今週の良かった新曲感想【12/25~12/31】
どうもです。
毎週恒例の新曲感想記事。12/25~12/31リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に自信をもってオススメできる曲を紹介していきます。読んでくださった方に1曲でも良き出逢いがあります様に。ではどうぞー。
#1『above』/ 聖々良しきの
個人勢として活動している、シスター見習いエルフVTuberの"聖々良しきの"の3rdオリジナル曲。作詞・作編曲:難波研。
美しいピアノの旋律が響くイントロ、徐々にシンセも混じってより上品で神秘的な雰囲気になっていく1曲。構成の境目が良い意味で曖昧なので、情景が目に浮かぶムード重視のメロディが続いていくのも魅力的。そこにスーッと溶け込む様な歌声の透明度も非常に高く、作品が持つ芯の強さみたいなモノを感じさせてくれますね。
#2『Find me』/ Tacitly
株式会社NTT QONOQが運営する、リリアとシエルの2人からなるバーチャルアーティストユニットTacitly、通算9曲目となるオリジナル曲。作詞・作編曲:TeddyLoid!先日の「深海フェス2023」でも披露され、大いに盛り上がりました。
可愛くてオシャレでポップなサウンドが詰まったダンスナンバーに仕上がっており、自然と身体が揺れてしまうメロディ尽くしの1曲。Cメロのエモーショナルパートが特に好き。息成分の多い柔らかく優しい歌声も中々に新鮮で耳馴染みが多いものでした。
#3『波打ち際』/ エルセとさめのぽき
ProjectBLUE所属のボーカル担当"エルセ"と作詞作曲を手掛ける"さめのぽき"からなるバーチャル音楽ユニットの14thシングル。エルぽき5周年を記念した配信で作成された曲で、「深海フェス2023」にて初披露されました。
エルぽきらしい素朴で爽やかなエモーショナルナンバー、"そばにいる。ずっとそばにいる。"と云う切実なドストレートメッセージに涙せずにはいられませんでした。2人の優しい歌声への安心感も併せて、いつだってこの姿勢でいてくれるから、本当に沁みますね。
#4『はぎゅらびゅ』/ 小日向ぽん
個人勢として活動している、見習い魔法使いVTuber小日向ぽんの記念すべき初のオリジナル楽曲。作詞・作編曲:さみゅ式*。12月24日には併せて新衣装もお披露目となりました。
素晴らしい!テンポアップしていく展開とサビでの爆発力、そして可愛さとエネルギーに満ち溢れた1曲。終盤で転調モリモリなの天才か⁈サウンドもブラス系からピコピコ系まで多彩で楽しいです。聴く者にまで伝染する勢いの、非常に輪郭のハッキリとした元気な歌声も最高でした。
#5『Target Down』/ 쵸키(Choki)
韓国のVTuberグループ「VRECORD」所属のVsinger、쵸키(Choki)の記念すべき初のオリジナル楽曲。作詞・作編曲:旻。
アニソン的な盛り上がりを魅せる、力強く疾走感のあるロックナンバー。一定のスピードを保ちながら緩急の付け方も絶妙で、激しく掻き鳴らされるギターサウンドが気持ちいいですね。歌声も低音から高音まで安定感抜群で、サビ後に繰り返されるフレーズはライブでシンガロングできそうです。
#6『HIDE & SEEK 〜なかよくケンカしな!〜』/ Hakos Baelz, 兎田ぺこら
VTuberグループ「ホロライブ」所属3期生の兎田ぺこらと、ホロライブENのHakos Baelz(ハコス・ベールズ)によるコラボ曲。作詞:おぐらあすか(Hifumi,inc.)、作編曲:宇佐美祐二(Hifumi,inc.)。
ホロライブの中でもコラボ曲出しがちな2人が揃ってしまった無敵案件。テンションをブチ上げてくれるアップテンポソングで、コロコロと変わる展開や2人のリズミカルな掛け合いもむっちゃ楽しい。1:21~でメタリックなリフ流れるの個人的にツボですね。サウンド地味に治安悪くて好き。
#7『not for me.』/ 龍ヶ崎リン
774inc.運営のVTuber事務所「ななしいんく」所属、龍ヶ崎リンの1st EP。表題曲「not for me.」は嘗てBOOGEY VOXXとして活動していたFraが作詞を手掛けていたり、MonsterZ MATEのコーサカをフィーチャーした「VIRTUAL ANTHEM」の3曲を収録。
Tr.1「not for me.」は魅惑的なサウンドとフロウがイケ散らかしてて気持ちよすぎましたね。Tr.2「Roots」では自身の名前が歌詞に含まれており、自己紹介ソング的な側面がありました。コーサカさんとのコラボとなったTr.3「VIRTUAL ANTHEM」はかなり攻撃力高いラップチューンで2人が生み出すグルーヴが堪りません。改めて、3曲全て非常にムーディーでクールな1枚でした。シンガーしてるガサキさんは本当に無茶苦茶カッコイイで。
#8『ジャーニー×ジャーニー』/ くまいさん
にじさんじ所属バーチャルライバー、相羽ういはと健屋花那からなるユニット"くまいさん"初のオリジナル楽曲。作詞・作編曲:ケンモチヒデフミ。2023年12月31日を以て卒業となる相羽ういはとは、12月25日の3D新衣装お披露目ライブでもコラボしてました。
キラキラメルヘンポップな雰囲気で、気持ちよくテンションが上がっていくメロディに溢れていました。繰り返されるサビメロの中毒性の高さは流石ケンモチさんと言ったところですね。2人の弾むような歌声も可愛いらしく聴き心地がかなり良きです。最後に相羽ういはさん卒業おめでとう、健康を祈っております。
#9『感情』/ V.W.P
クリエイティブレーベル「KAMITSUBAKI STUDIO」所属のバーチャルシンガーである花譜、理芽、春猿火、ヰ世界情緒、幸祜が集結したバーチャルアーティストグループV.W.Pの14thシングル。新曲。作詞:AMAMOGU、作曲:松田純一・MILKEY、編曲:朝比奈健人。
今回は春猿火がメイン歌唱を務めながらも、メンバー全員のラップが新鮮でした。特に2:10~情緒ちゃんの激しい高低差の中美しい歌声を響かせてくれたの神がかってて好き。パワフルでエネルギッシュ、それでいてエモーショナルな要素が四方八方へと滲み出てるのは流石VWPです。掛け声や合いの手入るパートも多く、いよいよ来週に迫った2ndワンマン楽しみです。
#10『Shallow』/ Glass Crown
アメリカはニューヨーク出身のメタルコアバンドの新曲。2023年ではコレで2曲目で、今回は同郷のHollow FrontのVo. Tyler Tateをフィーチャー。
イントロから冷酷な雰囲気が滲み出ており、和風サウンドに近いモノも聞こえますね。そこに重圧をかけていくメタルコアリフの勢いと、叙情的なクリーンパートのコントラストが際立つ1曲でした。アウトロかと思いきや、最後に特大ブレイクダウンが搭載されていたのも見事でした。
#11『Shanghai』/ Darko US
現Chelsea GrinのボーカリストTom Barberと現SPITEのドラマーJosh 'Baby J' Millerからなるニューメタルコア/デスコアデュオの新曲。2023年ではコレで2曲目。
EDM要素も派手に取り込み、何度も表情を変えていくいつも以上に目まぐるしい1曲でした。かなり不気味で前衛的なアプローチの数々には毎度驚かされますね。気味悪いサウンドを鳴らしているのに、気づいたらノリノリで聴いてしまう中毒性の妙。メロディセンス高すぎます。MVはグロ目なので視聴の際にはご注意を。
―――以上、12/25~12/31はEP1枚、シングル10枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!
※先週の新曲感想はこちらから。
#ライブレポート
【12/26 深海フェス2023@池袋harevutai】
ProjectBLUE所属のボーカル担当"エルセ"と作詞作曲を手掛ける"さめのぽき"からなるバーチャル音楽ユニット"エルぽき"こと「エルセとさめのぽき」が主催する大型ライブイベント「深海フェス」に参加してきました。2020年から過去3回開催されているフェスで、今年は初の現地開催も実施。素晴らしいアーティスト達が今年も揃っていたので、迷わず参加を決めましたね。昼夜の2部構成で出演アーティストは以下の通り。
結論から言うと、最高のフェスでした。昼夜それぞれ3時間、計6時間に渡る公演でボリュームもたっぷり。会場自体を潜水艦に見立て、徐々に深海へと潜っていく様な演出がなされた体験型ライブコンセプトも楽しめました。1人当り2~3曲で、2・3人でコラボ1曲なペースだったんですが個人的にはこのコラボが多かった事が特に嬉しかったです。今日で最初で最後かもしれない組み合わせで、歌われる曲のチョイスも良かったですし。
少しずつ特に印象に残ったトコをピックアップしていくと、
1部は、初手でエルぽきが新曲「波打ち際」を披露して一気に"フェス始まったぞ!感"を出してくれました。sifar⇒朝倉杏子の2人がアップテンポソングを披露し熱気が高まったところ、続く結目ユイちゃんはしっとりとした曲を披露したんですが、「Satellite flare」と「幸泡moment」がガチで良すぎて。よくこの名曲を選んでくれた…。彼女を歌を現地で聴くのは初めてで、その透明感に溢れた聴き心地の良い歌声に感動しましたね。そんな3人でのコラボは、エルぽきのオリ曲「STAR」!神すぎ~。
Lily♡SyuによるMC明けは、藍月なくるさんが登場。昔から好きな方で、VTuber界にも進出した彼女のパフォーマンスを現地で見れて良かったです。海月がモチーフにあるのでステージ映えも抜群で、披露された3曲の内、「Indigrotto」は特に嬉しくて変な声でましたね。まさか回収できるとは思わなんだ。続くは、涼海ネモちゃん。先日リリースしたばかりのオリ曲「カタチのないもの」と今年の個人的VTuber楽曲トップを飾った「UMenity」を披露。ネモたの歌声はやっぱ繊細で美しいです…。大好きな「UMenity」を今年2回も現地で聴けて、2023年を締めくくる事ができて幸せでした。そんな2人でコラボはなくるさんのオリ曲「Rest in Peace my Dear」を披露。深海ステージも相まって、神秘的な雰囲気が拡がった最高の空間でした。
続くは、夢川かなう⇒Tacitly。かなうちゃんは和風EDM「アイリス」が気持ちよく、Tacitlyはドンピシャで「オルビット」とか云う神曲披露してくれてブチ上がり!やっぱ*Lunaさんなんですよ…マジでいい曲。現地で聴けて本当に良かったです。この3人によるコラボはTacitlyの「存在アピ」!!神か。この日だけで好きな曲を両方浴びれるとは…ありがとう。
ライブも終盤に入って、この日イチバン楽しみにしていた花鋏キョウちゃんが登場。昨年の生誕ライブぶりに現地パフォーマンスを見れたので半泣きでした。今年リリースした「Starry - night Remix」「imaginaly」「Daisy - noon Remix」をダンス付きで披露。指先まで美しいダンスと透き通るカッコいい歌唱、本当に素晴らしかったです。やっぱりキョウちゃん好きだなと。続くYuNi⇒エルぽきがパフォーマンスを披露。YuNiちゃんは最新曲「風味絶佳」歌ってくれたんですが相変わらず歌上手すぎでしたね…。エルセちゃんの"私達VTuberはここにいるって事を伝える為に生き続けている、だから今日はその証を見届てください。祈りを込めて歌います"っ前振りの元「宇宙の花」はマジで感動でした。このフェスの名場面でしょう。ラストは3人でVTuber楽曲史で絶対に外せない「星詠みの唄」で〆。皆んでシンガロングもできて最高にエモーショナルでした。
2部は、エルぽきの1stSingle「BLUE」で開幕!もう5年前よ…エモすぎ!
ステージも1部とは違いより深海へ潜っており、期待が高まりましたね。続いて、真綿スピカ⇒稀羽すう⇒が月ノ輪乃愛が登場。スピカちゃんは声の通りが良すぎて驚き、すうちゃんは最新曲「らしく。」聴けたのが嬉しかった。乃愛ちゃんは3D初披露目となり喜んでいたの可愛かったです。3人でのコラボはスピカちゃんの「ray of starlight」を披露。サビでペンライトが何度も振られて綺麗な景色でしたね。
MC明け、登場したのは皇美緒奈⇒宗谷いちか⇒MaiR。美緒姉は4月のRIOT MUSIC全体ライブ「Re:Volt 2023」ぶりで、また「セントエルモの火」を聴けて感動。やっぱこの曲が最強です。そやさんは最新曲「アオイロテイル」がライブ映えしてマジで良かったです。トリだと思っていたMaiRちゃんの登場に驚きつつも、昨年屈指の名曲「ヒカリへ」でブチ上がり。3人でのコラボは、エルぽき作詞作曲によるMaiRのオリ曲「エコー」!これも激レア認定ですね。声質のバランスも良く、まだ中盤なのに超エモーショナルでした。
ラストパートは、松永依織⇒獅子神レオナ。依織ちゃんは「Crossed Identity」で熱く盛り上げ、レオナちゃんは「頑張れ頑張れ超頑張れ」で一体感を生み出してくれました。そのままエルぽきが登場し、3人コラボで「星詠みの唄」を2部でも披露し、エルぽきが残って最後にソロパートとなりました。今年リリースされた「True Ending」⇒「声の海」⇒「波打ち際」を披露。「波打ち際」披露前の、"いつか私達が視えない存在になったとしても、心に残るように皆のそばにいたい"ってMCも楽曲をより身体に沁み込ませてくれました。この日2回聴けて「波打ち際」大好きな曲になりました。
とゆーことで、改めて最高のフェスでした。VTuber音楽シーンに欠かせないメンバーによるライブアンセムに新曲、レアコラボパフォーマンスまで大満足。そして何より歴史あるフェスが遂に現地開催してくれて嬉しかった。もっとデカくなるべきフェスだよなと確信したので、来年以降も年末の風物詩になるといいなと切実に思います。本当にありがとうございました!
【12/27 Neko Hacker Band One Man Live「猛猫注意」@代官山UNIT】
ギタリスト・トラックメイカーのSeraと作詞・メロディメイカーのかっさんの二人組ユニット、ネコハカことNeko Hackerのワンマンライブに行ってきました。ワンマンは5月の1stワンマンライブぶりで、それが大満足だったので参加を決めました。勿論、今回もバンドセットでのライブとなり、ゲストボーカルにお馴染みの"をとは"、バンドメンバーとして、ミツル(Crystal Lake)、Hiroki(Sailing Before The Wind)、我らがギターヒーロー安島龍人。メタルコアオタクとしてこれ以上ない最強メンバーでした。
前回と大きく違ったのは、かっさんがメインボーカル並みに歌唱してた事。ライブ開始直後のIntroからシャウトしてくれてカッコよかった。IntroはSailing Before The Wind節が効いていたのも熱かったし。記憶が曖昧なんですが、序盤は「Endless Error Loop」「Fly High」「Chocolate Adventure」「I Don 't Care」などガンガン盛り上げてくれました。
数曲毎にMCが挟まれたんですが、と云うのも、かっさんの体力消耗がやっぱり激しいみたいでw をとはちゃんやバンドメンバーと何とか場を繋いでました。をとはちゃんが"メタルボーカルになれてますか?"とか、"ネコハカと出逢って沢山練習して歌が上手くなった"とか、中々にエモーショナルな話もしてくれましたね。かっさんとSeraさんは、やっぱりこのメンバーでライブを出来た事が堪らなく嬉しそうで。前身バンドであるFIELD OF FOREST時代の話も少ししてくれました。安島龍人さんには当時ライバル意識があったりとか。
中盤では、ゴリゴリにメタルコアされた「だーいすきだよ」で、をとはちゃんのシャウトも炸裂。「あたらしい」や「Glory Days」、「One by One」などVTuberがフィーチャーリングされた曲までバンドアレンジでやってくれて。本当に嬉しかった。「One by One」はやっぱり名曲、大好きです。KMNZ LIZがもう卒業するので選曲してくれたのかなと思います。楽曲はいつまでも残るからね。このライブのお蔭で改めて気持ちの整理ができました。
ライブ時間が結構短めで、終盤に入り「刹那の誓い」「Shadows」、そしてFIELD OF FOREST時代の「After The Rain」まで披露し、胸アツエモーショナルナンバーが続きました。ここでも、かっさんが感情込めて思いっきり歌ってる姿がとても印象に残っています。フロントマンとしてのオーラもちゃんと出てて。冗談交じりにカワイイといじられる事もしばしばですが、文句無しにカッコよかった。
そして、これで終わりはずもなくアンコール。会場にいる全員が待っていたであろう「O108ROCKET」を披露!の前に、ネコハカがサークルとWODを要求。ライブに慣れていない人の為にも懇切丁寧にやり方を説明した後に、楽曲スタート。もう始まったら周りのノリでいけますからね。にしても、ネコハカでモッシュできる日が来るとは思わなくて、超楽しかったです。相変わらずバンドアレンジでのこの曲強すぎだし。皆んな笑顔で騒いで歌って圧倒的フィナーレでした。
ラストのMCでは、バンド体制でのネコハカの魅力が伝わったかをファンに確認しつつ、なんと来年3月にまたワンマンライブ「見て決めろ」を開催する事を発表。しかもライブ代は1円。ライブを観てから投げ銭感覚でお代を頂きたいとの事。下手したら大赤字なんですが、学生とかライブに行きやすくはなるだろうし、将来的にファンの増加にも繋がるので良いかもですね。勿論、自分も速攻チケット取ったので行きたいと思います。
とゆーことで、改めてあの頃みたいにバンドやってるネコハカ2人が本当に嬉しそうだったのひたすら多幸感で最高のライブでした。更にメタルに磨きがかかったネコハカのパフォーマンス、もっと多くの人に見てほしいですね。またメロイックサイン掲げにいきます。ありがとうございました!
【12/28 Crystal Lake Ankh Japan Winter Tour 2023@恵比寿LIQUIDROOM】
日本のメタルコアバンドCrystal LakeのWinterツアーファイナルに行ってきました。12月からの4公演なんですが、その前は数ヶ月に渡って、中国とアメリカツアーを行っていた彼ら。最後に見たのは新体制直後の6月。それからかなりライブの本数を積んできたと思いますし非常に楽しみでした。帯同するバンドもSABLE HILLS・Paleduskと、同じく海外でのライブ経験があるワールドクラスの2バンドとなりました。最強すぎる。
トップバッターはSABLE HILLS。今年は主催フェスに、ワンマンを筆頭にそこそこ回数を見てきましたが、この日も激アツでしたね。「BAD KING」「The Envy」とギア全開、「CRISIS」ではフロアにある柵すらも囲う様に特大のサークルが出来上がり圧巻でした。最新曲「A New Chapter」も新メンバーGt/Vo. Wataruのイケボクリーンがサビで響き渡り、新体制感マシマシ。サウンドに加えてボーカルが増した事による重厚感もあり、本当にカッコよかったです。MCでは、Crystal Lakeがメタルコアシーンのベースを底上げしてくれた事への感謝と、これからは俺達がシーンを引っ張っていく番だと決意を語ってくれました。この日にVo. Takuyaの少し口を滑らしてしまいましたが、後日ドイツのArising Empireとの契約と、来年4月に3rdアルバム『Odyssey』のリリースが正式にアナウンスされました。マジで嬉しいですね。止まる事なく、このまま躍進を続けて欲しいです。
続く2番手、Paledusk。彼らも今年は海外に国内にツアー三昧で、100本以上ライブやってました。自分もワンマンにNEX FESTに何度か見たものの、年末にまた見れて嬉しい限り。「PALE HORSE」「WIND BACK」などキラーチューンを序盤から披露し、流石に気合入ってましたね。いつも通り動き回りながらプレイする彼らのステージング技術が高さには楽しませられます。最新曲「RUMBLE」では打ち込みが序盤で止まるトラブルが起き、Vo. Kaitoも"8年バンドやってきたけど初めてだわ!"と驚きつつ、”新しいPCが欲しいから新EP限定盤買ってくれよな!”と宣伝も忘れず、微笑ましい限りでしたw
Crystal Lakeとは何だかんだ初めての対バンでその喜びを語りつつ、この日のライブの衝撃を忘れないで欲しいと熱いメッセージを送ってましたね。終盤は古めの「Blue Rose」もやり、「Q2」「NO!」など彼ららしく勢いが有り余ったままフィニッシュとなりました。
ようやく出番が回ってきたCrystal Lake、序盤から「Mephisto」「Six Feet Under」「Hail To The FIre」と強靭なグルーヴ感を生む流れを作ってました。新Vo. Johnもすっかり定着し、身体を揺らしながら自分の曲として力強く安定したスクリームを聴かせてくれました。中盤では待ちに待った新体制初シングル「Denial // Rebirth」もう劇場版Crystal Lakeですよ…ちょっと泣いてしまう位にはヤバかった。荘厳でスピリチュアルな雰囲気をライブハウスでも再現する処か、それ以上のオーラを発してましたね。
終盤では、「Open Water」でSABLE HILLSのVo. Takuyaが、「Mercury」でPaleduskのVo.Kaitoがそれぞれフィーチャーリング。今日限りかもしれない激アツコラボにブチ狂いでした。あとJohnはスロースターターかもしれないですね、この辺りの方が高音域まで出てた印象でした。ラストは「Lost In Forever」「Apollo」でフィニッシュしたんですが、前振りでJohnが、”最高の1年だった、俺の世界が大きく変わったよ、ありがとう皆"って言ってて、こちらこそCrystal Lakeに来てくれてありがとう、という気持ちになりました。彼がいなかったらCrystal Lakeはここまで復活出来て無かったかもしれないですからね。Gt.YDはこの復活の喜びをファンと噛み締めると共に"今までと変わらず、この最高のカルチャーを広めていきたい"と昔からブレない芯を改めて示してくれました。
とゆーことで、2023年ライブ納めはやはり大好きなメタルコアとなりました。世界で活躍する大好きなバンド達を1日で観れる日が来るとは思わなかったし、彼らがいる時代に生まれて本当に良かったなと。日本の誇りです。今よりも更に活躍して、素晴らしいメタルコアの未来を魅せてくれるはずでしょう。それを信じてこれからも応援してます、ありがとうございました!
では今回はこの辺で。また来週お逢いしましょう!