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入部前に戦力外通告を受けた男がどん底から這い上がった話

大っぴらなタイトルですが、当記事は、昨今のコロナウイルスによって、思うように練習ができない野球選手たちに向けて、私の立命館野球部時代の経験や思考法が少しでもお役に立てればと思い執筆しております。

第1回 入部前に戦力外通告を受けた男がどん底から這い上がった話
第2回 成功への方程式【信頼=実力×結果×姿勢】
第3回 すべての行動に意味を生む計画の立て方
第4回 パフォーマンスを最大化するコンディショニング方法とは?
第5回 試合で最高のパフォーマンスを!ピーキングの考え方
第6回【投球術】① – ピッチトンネルを上手く使い、打者を翻弄!
第7回【投球術】②-打ち取るコツは「打者の残像」を活用?!
最終回 「奇跡」を起こすために最も重要な2つのこと

・失敗ばかりで苦労の連続だった高校時代

・監督から『君じゃ厳しい』と告げられた、入部当初

・強豪立命館大学で奇跡のメンバー入り、リーグ戦登板

当時の自分


まずは簡単に私のバックグラウンドをお話しさせていただきます。

私は愛知県屈指の進学校である時習館高校出身で、最後の夏は背番号8をつけてプレーをしていました。しかし、当時の私はピッチャーとして、エースとしてプレーしたかったため、当時の状況は私の希望とはかなりかけ離れていました。

その後、新チームになった2年生の秋からの約1年間は、私の実力不足とチームの事情によって、一度も公式戦のマウンドに立つことなく高校野球人生を終えることになりました。

悔しさの残る高校野球生活を送った自分は、「自分はもっと伸びる」「大学ではピッチャーとして活躍してやる」という気持ちでいました。

大学受験では広島カープが好きという理由で広島大学を受験しましたが、結果は不合格。浪人をして臨んだ2回目も吉報は届かず、結局立命館大学に進学することになりました。

立命館大学野球部時代


立命館大学の野球部は、ここ5年間で4人のプロ野球選手が誕生している強豪校です。

立命館の野球部では実際に練習に参加し、監督と面談をしたうえで、入部するか(できるか)どうかを決める入部フローがあるのですが、その際、私が当時の監督に言われた言葉がこちらです。

「君じゃ厳しいと思う。すでに同級生にピッチャーは10人いるし、もしかしたらのちに学生コーチやマネージャーになってもらうかもしれない。どうする?」

そうです。私は入部前から戦力外通告を受けたのです。

しかし、負けず嫌いの私は、即答で「やります」と答えました。

最終的に入部できることになったのはよかったのですが、その私を待ち受けていたのは、予想を超える苦しい日々でした。周りのレベルは非常に高く、今まで自分がしてきた野球とは全く異なる競技に思えるほどでした。

チームには甲子園を優勝した選手や野球雑誌に取り上げられるようなタレントが揃っており、当時球速120km/h程だった私は断トツで球速も遅い方でした。

また、集合が毎日朝4時半で、浪人によって体力のブランクもあった私にとってはかなりきつい環境であったのも否定できません。

そのような成功の見通しも全く立たないシビアな環境に置かれていた私の当時の目標は、

「夏まで野球を続ける」でした。

私がいかに平凡であったかが分かっていただけたと思いますが、そのような実力も成果もなく、入部前に戦力外通告を受けた私が、逸材揃いの立命館大学で、

2回生の秋にはチャレンジリーグ(新人戦)で登板達成
4回生夏の紅白戦・オープン戦は計15回無失点
4回生秋のシーズンにはリーグ戦メンバー入りをし、初登板を達成

という成績を残すことができたのです。

この記事では、ここに至るまでに私が実践してきたことや思考法などをシェアしたいと思っています。
現役野球選手はもちろん、野球好きの方、そうでない方にも届くような、【成功への道しるべ】をざっくばらんにお話します。

◆次回以降の記事はこちらから!



第1回 入部前に戦力外通告を受けた男がどん底から這い上がった話
第2回 成功への方程式【信頼=実力×結果×姿勢】
第3回 すべての行動に意味を生む計画の立て方
第4回 パフォーマンスを最大化するコンディショニング方法とは?
第5回 試合で最高のパフォーマンスを!ピーキングの考え方
第6回【投球術】① – ピッチトンネルを上手く使い、打者を翻弄!
第7回【投球術】②-打ち取るコツは「打者の残像」を活用?!
最終回 「奇跡」を起こすために最も重要な2つのこと

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