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アーティスト滞在日誌21(アサダワタル)

こんにちは!
クロスプレイ東松山でインターンをしているとがしです。
今回は、昨年度に引き続きアソシエイトアーティストとしてクロスプレイ東松山に携わるアサダワタルさんのとある日の滞在の様子をお届けします。

▼前回のアサダワタルさんの滞在日誌はこちら

アサダワタル(あさだ・わたる)

アーティスト、文筆家。
音楽などの表現行為を支点に様々な生活現場に赴き、「これまでにない他者とのつながりかた」をプロジェクトや著作を通じて提案。プロジェクトに「ラジオ下神白」(福島県/2016年ー)、「まなざしラジオ!!」(東京芸術劇場/2020年)、「コロナ禍における緊急アンケートコンサート 声の質問19」(東京藝術大学/2021年)、著作に『住み開き増補版』(ちくま文庫)、『想起の音楽』(水曜社)など。2019年より品川区立障害児者総合支援施設ぐるっぽアートディレクターを経て、2022年より近畿大学文芸学部教員。博士(学術)。

テーマソング「楽らく日和」のミュージックビデオが完成!

デイサービス楽らく(以下、楽らく)の近所にある唐子小学校の児童との合同レコーディング後、アカペラの音源にギターやドラムなどの楽器演奏を加えたりイントロや間奏を作るなど、曲の編集を進めてきました。

同時にミュージックビデオの制作も進行。カメラマンの加藤甫さんが楽らくの日常の様子の撮影に何度も足を運び、また、日中活動で利用者さんが習字で字幕の文字を書くなど、素材づくりをしてきました。


ミュージックビデオ完成披露!

そして、ついにミュージックビデオが完成。
利用者の皆さんへお披露目です。

上映が終わると拍手が起こり、利用者さんからは「こんなに綺麗に撮ってもらったならもっと映してほしい!」「みんなのおかげで完成してよかった」などの感想が聞かれました。「もう一度見たい!」との声も上がり、アンコール上映。アカペラとの曲調の変化に耳を傾けたり、自分が映るシーンを探したり、字幕を追ったり、ミュージックビデオに惹きつけられていました。


ミュージックビデオは職員のモチベーションにも

利用者さんが帰宅した後、職員でもミュージックビデオを鑑賞しました。支援をしているとあっという間に過ぎていく日々が、ミュージックビデオという形で切り取ってみると、当たり前の日常の中にドラマがあることを実感。「綺麗に撮ってもらえて嬉しい」「自分の働く施設ではユニークなことをやっていると自慢できる」などの声が聞かれました。


毎月恒例のお誕生日会も開催!

この日は今月誕生日を迎える利用者さんをお祝いするお誕生日会も開催されました。アサダさんのギターの演奏に合わせてハッピーバースデーを歌い、プレゼントをお渡ししました。恥ずかしそうにする利用者さんを囲んで記念撮影もしました。

朝の会や帰りの会、活動など歌う機会の多い楽らく。そんな背景があったからこそ生まれたテーマソングも、今ではすっかり定番ソングになっています。

恒例の職員一同との記念撮影
BGMはアサダさんのギター演奏


地域と施設の接点としての展開

テーマソングは、楽らくのシンボルでもある時計台から毎日定時に流す予定。今回は時計台へ機器の設置方法などを現地で検討しました。

楽らくの前の道は小学生の登下校のコースにもなっており、時計台からテーマソングが流れることで、地域と施設の接点のひとつになることを試みています。

アサダワタルプロジェクト「また明日も 歌ったような」
公開記念イベント開催決定!

日時:2023年2月11日(日)14:00から
会場:デイサービス楽らく(埼玉県東松山市)
詳しくはこちらをご覧ください!


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