マガジンのカバー画像

📃

6
普段考えていることを文に起こしてみます。 乱文すみません。
運営しているクリエイター

記事一覧

燃えないゴミ

燃えないゴミ

書いたことを発信することは、燃えないゴミを埋立地に捨てる行為と等しい。生きていると、自分の中に燃えないゴミが溜まっていく。燃えないゴミの原材料は、その時その場では言えない、もしくは言葉にはならないような違和感、モヤモヤだ。誰しも燃えないゴミを身体の中で作っていると思う。ただ、ゴミになる前に、それらを芸術として世に出せる人もいるし、私のようにゴミになる人もいる。(何をもって芸術とするのか、ゴミとする

もっとみる

皆既月食、何なんw

夜、スーパーにお弁当を買いに行ったら、やけに赤くて、虫に喰われた腐れかけの葉っぱみたいな月があって、あれ?と思ったら皆既月食だった。

テレビを一切見なくなって情報遮断されてる(してる?)けど、いつも空ばっかり見てるとさすがにすぐ違和感には気づくもんです。

帰ってインスタを開くと沢山月がストーリーにあがってて、お恥ずかしながらそれで皆既月食だと知った。今夜は注目の的だね。お月様。ちょっと遠い存在

もっとみる
サイズが合わないブラジャー

サイズが合わないブラジャー

サイズが合わないブラジャーって持ってる?
私の箪笥には5着あって、余程洗濯物が回せなかった時以外着けないけれど、それでも1ヶ月か2ヶ月に1回ぐらいは出番があるから、ずるずると捨てられないんだよね。

サイズが合わないやつはとても気持ちが悪くて、お風呂から上がってホックをかけるその時から次の日の服を脱いで最後外す時まで、丸一日不快。

服の下で乳房が押し潰されたり左右アンバランスに胸が締め付けられて

もっとみる
うどん屋の蟻

うどん屋の蟻

二人でうどんを食べに行った。昼休み、最近は雨の日以外、外に出かけているのだけれど、その日は出かける前に誘われて、オフィスの裏側1階にあるうどん屋に行った。

あ、メニューどうぞ。2枚あるうちの一つを渡すけど、一応渡すだけで結局は天ぷらぶっかけうどん2つ。あの時もそうだった、と思い始めたらキリがない。そして決まっているのにメニューの左上から右下、折り返して裏のいなりとかトッピングまで一通り目を通す多

もっとみる

評論家ぶってんじゃねーよ

映画、本、音楽…
観たもの読んだもの聴いたものを、我流に解釈して文字に起こす、たまにそれを発信する、ということをやっている。

そうすると、たまに自分でも何様だよ、と思う時がある。
何かの道に通じてる訳でもないし、ウィットに富んだ文章が書ける訳でもないし、評論家でもない癖に、あーだこーだ言って偉そうに…
「評論家ぶってんじゃねーよ」って。

でも、やっぱり書きたいなと思うし、
それを発信していきた

もっとみる

純な白光を内包する貝殻を柔らかな指先にそっと置いたような手、年季が入り血管は浮き出て爪と皮膚の間が黒く汚れた岩のような手、粒のそろった大きな爪を指上に糊で貼りつけたような手、蛇爪で関節が角張った薬指に金の指輪を嵌めている手、まるまるして皮の厚くお団子のような手、中指は鉛筆だこで変形して甲に思考が刻まれた手、ささくれ一つなく指全てが規則正しく十分に動く手、点々の赤みが球心状に広がり熱を帯びた手、全て

もっとみる