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今週の良かった新曲感想【4/8~4/14】

 どうもです。

 毎週恒例の新曲感想記事。4/8~4/14リリース分です。アルバム、EP、シングルを対象に自信をもってオススメできる曲を紹介していきます。読んでくださった方に1曲でも良き出逢いがあります様に。ではどうぞー。


#1『See Me Shine』/ 神代りた

◆所属:個人勢(元PRISMProject)
◆作詞・作編曲:Louz
◆デジタル配信:各種ストリーミングサービスにて配信中

 活動3周年記念でリリースされたニューシングル。ジャズチックで、透明感に満ちたサウンドとミディアムテンポのお洒落なメロディが心地良い。美しいコーラスによる奥行きもじわじわと馴染んできて癖になりますね。落ち着く印象を与えてくれるハスキーボイスがむっちゃカッコよくて好きです。


#2『はなまる Singing Days!』/ 獅子神レオナ

◆所属:Re:AcT
◆作詞・作編曲:Akki / あっきー
◆デジタル配信(ダウンロード):https://react.booth.pm/items/5631250

 シングル&MV3ヶ月連続リリースの第一弾。ミュージカルの様な盛り上がりを魅せる展開が非常に美しく賑やかで、自然と楽しい気持ちになる1曲でした。ピッチの安定感も相変わらず抜群で、幅広い表現力を駆使して歌声をメロディに乗せていってますね。セリフパートも可愛く、全体的に目の前にいる"君"に向かって歌っている距離感が最高でした。


#3『巫女』/ 春猿火

◆所属:KAMITSUBAKI STUDIO
◆作詞:AMAMOGU、作曲:松田純一・MILKEY、編曲:朝比奈健人
◆デジタル配信:https://phenomenon-record.lnk.to/Shrine_maiden

 3rdワンマンライブのエンドロールで初公開されたニューシングル。最新シングル「身空歌」と同じ作家陣が揃った、壮大なエモーショナルバラード名曲。“音楽の巫女”として新たな始まりを歩む彼女の愛と祈りが歌詞にもメロディにも歌い方にも込められており、感動せずにはいられませんでした。魂で歌い上げるラスサビへの持っていき方が好きすぎる。ワンマンライブのライブレポも後述してあるので是非。


#4『DEJAVU』/ Moona Hoshinova

◆所属:ホロライブインドネシア
◆作詞:Lauren Kaori、作曲:ArmySlick・Lauren Kaori、編曲:ArmySlick
◆デジタル配信:https://lnk.to/mh_dejavu

 ユニバーサルミュージックとホロライブプロダクションの共同レーベル「holo-n」からリリースされたニューシングル。高貴な雰囲気すら漂うオシャレすぎる失恋ソングとなっており、ゆったりとしたLo-Fiなビートと切なくも温かいメロディが最高に心地良い。コーラスを始めとしたクリスタルボイスも息を呑む美しさがあって、歌唱力と共に魅了されるばかりです。


#5『憧憬のジョバンニ』/ 釣鐘つりがねふうり

◆所属:個人勢
◆作詞・作編曲:のうべんばあ
◆デジタル配信:https://linkco.re/y3FtC2my

 2ndシングル。どこかファンタジックな、優しくてキラキラした華やかなサウンドがとても綺麗な1曲。高揚感を掻き立てると云うか、サビメロもキャッチーで耳に残りますね。アウトロへ向かっての"La La La~"はライブでシンガロングしたら楽しいだろうなと。可憐さをまとった澄んだ歌声も魅力的で柔らかい表現がステキですね、"あっちゅう間"とかカワイイ。


#6『Under, Water』/ RineiroN

◆所属:個人勢
◆作詞:天秤ひなみ、作編曲:千石ナタデコ子
◆デジタル配信:https://linkco.re/dnR5NHMA

 5thオリジナル曲。水中をイメージさせるキュートでポップなサウンドと、ゆらゆらと揺蕩う様なメロディが非常に心地良いEDMナンバー。4人の歌声も可愛いらしく、ハーモニーまで透明感たっぷりでリラクゼーション効果高めですね。気付いたら聴き入ってて、思わずリピートしてしまう感じ。


#7『限界現実サバイブ天使』/ 夢限大みゅーたいぷ

◆所属:ブシロードミュージック
◆作詞・作曲:凍堂遊維、編曲:Nor・堀江晶太
◆デジタル配信:https://bmu.lnk.to/G_G_SURVIVALANGELhp

 3rdシングル。漫画家としての活動も同時に行うメンバーの藤都子がモチーフとなった、エネルギッシュに駆け抜けるロックナンバー。いきなりシンガロングできるフレーズだし、常にテンション高めでキャッチーでライブアンセムすぎますね。弾ける爽やかNorサウンドと、音像デカめの堀江晶太バンドサウンドの融合が余りに良すぎる。最後にギターソロあって神。


#8『誰にもなれない私だから』/ トゲナシトゲアリ

◆所属:ユニバーサルミュージック
◆作詞:カイザー恵理菜、作曲:遊部優介、編曲:玉井健二・南田健吾
◆デジタル配信:https://togenashitogeari.lnk.to/im_nobody

 7thシングルで、アニメのED曲。心の声を音にしたと思わせる切なげなピアノの旋律が印象的なロックバラード。まだ何者でもない少女達の心の葛藤が吐露された歌詞に胸が締め付けられますし、サビメロが余りにエモーショナル。ポツリポツリとつぶやくような歌い方も愛おしいです。


#9『Curse』/ Architects

◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア
◆国:イングランド(ブライトン)
◆レーベル:Epitaph

 Jordan Fish(ex-BRING ME THE HORIZON)と共に制作されたニューシングル。とびきりキャッチーなメロディが引き立っていながらも、シンセアレンジに奥行きと拡がりがあって迫力がありますね。ドラムも結構近めなんですが、質感のお蔭が気持ちいい。メロシャウトとロー、そしてクリーンを自在に操るVo. Samのボーカルワークにも相変わらず惚れ惚れ。


#10『WOULD IT KILL YOU?』/ Another Now

◆ジャンル:メタルコア/ポストハードコア
◆国:オランダ(北ブラバント州アイントホーフェン)
◆レーベル:自主

 5月22日リリース予定の2ndアルバム『HEX』からのシングルカット。SF・サイバーチックなシンセがオシャレで、サビも超キャッチー。グルーヴィーなニューメタルコアっぽいアプローチがありつつも、ギュッとシンプルにまとまってるのが良いですね。ツインボーカルの交錯具合もアツい。


#11『Homewrecker』/ Traveller

◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア
◆国:ドイツ(カシュトロップ・ラウセル)
◆レーベル:Blood Blast Distribution

 今年初のニューシングル。前作『Homesick EP』の延長線上に当る、どこか暗鬱で幻想的な雰囲気が漂っており、緩急あるドラマティックな展開美が印象的でした。終始グルーヴィで、ビートダウンやブラストビートなどハードコア要素も強めなんですが、絡みつくタッピングフレーズが美しすぎる。


#12『Evergreen』/ Aphasia

◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア
◆国:アメリカニューヨーク
◆レーベル:Theoria Records

 ニューシングル。前作に引き続きInvent Animate系の影響を感じるアンビエント要素、どこか陰鬱としたセンチメンタルな雰囲気が刺さりますね。メリハリの効いた展開の中、ずっと宙ぶらりんで漂っている様な極上の浮遊感もあり、ボーカルの掠れ具合が何とも言えない悲壮感を演出してるなと。


#13『Mirror's Edge』/ Northlane

◆ジャンル:プログレッシヴ・メタルコア
◆国:オーストラリア
◆レーベル:自主
◆デジタル配信:https://linktr.ee/northlaneband

 レーベルUNFDから独立後初となるEP。新規曲は3曲(内1曲はインスト)のみの全6曲収録となり、前アルバム『Obsidian』を更に追究した1枚になった印象です。ミディアムテンポで送る伸びのあるダイナミックでグルーヴィーなサウンドに、開放感のあるテクノ・ドラムンベースなど多彩なエレクトロ要素を装飾を独自に美しく仕上げているのが特徴的。Djentyなリフを始め、テクニカルなフレーズの聴き応えも相変わらず魅力的ですね。シングルカットされたTr.6「Dante」がズバ抜けて良いので、他が若干霞んでしまった気もするんですが、フィーチャーリングゲストが豪華なので救われたなと。Tr.3「Miasma」では、Parkway DriveのVo. Winston McCallをフィーチャーしており、かなりエネルギッシュで破壊力ありましたし。新規曲ではTr.4「Let Me Disappaer」で、ダブステのドロップが融合してる様な聴いた事ないブレイクダウンが搭載されてて気に入っています。Tr.5「Kraft」もサウンドとボーカルが殴り掛かってくる感じでちょっと懐かしさもありました。


#14『The Black』/ Imminence

◆ジャンル:メタルコア/ポストハードコア
◆国:スウェーデン(トレレボリ)
◆レーベル:※今回は自主(前作はArising Empire)
◆デジタル配信:https://imminence.bfan.link/theblackalbum

 5thアルバム。前作『Heaven in Hiding』から約2年半ぶり。先行シングルからの期待通り、今作も無事に名盤。彼ら史上最もダークでヘヴィな楽曲が揃った1枚でした。暗闇の中で行く果てが無く彷徨う光景を想起させるサウンドスケープと心を鷲掴みにする流麗なメロディライン、映画のようなドラマティックな展開が演出する没入感は前作以上に進化した印象。凍てつく荘厳な雰囲気が漂うストリングスの音色を前面に出し、温度感や重量感に徹底された一貫性を感じましたね。インスト曲もほぼオーケストラ。先行リリースされたTr.2「Desolation」やTr.3「Heaven Shall Burn」で魅せた強烈なアタック感あるリフやブラストビートは新規曲でも特徴的で、Tr.6「Come What May」とTr.8「The Call of the Void」は度肝を抜かれるはずです。ずっと緊張感が蔓延ってるのよ。表題曲Tr.11「The Black」の完成度は異常で、彼らの持てる全てを詰め込んだ感がありました。中でもVo. Bergの魅惑的なクリーンから狂気的なスクリームまで幅広いボーカルワークが際立っており、甘美なヴァイオリンソロも併せて、恍惚として聴き入ってしまう程。改めて、感情を大きく揺さぶられる体験をもたらしてくれる素晴らしい作品でした。


―――以上、4/8~4/14はアルバム1枚、EP1枚、シングル12枚の新曲感想でした。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。その他何かオススメ曲や要望等あれば何でもお気軽にコメントください。また、少しでも良かったと感じていただけたら、スキ♡を押したり(noteアカウントなくても押せます)、シェアしたりしていただけると大変励みになります。フォローも大歓迎です。よろしくお願いします!

※先週の新曲感想はこちらから。

#ライブレポート

【4/9 Albemuth 1st ONE-MAN LIVE「罪と楽園」@Zepp Shinjuku】

【4/10 春猿火 3rd ONE-MAN LIVE 「シャーマニズムIII」@Zepp Shinjuku】


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