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crageの共創術 「つながりを生む3つの実践」

こんにちは!デザイン×エンジニアリング×ディレクションをベースに「新しい価値観」を創造するクリエイティブカンパニー、crage(くらげ)株式会社 HRチームのはやしです!

今回は、週1ペースで行っている全社向けのコミュニケーション施策について紹介したいと思います。


crageも人数が年々増え、現在では40人規模の組織になりました。
私は2期目からいるのですが、今の状態を見るとだいぶ組織的になってきたなと感じています。

人数が少ないときは、個人で会話すればどうにかなっていたものが、人数が増えるにつれて調整が難しくなり、意図せず表面的なコミュニケーションになってしまうこともあります。

crageとしてもコミュニケーションを重視しているので、表面的にならないよう対策を行うことになりました。1人では難しいので、メンバーの協力を得て運営を行なっています。とても感謝です🙏✨

それでは早速、これまで実施してきた施策を順を追ってご紹介します。
施策1:褒める
施策2:気づく
施策3:なるほどワークショップ


施策1:褒める

Miroを使って、イメージ画像のような各人のボードを作りました。
毎週行う全社定例の後半10〜15分程度の時間を活用し、全員で褒めたい人のボードに褒めたいことを書き込んでいきます。
堅苦しくならないように「見るだけでもOK、スタンプを押すだけでもOK」というルールを取り入れてました。

ー 気をつけていたポイント

オープンな場で行うこと
・褒めるのが苦手な人も、他の人の褒め方を参考にできるため
・あまり関わりのない人が、どんなことをしているのかを知ることができるた
・褒められることで、自分の行動が正しかったことを認識できるため

とにかく「わちゃわちゃ感」を意識した
・書いている人も見ている人も楽しく、参加したくなるようなボードにするため
・運営チームはできるだけたくさん書くという意識を持って参加

ー 結果と課題:アンケートで見えてきたこと

割合的には75%ぐらいがポジティブな印象でした。
crageのメンバーは、施策に積極的に取り組んでくれるのでとても嬉しいです🫶

ポジティブな回答
・一体感がある
・普段関わらない人の活動を知れるのがいい
・1週間を振り返るきっかけになる
・人事評価とは別に、他の人からの見え方をラフに知れるいい機会
・日頃言えない気持ちを、フランクに伝えられる

ネガティブな回答
・書くネタが尽きる
・自分へのコメントが怖くて見れない
・褒めることを強制されている感じがする

課題
・褒めるだとハードル高そう
・全員で実施しているので、強制感ありそう
・書くことが目的になってしまう


施策2:気づく

褒めるの課題から「褒める」を「気づく」に変更し、「髪きった?」「Slackの反応早い!助かる!」「(案件の)デザイン素敵!」など、気づいたことを書いていくことにしました。(もちろん、前回に引き続き褒める言葉を書いてもOK)
また、「本来の目的」と「見るだけでもいいよ」ということを毎回伝えることにしました。

ー 結果と課題:アンケートで見えてきたこと

「褒める」よりもハードルが下がったこともあり、かなり盛り上がっていた印象がありました。

アンケートの結果は以下のとおりです。

ポジティブな回答
・「褒める」よりも「気づく」の方が、より細かい視点で伝えることができたと思う。
・ちょっとした会話のきっかけにしやすくなりました。
・記入する内容自体はあまり変わっていませんが、書くことへのハードルは下がった気がします。
・「褒める」だと業務に関することに寄りがちですが、「気づく」だとポジティブな内容ならなんでもOKという感じがするので、書ける幅が広がり楽しさが増した気がします。

ネガティブな回答
・ハードルは下がった気がするけど、「褒める」からかけ離れて雑談よりになった気もする
・雑談寄りになったことで逆に褒めるコメントが書きにくくなったかも?
・マイナスな「気づき」は黙ってるしかないなって思っちゃう。
・やっぱり書くネタが切れる

課題
・コメントの偏りがある
・ポジティブなことしか書けない


施策3:なるほどワークショップ

アンケート結果から、コミュニケーションの量は増えたものの、ネガティブなことが会話しにくい状況は引き続き残っている印象でした。

運営側では、「ネガティブって悪いことなんだっけ?」「ネガティブって人によって認識が違うよね?」という話になり、そこで「crageにとってネガティブとは何か」を定義することになりました。

ステップ1:「crageにとってネガティブとは何か」の認識をすり合わせよう
運営で仮説を立て、テーマについてグループディスカッションをし、crageのとってのネガティブを定めました。

ステップ2:伝え方、受け方を知る
4〜5名のチームに分かれ、対立する意見が出てくるようなグループディスカッションを実施しました。
もし、ステップ1で定義したネガティブな発言が出てきた場合は、お互いに指摘し合うというルールを設けました。

以下は「なるほどワークショップ」の事例です。
皆さん真摯に取り組んでくれて、とても嬉しかったです!

例1)簡単編:

本を読むときは、、、デジタル派かアナログ派か

例2)クレド*編:

Slackで参加しているチャンネルに、重要な連絡が全員メンションで送られました。しかし、Aさんは「自分には関係ないだろう」と思い、そのメッセージを読まずにスルーしました。
結果、Aさんは会議の時間変更を知らずに遅刻してしまいました。
Bさんが「全員メンションで連絡きてたじゃん」とAさんに注意したところ、
Aさんは「自分宛てのメッセージだとは思わなかった」と反論。これが原因で二人の間に緊張が生まれました。
Bさんが「全員メンションで連絡きてたじゃん」とAさんに注意したところ、Aさんは「自分宛てのメッセージだとは思わなかった」と反論。これが原因で二人の間に緊張が生まれました。

さて、ここで本日のテーマでございます。
テーマ:「当事者意識を持っているか」という観点で、全員メンションのメッセージを無視したAさんの行動は許容されるものでしょうか。

クレドに関しては、最初は仮説でテーマを作成していましたが、途中から実際に起こったことをテーマにし、「どこが問題なのか」を当事者として考えられるよう意識して設定しました。

私自身も、「あるあるだよなぁ」とか「自分でもやっちゃうな」とか思いながら参加しています😂

*クレド = 従業員が心がける信条や行動指針のこと
「当事者意識を持っているか」はcrageで定めているクレドの内の1つ


ここまでの結果と学び

結果
メンバーと雑談をしていたときに、「ワークショップがあって普段のコミュニケーションも考えるようになりました」とか、「クレドについて理解が深まりました」など、嬉しいフィードバックをもらうことができて、とても感激しました🙏❤️

元々はコミュニケーションを取ることが目的でしたが、クレドの浸透など、他の要素も巻き込みながら進められたことはよかったと思います。

ただ、まだ課題は山積みです。

ワークショップに他の要素を入れてしまうと、本来の目的から外れてしまうこともあります。なるほどワークショップではクレドの要素を入れたことで見事にズレてしまいました、、、

施策を実施して学びになったこと
・とにかく続けることが大事
・みんなが積極的に参加してくれたり、意見をくれたりするのがとても嬉しい!
・自分にない視点で話してくれるので、他の人の意見は大事にしていきたいと改めて思った


まとめ

コミュニケーションはテクニックも大事ですが、やはり自分がそのことに向かう意識や、周りの空気感、自分がいる場所なども重要だと感じました。

一朝一夕で上手くなるものではありませんが、少しずつ意識することで大きな成長につながります。「なぜ実施しているのか?」や「今実施している施策が一番最適な方法なのか?」と定期的に振り返りながらアップデートしていけたらと思います💪❤️‍🔥

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