楊宏琪
四月を迎え、幾分か暖かくなった札幌の街。ひとりの男を待つために札幌の駅に降り立った。日…
気付けば福岡・清川の艶宿(あでやど)に荷物を置いて、中洲・清川の夜を流れ始めてからもう…
昼下がりの狸小路の喫茶店。シチューのランチを頼んだあとに、セットのドリンクも飲み干して…
網走を出た特急は、特急とは呼び難い速度で北見〜旭川間の原生林を走り続けていた。車窓に流…
すすきのの夜が好きだ。北へ“流れ”てから知り合った仲間たちとスナックでしこたま歌うのも…
わたしたちは何本も煙草を灰にしながら歌い続けた。興が乗ってくると、冒頭の溜息を真似なが…
全く北海道の夏が涼しいだなどとどこの誰が言ったんだ?茹だるような暑さの中を祭の隊列に加…
皆さまお仕事に学業に“耽溺”におつかれさまです。前回noteで街耽溺の記事を書いてからもう…
皆さん、明けましておめでとう。如何お過ごしだろうか?わたしはというと、近年稀に見る「悪…
薄明かりのテーブルの上にはデンモクとグラス、取り替えられたばかりの灰皿にシャンパンの空…
はじめに 大学生の頃は、近畿地方の耽溺街に直ぐに行けてよかったと涙を流すばかりの今日こ…