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都合と現実

“生分解性プラスチックが海の中で分解されない”など最初からわかっていたはずだ。それを“既存プラスチックとは違って我々は自然のこれ以上悪くならないことに貢献しているのだから、我々から商品をもっと買え”という輩の言動に乗っかって何度も騙されてきたことも忘れ・・ということに他ならない。

生分解性云々やバイオマス何ちゃらってのもいろんなことを言って社会に定着を図ろうとするが、そんな人間が考えるような都合の良い完全分解が自然の力で成してくれることがある、ということ自体への疑問を何故持たないのだ?という疑問の方が僕個人は常に大きい。

でも、この手のものって何故かポンポン研究が進んで(進んでる風)出現する。
それは産業界にとって自然環境に貢献している、そういう優良企業であるという宣伝広告になり、またそれによって商売の数字が増すという“蜜”が存在するからに他ならない。(それ以外にもいろいろあるが、ひとまずそういう風に暴力的にまとめておく。)

つまり現行ビジネスの既得権は変える気など更々ないが、今までより一層繁盛するために“社会的洗脳ワード”を散りばめることでズケズケと付加的な金を生み出すわけだ。
気は少し違うが、ある日環境省が過去一でバズったという真にくだらぬ理由だけで(いや他にも幾許かはあっただろうが)スーパーなどのレジ袋を減らすために有料化を行なった。しかしこのレジ袋が環境に与える影響は“軽微”である。それ以上に僕は企業のこれらの制作費用含め金銭負担が少なからず無くなったという側面で非常に有り難がられたのではないかと思っています。そういえばストローについても“問題だー”と世界が宣い紙ストローなるゴミクズのような粗悪品が今もあらゆるところで出される。しかし、これも既存のプラストローより遥かに環境負荷が高く、また人体への影響さえあるとされている。そもそも本末転倒なこのような行いは即座に中止されるべきなのだが、そうならないところが今の社会の動きの一つだ。そこにこそ大きな問題が横たわっているということに気付いた上でメスを入れなければならない。
個人的感想を言えば“うまく嘘をついた輩”が何故か支持されているという違和感。とても引っ掛かる。まともに考えればそこには行けないはずなのにそれがあたかも正しいと言わんばかりである・・“輩”がもっている“素晴らしき”プレゼン能力という才能か、ただの癒着か、またはたyes-manなのかはさておき、それを選んだ連中の見識の低さまたは拝金主義にはウンザリする・・

まあこの手のプロダクトは、あらゆるところに同様の何故?と叫びたくなる“トンデモ科学”的な代物として五万と存在する。なんとかしたいがこれがまた中々の難儀なのだ。

これもまた話の筋は違うのだが、皆が有り難がって美味しいと評判の高原野菜が栽培されているところの土は、実は10年だか15年でその土を全て別所から持ち込み入れ替えなければ成立しないという事実。そんな現実、大多数が知るまい。僕はほんのうっすら何かの記事だったで見ていたからというのはあるが、それでもリアルに当事者筋から聞くと“何をやってるんだ?”思ってしまう・・これも僕は同類の問題だと思っています・・
問題、本当に山積ですね。

経過日数ごとの素材と劣化の様子

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