マガジンのカバー画像

思い出したいシリーズ:中学校の理科編

17
運営しているクリエイター

#植物

思い出したい理科07『お花の呼吸、その一回一回』

↑前回のおはなし。今日のおはなしがもっと簡単になるので、復習はこちらからぜひ。

② 植物の呼吸

 やっぱり、動物と同じように植物も生きていくためにエネルギーは必要。そのエネルギーは、動植物だけではなくどの生き物も『呼吸』によって得ています。
 呼吸というと、酸素を吸って二酸化炭素を吐くあれを連想する人も多いかと思います。これは、外呼吸あるいはガス交換と呼ばれるもの。しかし、外呼吸では、『エネル

もっとみる

思い出したい理科06『結局、光合成って何やってん?』

↑前回のおはなし。復習はこちらからぜひ。

Ⅲ光合成と呼吸

① 光合成とその生産物のゆくえ

 植物は、動物と違って肉や葉などの食べ物を食べなくても生きていける。それは、植物が水と二酸化炭素と光があれば、それらから栄養である有機物(デンプンとか)をつくって生きていけるからです。このはたらきを、光合成と言うんですね。一部とはいえ生きるために必要な栄養を、他者に依存するのではなく自力で生み出せるって

もっとみる

思い出したい理科05『植物のおしっこ』

《前回のおはなし『思い出したい理科04『枝葉末節まで!』』はこちら→https://note.com/crack_koujitsu/n/n4d6268141b7c

② 蒸散

 葉の重要なおしごとは、光合成と蒸散の二つがあります。光合成については、来週詳しくお話しするとして、今日は『蒸散』について。
 蒸散とは。植物体内の水分が、水蒸気となって植物から出ていくことです。おもに『気孔』という部位

もっとみる

思い出したい理科04『枝葉末節まで!』

《前回のおはなし『思い出したい理科03『生き残った植物』』はこちら→https://note.com/crack_koujitsu/n/n1614c5630389

Ⅱ葉のつくりとはたらき

①葉のつくり

 葉は、葉身(葉っぱそのもの)、葉柄(葉っぱの真ん中を通るすじ)、托葉(葉柄の付け根にあり、小さな一対の葉)でできています。

 ☆葉脈について

 葉っぱにある無数のすじは、葉脈です(ド真

もっとみる

思い出したい理科03『生き残った植物』

《前回のおはなし『思い出したい理科02『お花のおはなしを、もっとたっぷり』』はこちら→https://note.com/crack_koujitsu/n/n232b261b70b4

② 裸子植物の花 

前回お話しした花は、全て花に子房(果実のもと)があるものでした。彼らは、『被子植物』という種類に入ります。
 一方、子房を持たない花もあるのです。マツとかスギとか、ヒノキ、あとイチョウもそうで

もっとみる

思い出したい理科02『お花のおはなしを、もっとたっぷり』

《前回のおはなし『思い出したい理科01『たんぽぽのおはなし』』はこちら→https://note.com/crack_koujitsu/n/n780f487b2c41

第二章 植物の生活と種類
Ⅰ植物のからだのつくりとはたらき
☆花や葉・茎・根のつくりとはたらき
☆植物の生活や子孫の残し方

① 花のつくりとはたらき
(1) 花のつくり

a. おしべとめしべ
 花とは何か?まずはじめに花とは

もっとみる