は少ないかも。歴史解説ではなく、あくまで小説として読むことができる。この作品を読めば、実際にパルテノン神殿を目にしたときの感動が違うはず。


【アジア】ラオスには、いったい何が?

「ラオスにいったい何があるというんですか?」村上春樹(文春文庫)

旅をしている人にだけ見えてくる風景がある。
そこには特別な光があり、特別な風が吹いている――ボストンの小径とボールパーク、アイスランドの自然、「ノルウェイの森」を書いたギリシャの島、フィンランドの不思議なバー、ラオスの早朝の僧侶たち、ポートランドの美食やトスカナのワイン、そして熊本の町と人びと――旅の魅力を描き尽くす、村上春樹、待望の紀行文集。

個人的に、村上春樹さんのエッセイは大好きで、恐らくほとんど読んでいる。どの作品もリアルな描写で、「言語化」が抜群に上手で、想像しながら読み続けることができるので、ラオスのこともイメージが膨らむはず。


【アジア】プラっと、バックパッカーの旅に

「週末アジアでちょっと幸せ」下川裕治(朝日文庫)

仕事に疲れたら、週末アジアに行ってみよう。チャオプラヤー川の源流を辿ってみたり、マラッカ海峡で夕日を見ながらビールを飲んだり、台湾の秘湯で湯けむり天国、アジアのユルイ空気に身を委ねるのも良い。ベトナムから中国へ国境を歩いて越えてみたり、シルクロードの地に立ってみたり『マレー蘭印紀行』を辿る旅でかつての冒険に想いを馳せる。そうそう、日本もアジアだということに気づかせてくれる場所もある。週末アジアで、しばし雑事を忘れてしまおう。とろけるような至福の時間が待っている。

バックパッカーの旅といえばこの方、下川裕治さん。金曜日深夜便で出発し、月曜早朝便で帰ってくる、そんなアジア旅に出掛けたくなる作品。アジアに行くなら読んでおくべき1冊。


【世界一周】ためになる、体験談を読む

「新装改訂版 WORLD JOURNEY」

世界の路上を歩き、世界の音を楽しみ、世界の料理を味わい、世界の酒に酔い、世界の海に溶け、世界の夕焼けにほほを染め、世界の星を見上げ、世界の風に吹かれ、世界中の人々と泣いたり笑ったりしながら…。自由人・高橋歩&世界一周経験者20人による、おもいっきり地球を楽しむための放浪ノート。

世界一周をした人のアンケートや体験談などもあり、どのように世界一周を旅して、それをどのように楽しむのか、世界一周したい方にとっては、とても参考になるはず。


日常の中で、自宅で旅行気分に浸りたいときにおすすめ。事前にイメージを膨らませておくと、旅は何倍も深いものになるので、ぜひ本を手に取って、じっくりと読んで欲しい。きっと素敵な旅のヒントが見つかるはず。


最後に、、もう一つのおすすめ。

旅好きの方におすすめしたいのが、こちら。

旅に出たい気持ちをグッと抑え、一緒に旅の魅力を熱く語り合う、旅好きサークルにぜひご参加ください。

それでは、また。


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