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今週の良かった新曲感想【1/1~1/7】

 どうもです。

 毎週恒例の新曲感想記事。2024年も全力でやっていきます!
1週目1/1~1/7リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に自信をもってオススメできる曲を紹介していきます。読んでくださった方に1曲でも良き出逢いがあります様に。ではどうぞー。


#1『愛のまま』/ 花譜

 KAMITSUBAKI STUDIO所属のVsinger花譜。活動3周年記念プロジェクトとして始動しているリアルアーティストとのコラボ企画『組曲』の第15弾にして最終作となる今作は、岸田繁(くるり)とのコラボ。
 花譜として激動の日々を駆け抜けた10代を振り返り、大切な人との別れ、今年20代という新しいステージへ向かう期待と不安などを想起させるバラードとなった1曲。"さよなら これっぽっちも慣れないな"と云う最後の詞が、ありのまま感に溢れてて好きです。どこか懐かしいメロディが沁み渡り、繊細で優しい歌声に加えて、セルフコーラスの美しさも魅力的でした。今週末14日はいよいよ花譜4thワンマン、マジで楽しみです。


#2『S.T.Y.』/ 常闇トワ

 VTuberグループ「ホロライブ」所属の4期生、常闇トワの新曲。作詞・作編曲は彼女の「ライメイ」も手掛けたbuzzG。1月3日の4周年記念ライブにて初披露されました。
 トワ様の初オリ曲である「Palette」が詞にも盛り込まれ、恥ずかしがり屋な彼女なりに感謝の気持ちを歌で表現した1曲となりました。buzzGさんらしい爽やかなで疾走感溢れるメロディ、そこに対する気持ちのいい詞のハマリ方が魅力的。解放感あるエモーショナルなサビメロが特に好きですね。


#3『リグレット.』/ 空音そらねまのん

 個人勢として活動している、雲の妖精のVTuber空音まのんの2ndオリジナル曲。作詞:空音まのん・いお、作編曲:いお。
 切なげながら希望も感じるピアノバラード。徐々にストリングスが追加されていくサウンドスケープに無意識に引き込まれますし、エモーショナルなメロディが胸を打ちます。感情の温度感と云うか、それが伝わってくる繊細な息遣い、感情を振り絞る様な儚い透明感ある歌声もステキでした。


#4『私たちがいる世界は』/ 紅記くれなぎえり

 個人勢グループGuildCQ所属のナースVTuber紅記えりの記念すべき初のオリジナル楽曲。作詞:紅記えり・Akki、作編曲:Akki。2周年を記念してリリースされました。
 飾り気のない等身大の歌詞が刺さる云うか、抱えている心情を素直に歌った彼女の人柄が伝わってくる1曲でした。そんな歌詞を優しく包み込むピアノとギターもシンプルに沁みるメロディを紡いでくれていますね。触れたら消えてしまいそうな程の柔らかい歌声も心惹かれるモノがありました。


#5『色づく夢』/ 眠鈴冬花ねむりとうか

 個人勢として活動している、イラストレーター兼VTuber眠鈴冬花の記念すべき初のオリジナル楽曲。MVのイラスト・動画も彼女自身が手掛けています。作詞・作編曲:Jumlody (劫ノ音)。
 少しスペーシーなエレクトロポップ系サウンドと可憐で安らぐ歌声が織り成す音空間が心地良い1曲でした。微かに聞こえてくるピアノの旋律も綺麗ですね。一方で、1:29~からのドロップは思いっきりカッコよく、そこを境に徐々に光が差し込む様な歌詞が紡がれていくのが良かったです。


#6『Hours of the Day』/ Rita Kamishiro

 Sony Musicによる、英語圏中心の配信をしている多国籍VTuberグループ「PRISM Project」の2期生Rita Kamishiro(神代りた)の1st EP。先行リリースされた「HEART/BEATS」を含む全3曲を収録。
 朝・昼・夜のそれぞれの時間帯に沿った雰囲気がしっかり表現されたコンセプトEPになっており、どれも非常にオシャレでクールな楽曲でした。Tr.1「Photocopy」は朝と云うか夜明けの美しさがあり、Tr.2「HEART/BEATS」は胸高鳴る昼のエネルギッシュさに溢れ、Tr.3「Girls Night」はフロアライクで夜が始まる高揚感がありますね。耳馴染みの良い伸びやかな歌声も魅力的。


#7『Knock it out!』/ 天音かなた

 VTuberグループ「ホロライブ」所属の4期生、天音かなたの新曲。作詞:TeddyLoid、作編曲:Giga・TeddyLoid!3月13日に全国流通にて発売が決定した1stフルアルバム『Unknown DIVA』からの先行リリース。
 作家陣神~和要素もあるカチ上げドロップが気持ち良すぎます。ハイスピードで目まぐるしい展開、高低差も激しいこの曲を歌いこなしてしまう彼女の歌唱力の高さを再認識できた1曲でもありました。艶めかしくもカッコよく、可愛さまで全てが詰まってますね。高音域の響きが本当に綺麗で好き。


#8『パラフォビア』/ lapix

 国内レーベル「MEGAREX」所属の音楽プロデューサーlapixの6th Album『パラフォビア』に収録された1曲。作詞:PANXI、作編曲:lapix。ボーカルには一二三(Hifumi,inc.)所属のリアルとバーチャルを行き来するシンガー藍月なくるをフィーチャー。
 「コンティニュー!」ぶりとなる神タッグ。カラッと爽やかで疾走感溢れるシンセリードではあるけど、ギターサウンドの存在感もカッコイイ1曲。ギターソロまで搭載してたの珍しいのでは…。2番ではウィスパー気味のラップがあり、なくるさんの表現力の幅広さを堪能できるのも最高でした。


#9『夢浮橋-ユメノウキハシ-』/ 青木陽菜

 フロントウイングが贈るビジュアルノベルゲーム『GINKA』のEDテーマ曲が遂にデジタルリリース。作詞:mido、作編曲:UNDER_COVERS、歌唱:青木陽菜。『ブシロード新春大発表会 2024』にて初披露されました。
 『GINKA』プレイ済み、この曲が一番気に入っていたので嬉しいですね。ロマンチックで幻想的なサウンドスケープが非常に美しく、壮大なオーケストラと素朴なアコギのコントラストが映えるエモーショナルメロディが胸を打ちますね。感情の乗った芯のある歌声も素晴らしいです。


#10『FSU』/ GHØSTKID

 ドイツ出身のSebastian "Sushi" Biesler(ex-Electric Callboy)によるメタルコアプロジェクトの新曲。昨年は2曲リリースして、デビューアルバムから結構経つので、今年中にニューアルバム来てもおかしくなさそうです。
 彼らのデビューシングル「START A FIGHT」と同系の、Eskimo Callboy時代を彷彿させるアゲアゲなメタルコアでテンションブチ上げ。マジであの頃と遜色ないですね。グルーヴ感溢れるドラミングとキャッチーなメロディ、スクリームとクリーンを自在に使い分けるボーカルワーク。ブレイクダウンまでのビルドアップ的な流れも気持ち良すぎます。


#11『Rain Dance』/ Hallow Sanctum

 2022年末に結成されたばかりのアメリカニュージャージー州を拠点とするメタルコアバンドの新曲。レコーディングとミックス、マスタリングは今回もメタルコアバンドIf I Were YouのDr/Vo. Randyが担当。
 相変わらず良すぎる。If I Were You直系のシンフォニック・アンビエントを基調にしたメタルコアをプレイし、ダンサブルでメタリックなリフが気持ちいい。ボーカルも1人でスクリームとクリーン両方歌ってるとは思えない匠の領域にいますねw ラストのロングスクリームも痺れる。


#12『CHROMA』/ Advents

 アメリカニューヨーク州メトロポリタンエリアを拠点とするモダンメタルコアバンドの新曲。今回は同郷のポストハードコアバンドIf I Were YouのDr/Vo. Randyをフィーチャー。
 これまでの楽曲とは違いミドルテンポでグルーヴィーな比較的落ち着いた1曲でしたが、サウンドはしっかりヘヴィでニューメタルコア的な不協和音を響かせてくれたのが印象的でした。緊張感漂う雰囲気の中、終盤に入ってくるRandyのパートも叙情的で良かったです。因みに、If I Were Youの新譜はいよいよ来週1月12日に迫っているので楽しみです。


―――以上、1/1~1/7はEP1枚、シングル11枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!

※先週の新曲感想はこちらから。

#ライブレポート

【1/6 電音部 ULTRA EXPO 2024@パシフィコ横浜 国立大ホール】

今年もよろしく電音部

 DJをテーマにした物語や、新進気鋭のクリエイターによるクラブミュージックを展開しているメディアミックスプロジェクト電音部の、LIVE×DJ×トークショー全エリア大集合のお祭りイベントに行ってきました。電音部はこれまで全体ライブ(ナンバリングライブ)を3rdまで開催してきましたが、それとは異なるフェスの様な形式は今回が初めての試み。各エリアのライブステージと、電音部コンポーザーによるDJステージの主に二つに分かれてました。タイムテーブルは以下。

青線が見たやつ

 タイテが発表された時は普通に絶望しましたね。身体が足りない!一つしかないんやぞ!とw 半分は事前に決めて、残り半分は当日の状況次第にしようと思い、結果当日は上の青線の様になりました。
 先に結論を云うと、全体的にはむっちゃ満足なイベントだったんですが、TWILIGHT STAGE(DJステージ)だけが残念ポイント。と云うのも、ロビーに簡易的な形で設置されており、音響もスペースも小さめ。DJ側も客側もちょっと可哀想だなと云うか勿体無いと思いましたね。自分はどーせ聴くならいい環境で聴きたい民なので、元々見る予定だったのも殆ど見に行かない選択を取りました。まぁ苦渋の選択が多々あったと思うので、DJステージに行ったオタクもライブステージに行ったオタクも其々正解だと思います。

冷静に新曲やりすぎぃ!

 では、セトリを振り返りながら軽く感想を。
 初手はシブヤエリア。メンバー3人の内、星川ちゃんが欠席だったので健屋ちゃんとクレアさんの2人でのDJパフォーマンスとなりました。それでもトップバッターとしてフロアをブチ上げるセトリを組んでくれて嬉しかったです。3rdぶりの「going…」はやっぱエモーショナルだったし、皆んな大好き「爆裂タウマゼイン」と「REIGN」で大合唱できて最高。新曲は「Holy Moly」で天音みほさんが登場し、クレアさんと初デュエット曲だったので、音源リリースが待ち遠しいです。

 シンオオクボエリアは、見るのは今回初。K-POPやガールクラッシュ系の楽曲を打ち出しているエリアで、その期待通りパフォーマンスはダンスが本当にキレキレでカッコよく、電音部の中ではダンスユニットの位置付けになったなと思いました。ずっと見てられる。「NDA」と「ココ・シャネル」が好きで両方聴けたので満足でした。

 シンオオクボのパフォーマンスが終わった時点で速攻でDJステージへ行き、Capchiiさんを見ました。ネコハカとのコラボ曲「キミイロカラー」も流してくれて、その時にネコハカのかっさんが乱入してフロアを盛り上げ、次いでにビラ配りしてたのがガチで最高でしたw 待ってました「毒deンぱ」やラストはプロセカの最強ソング「What's up Pop」でフロア爆上がりしてたのも良かったですね。

 Capchiiさんが終わったら、また戻ってMoe Shopとハラジュクエリア。ここは半分以上座って身体揺らしてました。疲れてしまってw 初手シブヤで暴れすぎましたねー。ハラジュクはいつも通りの宗教パフォーマンスでありつつ、Remixを混ぜた結構イケイケだったの良かったです。

 休憩を少しだけ挟んで、イケブクロエリア。こちらも新生エリアなので初見。まだリリースされてない新曲披露しまくりだったんですが、キャラクターそっくりな衣装がかなり印象的でした。歌も上手で、改めてビジュアルに合った声してるなぁと感心したので今後が楽しみです。ラスト「BUKURO ELECTRO」はライブアンセムですね、ブチ上がり。

 続くはシンサイバシエリア。これもまた初見。ステージに登場したのが2人だけで、あと1人は…?とざわつく中で、残りのメンバーが客席の扉からサプライズ登場。ポケットティッシュ配る宣伝しつつ、ステージに上がりそのままパフォーマンスして、はっちゃけた関西ノリを魅せてくれました。楽曲も「心斎橋エイリアン」とか云うライブアンセムを最初と最後2回もやってくれて凄い盛り上がりでしたね。「West Side Phenomenon」ではシンオオクボのメンバーが登場して、一緒にダンスパフォーマンスしてました。ライブでのみ顔見せをしてるエリアなので、そーゆー側面でも注目を集めたエリアだったと思います。

 イベントも折り返しにきて、ケンモチヒデフミさんのDJステージ。アザブエリアミーティングぶりですね。いやぁ今日のセトリも凄かった、最近手掛けた曲をしっかり入れ込みつつ、電音部曲では「いただきバベル(Aiobahn Remix)」⇒「いただきバベル」がヤバすぎてw ラストは「麻布アウトバーン」でアザブの小宮さんと秋奈さんが登場して歌唱くれましたし。個人的には、花譜ちゃんの「しゅげーハイ!!!」とカリオペちゃんの「未来島」聴けたのもむっちゃ嬉しかったです。ありがとうケンモチヒデコ(←港白金女学院に編入する時はこの名前)

 そのままアザブエリアのDJパフォーマンスへとバトンタッチ。澁谷さんが欠席だったので今回は2人でしたが、アザブもRemix多めの攻めセトリで、バカ盛り上がりましたね。黄金ムーブの「Catch a Fire」⇒「いただきバベル」から、最新曲「Resist」もライブ映えして良かった。アザブ全体曲の「Where Is The Love」⇒「MY STAR」⇒「IAM」⇒「麻布アウトバーン」に加えて、新曲「Swing Along」まで持ってきて〆と、単独やったばかりなのもあり、文句の付け所ないかなり完璧な仕上がり。秋奈さんが小宮さんから振りを任せるものの、気の抜けるMCで笑いが生まれたのもいつも通りでしたw

 大分疲労が溜まってきましたが、水分休憩して、ネオトウキョウエリア。こちらも生まれたてエリアなので初見。Introからデビューシングル「DIVE」で幕開けしたんですが、ガチで楽しかった。世界のTeddyLoidサウンドをパシフィコの音響で浴びれたの価値ありすぎたし、フロアを巻き込むパフォーマンスも超カッコよかった。このエリアに限った話ではないけれど、ネオトウキョウは特に音源とはマジで別次元だったので、オタクは現地に来ましょう。自分も次ネオトウキョウの単独あったら絶対にいこうと思います。

 続けてカブキエリアが登場。昨年6月の3rdライブで最も衝撃を受けたエリア。今回も無事かましてくれました。やっぱ凄い…声量デカイし動くと舞う衣装が綺麗だし何より曲やVJも相まって迫力が異常。SONOTAさんと吉田凜音さんが新曲披露したんですが、SONOTAさん演じる安倍=シャクジ=摩耶の「稀びと」がヘドバン曲すぎて神だったので、早急にリリースお願いします。全体曲では大好きな「Crush」をやってくれて。吉田さんが歌詞を間違えてしまうライブ感もありつつ、今回も大いに狂う事ができました。

 終わったら速攻でDJステージトリのpiccoさんへ。5分ほどしか見れなかったんですが、フロアはかなり盛り上がってて嬉しみ。ロビーへは入場無料だったので、そのお客さんも来てたからかもしれませんね。

 遂に最後のパートへ突入。イノタクこと、TAKU INOUEのDJパフォーマンス。もう完璧でした!元々このイベントのコンセプトが【全部やる。】だったんですが、この【全部やる。】を只々完遂するセトリでガチで最高だよイノタク…となりましたね。彼が手掛けてきた最強アンセム達を網羅しすぎていた。ミドグラから「Blackhole Dancehall」まで聴けるとは思わなくて本当に狂い散らかし案件でした。「ヴァンパイア」「サラマンダー」のRemixは攻撃力高すぎたのも良かったし、ラスト「さよならアンドロメダ」⇒「アンチグラビティ・ガール」⇒「Stellar Stellar」も解ってはいても至福の時間でしたね。フロア湧きすぎて本当に凄かった。ラストはアキバエリアが登場し、新曲をワンコーラスだけ披露してくれたサプライズも良きでした。

 アキバエリアへバトンタッチし、イベントのトリを飾るラストパフォーマンスへ。個人的には新エリアが増えに増え1stの頃の面影が薄くなるかと思いきや、「Favorite Days」⇒「シンデレラ・マジック・ステージ」とあの頃の雰囲気をアキバが取り戻してくれた様なセトリだったのが嬉しかったです。古参オタク歓喜。天音みほさんは最新曲「メタモルフォシス」をしっかり持ってきてくれました。本日イチバン楽しみにしていた曲ですね、激ヤバ音ゲーコアすぎる一曲なんですが、案の定ドロップで狂い「やっぱヤバすぎだろこの曲www」と一緒に来てた友人と笑ってましたね。ラストは「NEW FRONTIER!(Tatsunoshin Remix)」で〆!やっぱコレだよなぁと、これ以上ない盛り上がりで幕を閉じられました。

 暗転後は新エリア「ダイバエリア」が発表され、DANCE SHOW CASEを披露。K-POPみ溢れる5人組グループだったんですが、ダンスだけやるのか、歌唱もやるのか続報を待ちたいと思います。正直、エリア増えすぎ問題w

 とゆーわけで、改めて電音部ウルポありがとうございました!こんなイベントを開催できる様になるまで電音部が成長した喜びを噛みしめながら楽しむ事ができました。エリアも多種多様になって、ひとえにダンスミュージックと云ってもジャンルが細かくあるし、それに加えて各エリアの世界観が表現されているので益々最強コンテンツになったなと思います。あとはやっぱり大きな会場での照明大量ビカビカ、会場揺れる爆音、オタクのクソデカ声出しは気持ちいい。お蔭様でバカ疲れたし、空中パンチしすぎて腕も半分もげました。次回も同じコンセプトで開催して欲しいけれど、会場だけ大きくなると嬉しいなと思います。ファンもっと増えろー!

 では今回はこの辺で。また来週お逢いしましょう!

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