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ユーザーの笑顔が見える“ものづくり感覚”のセールス

今回インタビューしたのは、セールスチームのGucciさん。前職でもロボットを扱っていた彼女の場合、「ロボットの営業からロボットの営業への転職」という形でのCRへの入社でした。機械に関わるようになった背景、転職の動機、CRでの仕事に感じていることなどについて話を聞きました。同じロボットなのに転職?と不思議に思われた方、ロボットを扱う営業職にご興味をお持ちの方、そしてCRのセールスチームについてお知りになりたい方などは特に、ぜひご一読いただければと思います。

将来を見据えて選んだ電気電子工学の道

—— はじめに、現在のお仕事について簡単に教えてください
セールスチームに所属し、ソフトクリームロボットの営業、それからAI検査の営業を行っています。

—— 高専ご出身と聞いています。
はい。北海道の苫小牧高専で電気電子工学科に通っていました。同じく道内にある実家は競走馬を生産する牧場をやっていて、つまり都市部からはかなり離れた土地に暮らしていたので、高専時代は寮生活を送っていました。楽しかったですね!当時寮で一緒に暮らしていた同級生たちとは今でも時々連絡を取っています。

—— 貴重な経験ですね。電気電子工学科ではどんなことを学んだのですか?すごく簡単に言うと、何であれ電気が通っているものをひと通り勉強しました。たとえば、半導体の製造方法を学んだり、基板にはんだ付けをして何かを作ったり、雷を起こす実験をしたり、プログラムを書いたり……強電も弱電も含めて広く学びました。正直なところを言うと、入前は面白そうという気持ちはあれど、強い興味があたわけではありませんでした。苫小牧高専の電気電子工学科に入ろうと思ったのは、同学科の就職率が100%だったからです。

—— 就職率は重要ですよね。実際に就職活動のときはいかがでしたか?
高専の場合は企業から募集が来ます。募集を出している企業の中から希望する企業を1つだけ選んで学校の推薦を受ける形になります。なので、一般的に大学生がする何社も企業を回って、というような就職活動はしないんです。私が卒業するタイミングは、ちょうどリーマンショックで世の中が大変な時期だったので、高専でなかったら就職活動でかなり苦戦しただろうと思います。結果的に、高専に進んだことは私にとっては幸いでした。

新卒入社後は商社でロボットの営業に従事

—— 入社したのはどのような会社だったんですか?
東京に本社がある、ロボットなどを扱う工業系の専門商社です。ロボットの他にもモーターや電子部品なども販売していました。
入社後1年間ほどは営業アシスタントとして事務の仕事を担当していました。その後営業職となり、固定客を回るルート営業と、新商材を抱えての新規顧客開拓とを並行して行っていました。メインで扱っていたのはいかにも電子機器や機械的な製品でしたが、新商材としてLED照明なども扱っていて、照明のLEDへの切り替えを提案していました。実はここ(小金井にあるCRオフィス)の近くにあるスーパーマーケットのショーケースのLED照明も私が提案して納品したものなんですよ!

もっとユーザーの近くで……!注目していたCRが第1候補に

—— そうなのですね!そんな形でCRとの接点があったとは……。
そのお仕事から転職された先がCRだったのですか?
はい、そうです。その商社には12年くらい勤めて、そこからCRに転職しました。お話しした通り、前職ではユーザーとの距離が近いLED照明も扱ってはいましたがそれはあくまで例外で、中心となる商材はユーザーから距離のある製品ばかりでした。たとえば、「『〈《パソコン》の中に入っているCPU〉を作るための装置』を作るための中の部品」、ですとか。ユーザーの手に渡るまでの距離があり過ぎて、一般消費者の感想などを聞くようなものではありませんでした。その中でLED照明を取り扱い始め、ユーザーの笑顔に接する機会も得られるようになってみて、自分がユーザーから遠い場所にいることを感じるようになりました。同じ販売するなら、使う人の笑顔を見られるようなものを販売したいという思いが強くなっていき、転職を考え始めて、縁あってCRに入社したという経緯です。

—— 転職先候補としてのCRのイメージはどういった感じでしたか?
私の場合、前職でロボットを扱っていたので、CRという会社があることはもともと知っていました。CRがそばロボットを開発したというニュースを新聞などで見て、当時の上司と「こういう分野も面白そうだよね」みたいな話もしていたくらいです。同じくロボットに携わる者として、「飲食の分野に携わっている珍しいロボット開発会社」であるCRに注目していたようなところがありました。それに、当時私が扱っていたロボットは工場の中でひっそり働いているような種類のロボットでしたから、CRがなんだかすごく華々しい世界で活躍する会社のように見えてもいました。ですから、転職活動をする中でCRの求人情報を見つけたときにはもう速攻でしたね。第1候補としてすぐに応募しました。

—— 入社後はスムーズに馴染めましたか?
これはちょっと個人的な話になってしまうのですが、セールスチームで待ち受けていた先輩2人がどちらもキーエンス出身者で、キーエンスといえば前職の勤め先の競合会社だったんです。ですから、これは個人的なイメージになってしまうのですが、「凄腕の営業しかいない」「すごく厳しい」という前職時代からの先入観で戦々恐々としていました。でも、実際に会話したり一緒に仕事をしたりしているうちに、当たり前なのですが「同じ人間なんだな」と(笑)。セールスチームに限らずCRは全体的に、人間味のあるメンバーが集まっているように感じますね。

CRならではの「ものづくり感覚のセールス」

—— CRでの仕事と前職の仕事では違いがありますか?
前職ではある程度、「こういうお客様だからこう進めよう」みたいな部分があったのですが、CRの営業の場合そういった前提や定石のようなものがありません。そのため手探りとなるところが多く、「今自分ができることは何か」「最終的にどうしたいか、そのためにどうすればいいか、何を作るべきなのか」と色々考えながら動く必要があります。そこが前職との大きな違いかなと思います。また、セールスという立場ではあるものの、ものづくりをしている感覚がある点もCRの営業職の特徴だと感じています。私がメインで担当しているAI検査装置は、お客様の声を聞いて作り上げていきます。お客様やエンジニアと話し合いながら、何もないところから作っていくので、ものづくりの観点から営業している感覚です。
それから、営業とエンジニアとが一緒になってプロダクトを開発していくところも、CR特有のチームワークだと思います。

—— CRでの仕事の面白さ手応えについて教えてください
CRに入社してみて実感しているのは、テストマーケティングって面白いんだなということです。こういうものを作りたいなという仮定を自分の中で設定して、その仮定をもとに「こういうものができたら買ってもらえますか?」とお客様と話し、そこからどんどんテストマーケティングしていくわけです。そうした進め方の中で、お客様に「確かにそうだね」と言ってもらえたら、自分の考え方は間違っていなかったとわかって嬉しいですし、話し合う中でヒットを予感させる何かが出てきたりもします。そういうところが大変だけど面白いと感じる部分です。

—— どういったときに達成感を感じますか?
営業ですので、やはり受注が決まったときには「やったー!」となりますし、展示会をきっかけとして問い合わせをいただき、そこから商談が進んでいって……といった過程にも喜びを感じます。そして、他社ではなくCRで営業の仕事をできてよかったなと感じるのは、お客様の喜ぶ顔を見られたとき。ソフトクリームロボットは特に使ったお客様が喜んでくださいますし。なんといってもそれが転職の理由ですから、「あぁ、CRに入ってよかったな」と感じます。

多彩なメンバーが集うチーム、働きやすい環境

—— セールスチームはどんなチームですか?
入社直後は、セールス初期メンバーの2人に気圧されたような気がしていたのですが、その後さまざまな背景を持った人たちがチームメンバーに加わったこともあって多彩で賑やかです。個性の強いメンバーが多いチームであると同時に、団結するときは団結する、オープンに意見を言い合える、そんなチームですね。

—— 働きやすさの点についても教えてください
働きやすいと感じています。男性だから女性だからというのはもちろん、上だから下だからというのもないですし、垣根のようなものが存在しなくて、会社全体の雰囲気が良いんですよね。
制度面でいっても、たとえばフレックス制が導入されていますし、休みも取りやすく、自分の好きなように調整できて融通が効きます。実は、ちょうど来週に1週間のお休みをいただいて、ヨーロッパ旅行に行ってくる予定なんですよ!

—— オフの日はどんな風に過ごしていますか?
ラグビーをしています。前の職場やその取引先にラグビーをしている人が多かったこと、それから夫もラガーマンということもあって、その影響で始めました。最初は観戦から、そのうち自分でもタッチラグビーをするようになり、3年くらい前からは草ラグビーチームに所属して、タックルもする本式のラグビーを楽しむようになりました。ラグビーのない日は美味しいものを食べに出かけたり、ちょっと飲みに行ったり。土日のどちらかはゆっくりしたいなと思ってはいるのですが、結局週末は両日とも外出することが多いですね。

—— こんな人と一緒に仕事をしたいというのがあれば教えてください
自分の意見をしっかり主張してくれる人でしょうか。毎月の全社ミーティングで会社としての方向性がしっかりと示されるのですが、自分たちはそこに向かっているのだという意識を共有する者同士がそれぞれの考えを述べたり討論したりするのはとても大切なことだと思うからです。また、見方を変えれば、CRにはそういう人が揃っているからこそ、良いものを作れるのだとも思います。

私自身としては、CRに転職したことに満足しています。前の職場の人に展示会で会うと、私が楽しそうに働いている様子に「羨ましい。自分も転職したい」と言われます。やり甲斐を感じながら楽しく働ける会社だと思いますので、私のようにお客様との距離感に物足りなさを感じている方はもちろん、もっと挑戦していきたい方なども、ぜひCRを選択肢に加えてみてください。

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