クロスプレイ東松山

クロスプレイ東松山は、高齢者福祉施設に年間を通じて様々なアーティストが滞在し、施設を拠点にした作品制作等の活動を通して、利用者や職員と文化的な交流をはかるプロジェクトです。

クロスプレイ東松山

クロスプレイ東松山は、高齢者福祉施設に年間を通じて様々なアーティストが滞在し、施設を拠点にした作品制作等の活動を通して、利用者や職員と文化的な交流をはかるプロジェクトです。

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介護とアートが、交差する。「クロスプレイ東松山」2024年度滞在アーティスト募集!(11/4締切)

埼玉県東松山市の高齢者福祉施設「デイサービス楽らく」に滞在するアーティスト・イン・レジデンス(AIR) 。施設利用者や職員との交流から生まれる多様なモノ・コトを、価値と捉えるプログラムです。高齢者・介護・福祉の世界への関わり、アプローチに興味ある方、ぜひご応募ください。 ■クロスプレイ東松山について 埼玉県中部に位置する自然豊かな街、東松山市。郊外の唐子地区にある通所型の高齢者福祉施設 「デイサービス楽らく」では、施設内にアーティスト1名が滞在・宿泊できる設備を設け、アーテ

    • クロスプレイ東松山報告書 2022 / 2023 発行

      埼玉県東松山市の高齢者福祉施設「デイサービス楽らく」にアーティストが滞在し、作品制作やリサーチを通じて利用者や職員と文化的交流を図るプロジェクト「クロスプレイ東松山」。 2022年からスタートした本プロジェクトの報告書(2022 / 2023)がこの度完成いたしました。 「ケアとアートが交差する場で起きていること」をテーマに、これまでの同プロジェクトを振り返る内容となっています。ぜひご一読ください。 https://bench-p.com/cms/wp-content/u

      • アーティスト滞在日記25(青木麦生)

        こんにちは!クロスプレイ東松山インターンの唐澤です。 歌人の青木麦生さんの、2月26日-27日の滞在の様子をお届けします。 青木さんはこれまで、日帰りや少ない日数での滞在を何度か続ける中で、楽らくの窓に短歌を貼り出していました。カッティングシートの、握り拳よりもひと回りほど小さい文字が並んでいます。この日のお昼休みには、その窓の前で合唱が繰り広げられていて何だかほっこり。 楽らくでの青木さんは、利用者さんとの接し方がとても自然なのが印象的でした。 利用者さんの座席に話し

        • 2023公募アーティスト 竹中香子さん新作パフォーマンス「ケアと演技」

          『クロスプレイ東松山』公募アーティストとして、デイサービス楽らくに滞在した竹中香子さんが、その経験から触発された新作パフォーマンスを発表します。作・演出(そして出演)を担当されるのは自身初とのこと! 会場は有楽町アートアーバニズム YAU の新スペースYAU CENTER、チケット発売は4月29日(月・祝)です。お席の数に限りがありますので、どうぞお早めにお求めください。 公演情報:https://hydroblast.asia/free/careacting チケット

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          アサダワタルプロジェクト「また明日も歌ったような」ミュージックビデオ公開記念イベント[レポート]

          2024年2月11日、文化活動家のアサダワタルさんによるプロジェクト「また明日も 歌ったような」ミュージックビデオ公開記念イベントが開催されました。 文化活動家のアサダワタルさんは、2022年から断続的にデイサービス楽らく(以下、楽らく)に滞在し、音楽や記憶を軸に、利用者や職員、時には地域の小学生たちと、多様な接点を作ってきました。その関わりから、アサダさんは2つの楽曲を書き下ろし、その歌は楽らくで毎日歌われています。 この機会に制作された『また明日も楽らくで』(ディレク

          アサダワタルプロジェクト「また明日も歌ったような」ミュージックビデオ公開記念イベント[レポート]

          アーティスト滞在日誌24(浅川奏瑛)

          こんにちは! クロスプレイ東松山でインターンをしているとがしです。 今回は11月22日〜12月6日と1月24日〜2月7日に滞在した浅川さんの滞在の様子をお届けします! ▼浅川さんのnoteではレジデンス日記も公開されています。こちらもぜひご一読ください! 滞在期間の前半では、「ダンサー」としての肩書きは名乗らず「いつもいる子」として利用者さんと交流をされていたのが印象的でした。毎日30名ほどの利用者さんが来られる中、全員と一日一回は話せるようにしたいと浅川さんは話されてい

          アーティスト滞在日誌24(浅川奏瑛)

          浅川奏瑛さんによるレジデンス日記

          11月から2月にかけて楽らくに滞在した浅川奏瑛さんが、ご自身のnoteでレジデンス日記を執筆しておられます。楽らくで流れる時間に身を置く中で紡がれた言葉を、ぜひご一読いただけたら幸いです。 https://note.com/asakana1117/

          浅川奏瑛さんによるレジデンス日記

          アサダワタルプロジェクト「また明日も 歌ったような」ミュージックビデオ公開!

          アサダワタルプロジェクト「また明日も 歌ったような」で制作された、アサダワタル作詞・作曲・編曲『また明日も楽らくで』のミュージックビデオを公開しました!デイサービス楽らくを幾度となく訪問したアサダが利用者や職員との関わりから生み出し、収録には地域の小学生も参加した一曲です。ぜひ皆様お楽しみください。 アサダワタルプロジェクト「また明日も 歌ったような」の詳細はこちらをご覧ください。 https://bench-p.com/projects/crossplay-asadawa

          アサダワタルプロジェクト「また明日も 歌ったような」ミュージックビデオ公開!

          アーティスト滞在日誌23(竹中香子)

          こんにちは!インターンの唐澤です。 1月、竹中香子さんの滞在最終週のことについてレポートします。 今年度の公募アーティストの竹中さん。12月からデイサービス楽らく(以下、楽らく)への滞在を始めていました。 アーティストの滞在に立ち会えて嬉しい!と思うことの一つが、アーティストの方と直接お話しできることだと思っています。アーティストに対して、ちょっと近づきがたいという印象を持たれる方も少なくないかもしれません。私も、アーティストの方には「すごい」「尊敬」みたいな気持ちが先行し

          アーティスト滞在日誌23(竹中香子)

          青木麦生の楽らく滞在日記(1月22日・23日)

          デイサービス楽らくに断続的に滞在中の歌人・青木麦生さんより、滞在日記を寄稿いただきました。 1月22日 今まで3日ほど日帰りでの滞在だったが、今日から初の宿泊滞在。いつもより重い荷物を背中に背負って楽らくに向かう。 一通り滞在の説明を受けた後ホールに向かうと、理学療法士の方による体操が行われていた。皆さまと一緒にじっくり行う。本気でやると結構ハードだ。背中と肩甲骨がほぐれて汗が滲んできて日頃の運動不足を痛感する。立ってフルメニューをこなしている利用者の方もいて、実に矍鑠

          青木麦生の楽らく滞在日記(1月22日・23日)

          アーティスト滞在日誌22(竹中香子)

          こんにちは!クロスプレイ東松山でインターンをしているとがしです! 今回は12月に2週間、1月に2週間の計4週間滞在された竹中さんの滞在の様子の一部をご紹介します! 滞在して1週目。竹中さんはアイデンティティー・クライシスを経験しました。この経験について、竹中さんの言葉でも綴られています。 高齢者福祉施設は人員配置基準に基づき、介護職員や看護職員などが配置されており、基本的には専門性や役割を持つ職員と、通所する利用者しかいない場所です。そこにポンッと投げ込まれ滞在するアーテ

          アーティスト滞在日誌22(竹中香子)

          クロスプレイ東松山 アサダワタルプロジェクト「また明日も 歌ったような」

          高齢者福祉施設「デイサービス楽らく」にアーティストが滞在し、リサーチや作品制作を通して文化的な交流を重ねるプロジェクト「クロスプレイ東松山」。 文化活動家のアサダワタルは2022年から断続的にデイサービス楽らくを訪問し、音楽を軸に、利用者や職員、時には地域の小学生たちと、多様な接点を作ってきました。その関わりから、アサダは今年度に2つの楽曲を書き下ろし、生まれた歌は、今や毎日のように利用者とスタッフによって歌われています。 本プロジェクトでは、内1曲の『また明日も楽らくで』

          クロスプレイ東松山 アサダワタルプロジェクト「また明日も 歌ったような」

          アーティスト滞在日誌21(アサダワタル)

          こんにちは! クロスプレイ東松山でインターンをしているとがしです。 今回は、昨年度に引き続きアソシエイトアーティストとしてクロスプレイ東松山に携わるアサダワタルさんのとある日の滞在の様子をお届けします。 ▼前回のアサダワタルさんの滞在日誌はこちら テーマソング「楽らく日和」のミュージックビデオが完成!デイサービス楽らく(以下、楽らく)の近所にある唐子小学校の児童との合同レコーディング後、アカペラの音源にギターやドラムなどの楽器演奏を加えたりイントロや間奏を作るなど、曲の編

          アーティスト滞在日誌21(アサダワタル)

          アーティスト滞在日誌20(仁禮洋志)

          こんにちは!クロスプレイ東松山でインターンをしている唐澤です。 とがしさんに続いて、仁禮さんの滞在最終日の様子をお届けします。 利用者さんや職員さんから聞いたお話を、現代の民話として書き起こすプロジェクトを進めてきた仁禮さん。 前日までに行なった朗読から、朗読をきっかけに会話が広がっていく様子をもう一度見たいということで、この日も全体に向けて民話を読む活動を行いました。 朗読の作品は東松山に伝わる民話として利用者さんから聞き書きしたものでした。ところが他の利用者さんにはあ

          アーティスト滞在日誌20(仁禮洋志)

          アーティスト滞在日誌19(仁禮洋志)

          こんにちは! クロスプレイ東松山でインターンをしているとがしです! 今回は2023年10月27日〜11月17日まで滞在した仁禮洋志さんのとある日の滞在日誌をお届けします。 仁禮さんは滞在期間中、デイサービス楽らくの利用者さん一人ひとりからお話を伺い、民話の採集を進めています。利用者さんのほとんどが戦争を経験されていることもあり、思い出話や過去の印象に残っていることとして、戦争のお話が多く聞かれたんだとか。また、お話を開いているうちに、ぐるぐると同じ話題に戻ってしまうことも。

          アーティスト滞在日誌19(仁禮洋志)

          アーティスト滞在日誌18(アサダワタル)

          ▼これまでのアサダワタルさんの滞在日誌はこちら 半世紀を超えた交流!? 近隣の小学生との合同レコーディング昨年度から滞在アーティストとして通うアサダワタルさん。 ラジオ番組を制作したり、送迎車に同乗したり、自宅に訪問するなど、日々会話を重ねるなかで、デイサービス楽らく(以下「楽らく」)の日常をモチーフにしたテーマソング『また明日も楽らくで』『楽らく日和』の2曲を書き下ろしました。 今回は近所にある唐子小学校4年生を交えた合同レコーディング。 学校がお休みの日にも関わらず、

          アーティスト滞在日誌18(アサダワタル)