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【オリンピック金なのに】フェンシングはつまらない?原因は武井壮?不祥事?それとも、、、。マイナースポーツの現実と未来。

フェンシングというスポーツをご存知ですか?
近年日本でも注目されているフランス発祥の格闘スポーツです。
記憶に新しいのは、東京オリンピックでの男子エペ金メダルでしょうか。
日本代表選手の不適切行為や疑惑合宿なども大きく報道され、
フェンシングを目にした方も多いのではないでしょうか。
少し前ではロンドンオリンピックでの、太田雄貴選手の銀メダルが思い返されるでしょうか。

フェンシングをイメージ

そんな良くも悪くも注目されているフェンシングですが、
皆さんはフェンシングというスポーツをイメージできますか?
記事の本題に入る前に、まずはフェンシングをイメージしてください。
イメージできない方は、こちらから雰囲気だけでも掴んでから本題に入りましょう。


つまらないスポーツ?

フェンシングをイメージできましたね。どう感じましたか?
剣さばきや、迫力のある動き、1対1の緊迫感など魅力がありますね。

ただ、『何で勝利なの?』『何が凄いのかわからない』
こういったことは感じませんでしたか?
私はフェンシングを指導していますが、
初めてフェンシングに触れた時に率直に感じました。

フェンシングには魅力がないと感じた訳ではありません。
100人がフェンシングを初めて体感した時に、
『何で勝利なの?』『何が凄いのかわからない』
という疑問が生まれてしまう。
フェンシングはわかりにくいスポーツということです。
ではなぜ、わかりにくいのでしょうか?

マイナーとメジャー

もちろん、フェンシングのルールを理解し、動きのイメージができれば、
最高に楽しめるスポーツであることは間違いありません!
ただ、そこまでしてフェンシングを楽しみたい人は少数派でしょう。

テレビや配信コンテンツで、サッカー、野球、バレー、卓球、陸上などを
観戦できる場合につい観てしまったり、日本人選手の活躍を観たいからみる。というような経験はありませんか?
私は凄く観たくなります。
実際に体験したことのないスポーツでも、ちょっと気になりますよね。
そして、『ゴールした!』『ホームランだ!』『かっこいいスマッシュ!』
など詳しいルールはわからなくても、観るだけで熱狂できますよね!?

あくまで、私の個人的な意見ではありますが、
日本においてのメジャースポーツと言われるスポーツの大半は、
『誰が観ても熱狂し、心を動かされるスポーツ』です。
そして、マイナースポーツとの大きな差は『誰が観ても熱狂』だと感じております。『誰が観ても』が大きなポイントなのです。

ビジネスになる

『誰が観ても熱狂し、心を動かされるスポーツ』はビジネスになるのです。
そのスポーツ、選手、選手の活躍などに、お金を払う価値があるということに繋がります。
需要があり大きなビジネスになる可能性のあるスポーツは、
資金が潤沢であり認知度も向上しますね。
相乗効果によって、更に競技人口増加や競技レベルの向上が期待できます。

近年の卓球はその一例と言えるのではないでしょうか?
昔は身近に卓球のできる機会は少なかったように感じますが、
今では全国各地で気軽に卓球を楽しめるようになり、
競技人口増加による需要の増加と、日本代表選手の活躍と話題性によって、今ではプロリーグまで開催できるほどの競技となりましたよね?

卓球のわかりやすいルールと、誰もがイメージしやすい得点方法。
そして、卓球独特の緊迫感あふれる試合会場の雰囲気など。
要因は挙げきれないですが、間違いないことは、卓球は『誰が観ても熱狂できる』スポーツです。
そして、日本代表の皆さんの活躍が日本人の『心を動かした』のです。

『誰が観ても熱狂し、心を動かされるか』これを持っている、
または時代と共にそれらを得たスポーツは、大きなビジネスとなります。
それが今の日本のメジャースポーツとなっています。

ではフェンシングはどうでしょうか?

現実

率直にフェンシングはわかりにくいスポーツです。
『誰が観ても熱狂し、心を動かされるか』といえるスポーツとはいえないでしょう。
フェンシングの現状はマイナースポーツであり、ビジネスチャンスも大きくない、つまらないスポーツといえるのではないでしょうか?

ここまで散々批判的なことを言いましたが、私はフェンシング指導者であり、フェンシングが大好きです。だからこそ、伝えたいのです。
これがフェンシングの現実だ!と理解してほしいのです。
夢と理想を持つことは大切です。それがマイナースポーツの原動力にもなります。ただ、現実に目を背けるのは間違いです。
理解した上で、これからフェンシンングは夢と理想を持って成長していくでしょう。この先はまた別の機会に。

未来

私がここで伝えたいのは、フェンシングというスポーツは、メジャースポーツと比較して『つまらない』スポーツです。
ただ、この日本にはフェンシングが大好きな人が多くいます。
目標、理想、夢を持って、フェンシングを楽しんでいます。
そして、日本のフェンシングを成長させようと努力しています。

現状を理解した上で、まだまだ成長できる可能性と未来のあるベンチャースポーツではないでしょうか?
フェンシングは『つまらないが、夢のあるベンチャースポーツ』

今後もフェンシングはマイナースポーツといわれます。それが現実です。
ただ、マイナースポーツであることをマイナスに捉えて進むことはありません。
メジャーにならないと!というように、とにかく競技人口増加だ!とにかく勧誘せよ!凄いことをしよう!など無理に現実を変える必要はないです。
フェンシングは『夢のあるベンチャースポーツ』です。
今はその可能性を探している段階と私は感じます。
だから、不祥事疑惑など多くの失敗もありますし、ショッピングモールで大会をやってみるなど話題性のあるチャレンジもするのです。
ゆっくりとで良いのです。フェンシングの成長を一歩づつ進めていくことで、新しいスポーツの形が生まれるかもしれませんね。

あなたはフェンシングをどう感じますか?
フェンシングを考える機会になれば幸いです。
ありがとうございました。




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