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日本の職人技が光る「Sghr スガハラ」2020年の新作を一挙公開

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職人の繊細な技術でガラスの可能性を広げる『Sghr(スガハラ)』。2020年もガラスという素材の奥深さを感じさせるような、素敵な新商品が登場しました。

時が止まった?揺らめきを感じるロックグラス「nozomi」

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nozomi(のぞみ)」は、グラスの中で色のついた液体が揺れて止まったかのような、躍動感のあるデザインが特徴。

型に入れる前に仕上がりを予想し、色ガラスをつけてから型で吹いているため、同じような表情に仕上げるのがとても難しく、職人の技術と感覚が問われるデザインです。飲み物を注ぐと色が薄くなり、濃淡や輝き方など角度によって変わるガラスの表情にうっとり。


とろりと溶けたガラスを楽しむうつわ「mel」

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今回の新作で1番こころ惹かれたうつわが「mel(メル)」です。型吹きしたガラスのふちをバーナーで溶かし、その表情をそのまま残している斬新で印象的なうつわです。

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個性的なフチの表情は、同じものはひとつとしてなく、改めて職人の手でつくられていることを感じます。薄く吹いてつくられているので、いい意味で見た目を裏切る軽さなのです。

作家もののうつわが好き!という方には間違いなく刺さる逸品です。ボウルとプレートの2タイプあり、価格も1,760円(税込)~というのも嬉しい……。


職人の遊び心がつまった、まるで…なうつわ「chips」

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薄い楕円形にこのギザギザ、なんだか見覚えのあるかたちではありませんか?パリッとした食感とジャガイモの美味しさがやみつきになる、あの「ポテトチップス」から着想を得て生まれました。ゆるやかなラインも、繊細な薄さや曲線も、見ているだけでなんだか楽しくなるかたち。細かなところまでガラスで表現する、職人ならではの遊び心を感じます。


唎く、感じる。そして味わう日本酒グラス「kikino(唎乃)」

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いつも何気なく飲んでいるお茶やお酒ですが、グラスに美味しさを引き出すかたちがあるのはご存知ですか?

「kikino(唎乃)」は、「唎く(きく)。感じる。そして、日本を味わう。」をコンセプトに、世界利き酒師コンクール3位入賞の経歴を持つ料理家・田中順子さんとの共同開発によって生まれました。

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瓶内二次発酵・大吟醸・純米酒・ハイボール・山廃・生酛・熟成古酒・本醸造・貴醸酒など、お酒の種類にあわせて8つのグラスがつくられました。

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同じ日本酒をグラス違いで飲み比べても、香りや酸味といった味わいに変化があるのふしぎ体験でした……!日本酒=おちょこといったイメージがあるものの、ワインと同じように銘柄によってグラスを使い分けるとより一層お酒を楽しめますよ!


瓦にインスパイアされた「kawara」

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2019年にCRAFT STOREで大人気だった、水面の上に料理を盛れるお皿「billow plate」にマットの黒が新登場!? かと思いきやこちらは日本の屋根を支えてきた「」にインスパイアされた新作。そばや冷やし中華を盛りつけたいな~。

花びらの絨毯を敷き詰めたグラス「di fiori」

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桜の季節になると咲いている花をみるのもいいですが、散った花びらが川の水面に浮かびピンク色に染まっている景色も大好きなんですよね。

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まさに「di fiori(ディ・フィオリ)」は、日本の情景を写し取ったグラス。淡く柔らかなトーンに思わず顔がほころびます。

一つひとつの窪みに愛着を「lommo」

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フランス語で窪みを意味する「lommo(ロモ)」は、底からグラスに向かって小さな無数の窪みを持つ特徴的なグラスです。まるで氷のような清涼感を持ちあわせています。

ガラスにメタルの質感を「suu」

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フチにさりげなく色ガラスをあしらった「suu(スー)」。焼き物のような質感と、見る角度によって金属のような光沢があります。ガラスでは初めてみる表情でした!

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キラキラしすぎず、ちょっぴり鈍色な質感が控えめに言ってもかっこいい……。

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透明のグラスと比べるとおわかりいただけたるでしょうか。(かっこいい……)

パフェグラスにしたい…「tomomi」

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tomomi(トモミ)」はたくさん並べて使って楽しい小鉢と、スタイリッシュなシルエットのタンブラーの2サイズ展開。いつもならビールを注ぎたいところですが、tomomiに関していえば「断面萌えなパフェをつくりたい」と思わされたタンブラーです。料理にも飲み物にも使い勝手のいいグラスってなかなかないので、つくられた方はお料理好きなんじゃないかな……なんて妄想も膨らみます。

まだまだあります!気になる新作

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植物の蔦や波といった自然をモチーフにしたグラス「流華(ルカ)

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いままでにない大きなボディのワイングラス「sachi 幸

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スワリングのことを考え、底にうねりを持たせたワイングラス「グリード」。京都にあるイノベーティブ・フュージョンレストラン「CAINOYA (カイノヤ)」との共同企画で生まれた最高峰のワイングラスです。

食卓に花を咲かせる小鉢「kaya」

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菊花紋章のような小さな小鉢「kaya(カヤ)」は、色ガラスをランダムに焼き付け、金属の様な色の光沢と反射で美しい色あいが魅力。横から見ると口が少し斜めになっており、テーブルフラワーを活けるのもいいのではないでしょうか?

香りを閉じ込めたり質感を楽しんだり「mi:tama」

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料理にこだわる方にぜひ知っていただきたい新作が「mi:tama(味魂)」。外側だけがすりガラスになっており、なかに何が入っているのかぼんやりとしか分からないワクワク感。そして蓋をつまんで開けるといい香りがする……!というところまで想像させるんです。内側はマットではなくツヤになっている2面性にも、グッときました。長すぎず短すぎないつまみやすさを追求したとんがり部分。ぜひ美味しいレストランで味わいたい…!

泡のリングをまとった「nowa」

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泡が閉じこめられたガラスをうつわの縁にあしらった「nowa(ノワ)」ガラスは液体であり動きがあり、生きている一瞬を固めたに過ぎないことを伝えてくれます。

あなたならどう使う?両面でたのしむ「fuji」

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富士山のようなかたちの「fuji(ふじ)」は、山の頭頂部や裾野に料理を盛りつけたり、イマジネーションが浮かんでくるうつわ。なによりひっくり返して窪みをうえに向けてみても使えるアイデアには脱帽。

美しいのは当たりまえ?重厚感と品のある「boco」

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boco(ボコ)」は透明とフロスト加工の2タイプ。贅沢な厚みとガラスの透明感がオブジェとしても成立する美しさ。アクセサリートレイとして使いたい…。お料理やお菓子、デザートにもピッタリです。

花のある暮らしに「Sghr」はぴったり

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Sghrのガラス製品には、花器のラインナップも豊富。今年もどんな花を活けよう?料理にも使えるかな?とクリエイティビティを刺激する新作が多数登場しました。「torus(トーラス)」は試験管に花を活けるかのような3つ穴が特徴。1輪からさせるのはもちろん、今までの一輪挿しにはない洗いやすさもポイントです。

組み合わせはいろいろ!「asperites decor(アスペリテ・デコ)」

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真ん中に凹みのあるうつわとグラスを組み合わせて、自分らしく色々な使い方ができるフラワーベースです。単体でも組み合わせても使えるから出番が多くなりそう!キャンドルホルダーとして使っても間違いなく美しい……。


「SGHR REWORK」のデュオに新たなカラーが登場!

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Sghrの代表作といえば「duo(デュオ)」というほど人気のシリーズです。

厳しい基準でつくられるSghrのグラスたち。基準を満たせなかったけれどまだまだ使える製品を、どうにか活用できないかと生まれたのが「SGHR REWORK」。

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オーロラをまとったような加工が施されており、一目惚れしてしまう美しさ。定番のデュオとはまた違った表情で、デュオファンの皆さん必見ですよ!


以上、Sghr(スガハラ)2020年新作発表会の様子をお伝えいたしました。

CRAFT STOREでも続々と新作が入荷中です。ぜひお買い物の参考にしてみてくださいね!


今回ご紹介したブランド『Sghr』
1932年からガラス製品を生み出している『菅原工芸硝子株式会社』。千葉の九十九里にある工房で、4,000種以上のオリジナル製品がすべて職人によるハンドメイドでつくられています。商品の制作だけではなく、デザインや開発まで職人たちが担っており、毎年100点以上の新製品を生み出しています。
長年ガラスに向き合い、「ガラスは生きている」と語る職人だからこそ引き出せる、さまざまな表情や美しさ。見ているだけでも楽しめるアイテムが揃っています。


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