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外部通訳サービスを活用するポイント

こんにちは!

グローバルに活躍したい
経営者とともに未来を創り出す
関口千恵です。
(自己紹介はこちら

先日、外部の通訳者を活用する際の
ポイントについてご質問を頂きました。

通訳と一言でいっても、様々な種類が
あります。まず、大きく分かれるのが
同時通訳と逐次通訳です。

同時通訳: 
特別な機材を使い、聞くと訳すをほぼ
同時に行う。著名人の講演や大規模な
国際会議などで利用される。

逐次通訳: 
会話を途中で区切りながら通訳を行う。
一般的なビジネス会議やワークショップ
インタビューなどで利用される。

一般的なビジネスの場面では、より手軽な
逐次通訳が使われることが多いです。


ここでは、逐次通訳を発注する際の
ポイントを解説します。

一例として、海外の取引先との
価格交渉に必要な通訳を探していると
想定して説明をしていきます。

1. テーマに一定の知見がある人を選ぶ

通訳は、単純に語学力があればできるという
ものではありません。通訳を依頼する内容に
ついて、一定の知見がある人を選ぶ必要が
あります。

例えば、海外の取引先との価格交渉で
あれば、そうしたビジネス的な駆け引きが
必要とされるトピックについて、交渉の
経験がある人を選んだ方が良いです。

英語力だけあっても、ビジネス経験の
乏しい人に依頼するのはリスキーです。

履歴書や面談を通じて過去の経験を
確認しましょう

2. 前提知識のインプットを行う

テーマについて一定の知識があったと
しても、事前の前提知識のインプット
次第で通訳の精度は大きく変わります。

前提知識があることで、言外の意図を
推測できたり、微妙なニュアンスに
配慮して伝えることができます。

どのような製品を扱っているのか、
交渉の相手方はどんな立場の人か、
過去の価格改定はどんなプロセスで
行っているのかなど、丁寧に伝えましょう。

3. 会議の進め方と資料をすり合わせる

会議の目的を明確に共有し、段取りに
ついて事前にすり合わせをしましょう。

今回の会議で、何を落とし所にするのか
共通認識を持っておくようにします。

例えば「今後の価格見通しの方向性に
ついて伝え、相手の出方をさぐる」など
です。

また、会議の中でどんな資料を
使うかについても通訳者と相談を
行います。

価格交渉のような場面では
何をどのような順番で伝えるか、
根拠をどのように伝えるかで
大きく相手の納得感が変わります。

通訳者にも意見をもらいながら
資料の調整を行いましょう。

4. (可能なら)トライアルを行う

価格交渉のような重要な会議で
いきなりぶっつけ本番で外部の通訳を
使うのは危険です。

可能なら、重要度の低い会議で
トライアルをした方がよいです。

トライアルで相手の力量を確認しながら
会議の進め方を調整します。

専門知識や語学力などが理由で、
こちらの言いたいことが的確に伝わら
なかったり、相手の言うことを正確に
訳せなかったりというケースはよく
あります。

その場合は、専門知識についてより
丁寧にインプットをする、分からない
ことは時間がかかっても良いので
聞き直してもらうなど、指示の出し方を
工夫します。

5. 継続的に付き合うほど仕事の質は上がる

繰り返し通訳が必要になる見通しが
あるなら、自社のニーズに合わせて対応
してくれる通訳を「育てる」意識を
持つのが良いです。

専門知識や社内の特有の事情について
継続的にインプットをしてもらえば
付き合いが長くなるほど質が上がって
行きます。

特に、専門技術が絡むケースなど、
なかなか世の中に必要な専門知識と
英語力を同時に合わせもつ人材を
見つけにくいケースでは、中長期的な
目線を持つ必要があるでしょう。




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