CQラボ【公式】

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CQラボ【公式】

CQとは文化背景の異なる人々と協働し、成果を出す力。CQラボは、CQを使って一人ひとりの違いに橋を掛け、違いをパワーにする世の中を創ることを目的としています。人材・組織開発に関わるコンサルティング、コーチング、研修などを提供。https://cqlab.com/

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    CQラボ主催 宮森千嘉子の共著『経営戦略としての異文化適応力』の感想や、CQを実践する仲間たちの投稿を集めています。

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    CQラボメンバー、CQラボ認定ファシリテーターのnoteです。

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「CQをポケットに地球一周の船旅」第4回:「自主企画」ー個人と集団の達成は「最高の娯楽」

「船で世界一周」と聞くと、つい「自分には関係ない」と思ってしまいませんか?私もかつてはそう感じていましたが、この旅でその考えがガラリと変わりました。 ピースボートの第117回クルーズで、2024年4月から105日間、18の国々を巡る経験をしました。この連載では、異文化適応力(CQ)の視点から船旅を振り返り、船内のユニークな人々や、各国の文化、社会問題についてお話しします。 船上で広がる自己表現!ピースボートの多彩な自主企画とは? 船旅を成功させる鍵は、「長い船上生活をどう

    • 「CQをポケットに地球一周の船旅」第3回:シニア世代の飽くなき冒険心と日本のサービス文化(後編)

      「船で世界一周」と聞くと「自分には無縁」だと感じていませんか? かつて私もそう思っていましたが、ピースボート第117回クルーズで2024年4月から105日間で世界18ヶ国を巡り、その思い込みが一変しました。 この連載では、船旅での経験をCQ(異文化適応力)の視点から分析し、知られざる船旅の世界や、出会ったユニークな人々、日本と各地の文化、社会課題についてお届けします。 前回、「シニア世代の飽くなき冒険心と日本のサービス文化(前編)」では、シニア世代の冒険心についてお伝え

      • 「CQをポケットに地球一周の船旅」第2回:シニア世代の飽くなき冒険心と日本のサービス文化(前編)

        「船で世界一周」と聞くと「自分には無縁」だと感じていませんか? かつて私もそう思っていましたが、ピースボート第117回クルーズで2024年4月から105日間で世界18ヶ国を巡り、その思い込みが一変しました。 この連載では、船旅での経験をCQ(異文化適応力)の視点から分析し、知られざる船旅の世界や、出会ったユニークな人々、日本と各地の文化、社会課題についてお届けします。 一緒に船旅を楽しみましょう。 シニア世代の底抜けの冒険心と自立心 今回のクルーズには、1000人以上

        • 「CQをポケットに地球一周の船旅」第1回:「未知なる世界へ、いざ船出!」—私が期待するクルーズとは?

          「船で世界一周」と聞いて、リッチなシニアがデッキでくつろぎながらシャンパンを楽しむ姿を思い浮かべ、「自分には無縁」だと感じていませんか? かつて私もそう思っていましたが、ピースボート第117回クルーズに行き、その思い込みが一変しました。 2024年4月から105日間、世界18ヶ国を巡った船旅での経験を連載。CQ(異文化適応力)の視点から分析し、知られざる船旅の世界や、出会ったユニークな人々、日本と各地の文化、社会課題についてお届けします。 さあ、一緒に船旅を楽しみましょう

        「CQをポケットに地球一周の船旅」第4回:「自主企画」ー個人と集団の達成は「最高の娯楽」

        • 「CQをポケットに地球一周の船旅」第3回:シニア世代の飽くなき冒険心と日本のサービス文化(後編)

        • 「CQをポケットに地球一周の船旅」第2回:シニア世代の飽くなき冒険心と日本のサービス文化(前編)

        • 「CQをポケットに地球一周の船旅」第1回:「未知なる世界へ、いざ船出!」—私が期待するクルーズとは?

        マガジン

        • CQを実践するメンバーの投稿マガジン
          14本
        • CQラボメンバー&認定ファシリテーターのマガジン
          4本

        記事

          CQを高めるための実践法

          ホフステード6次元モデルと6つのメンタルイメージについて、CQを説明してきました。 では、どのようにCQを個人のツールとして高めていけばよいでしょうか。 4つのステップで紹介します。 CQを高めるステップ1 計画を立てる 異文化環境に身を置くことになったら、次に示す問いかけを参考にして、計画を立ててください。 ・今回の目的は何か ・相手はどこの国、どこの文化圏の人か ・どのようなプログラムか、どのような「型」をとるか ・自分の「型」との違いは何か ・目的を達成するために

          CQを高めるための実践法

          6つのメンタルイメージ⑦ 日本

          ホフステードの6次元モデルを用いた経営コンサルタントのハブ・ヴルステン氏が、文化圏によって世界を6つのグループにクラスタ化し、暗黙の組織モデルを発展させたのが「6つのメンタルイメージ」です。 この6つの文化圏のどこにも属さず、1国で1つのメンタルイメージを形成しているのが日本です。 6つの文化圏に属さない「日本」 日本の文化的特徴として、次のようなことが挙げられます。 ・男性性と不確実性の回避度が際立って高く、努力を厭わず、高い志をもってよりよい仕事を追求する ・あらゆる

          6つのメンタルイメージ⑦ 日本

          6つのメンタルイメージ⑥ 家族

          ホフステードの6次元モデルを用いた経営コンサルタントのハブ・ヴルステン氏が、文化圏によって世界を6つのグループにクラスタ化し、暗黙の組織モデルを発展させたのが「6つのメンタルイメージ」です。 家父長的なリーダーが影響力をもつ「家族」 権力格差が大きく、集団主義、不確実性の回避が弱い文化圏です。 家父長的なリーダーの決定に従い、変化には柔軟です。「誰の知り合いか」が影響力をもつ社会です。 これらの国は、5000万米ドル以上の時価総額をもつファミリー企業の割合が非常に高い(

          6つのメンタルイメージ⑥ 家族

          6つのメンタルイメージ⑤ 太陽系

          ホフステードの6次元モデルを用いた経営コンサルタントのハブ・ヴルステン氏が、文化圏によって世界を6つのグループにクラスタ化し、暗黙の組織モデルを発展させたのが「6つのメンタルイメージ」です。 個人主義だけど階級制「太陽系」 大きな権力格差と個人主義、不確実性回避の高さがあります。階級制を容認する一方個人主義を重視するパラドックスがあり、個々に自転しながら太陽の引力から離れられない太陽系の惑星のようです。 太陽系の国 フランス、ベルギー、北部イタリア、フランス語圏スイス、

          6つのメンタルイメージ⑤ 太陽系

          6つのメンタルイメージ④ 人間ピラミッド

          ホフステードの6次元モデルを用いた経営コンサルタントのハブ・ヴルステン氏が、文化圏によって世界を6つのグループにクラスタ化し、暗黙の組織モデルを発展させたのが「6つのメンタルイメージ」です。 階層が明確なトップダウン「人間ピラミッド」 大きな権力格差と集団主義、不確実性回避の高さがあり、誰もが階層の存在を当然のものとして認め、意思決定はトップダウン方式です。 人間ピラミッドの国の組織は、中央集権化する傾向があり、異なる階層間のコミュニケーションはフォーマルです。 この

          6つのメンタルイメージ④ 人間ピラミッド

          6つのメンタルイメージ③ 油の効いた機械

          ホフステードの6次元モデルを用いた経営コンサルタントのハブ・ヴルステン氏が、文化圏によって世界を6つのグループにクラスタ化し、暗黙の組織モデルを発展させたのが「6つのメンタルイメージ」です。 規則を重視し、階層的圧力が効かない「油の効いた機械」 権力格差が小さく、個人主義で不確実性回避の傾向が強いのがこのイメージです。手続きや規則を重視し、階層的圧力は効かない「秩序を重視するオーガナイザー」です。 国民の心はいつも秩序を求め、効率的に物事を進めるための仕組みを取り入れ、

          6つのメンタルイメージ③ 油の効いた機械

          6つのメンタルイメージ② ネットワーク

          ホフステードの6次元モデルを用いた経営コンサルタントのハブ・ヴルステン氏が、文化圏によって世界を6つのグループにクラスタ化し、暗黙の組織モデルを発展させたのが「6つのメンタルイメージ」です。 人間の平等を重要視する「ネットワーク」 不平等をなくすべきという権力格差の小ささ、個人主義で重視される権利と義務、勝者と敗者が異なる待遇を受けることを拒む女性性の価値観が、人間の平等を徹底的に重視します。 勝者としてふるまうことは歓迎されず、意見の一致、連立政権、(階級のない)対等

          6つのメンタルイメージ② ネットワーク

          6つのメンタルイメージ① コンテスト

          ホフステードの6次元モデルを用いた経営コンサルタントのハブ・ヴルステン氏が、文化圏によって世界を6つのグループにクラスタ化し、暗黙の組織モデルを発展させたのが「6つのメンタルイメージ」です。 自由な競争環境を重要視する「コンテスト」 「人や組織に競争の自由を与えれば、より良いことが起こる」というのが、コンテストの前提です。 自由な競争環境が何より重要であり、他人と争うだけでなく、自分自身とも戦う能力があってはじめて人は仕事にやりがいを感じることができます。 達成志向、目

          6つのメンタルイメージ① コンテスト

          6つのメンタルイメージとマインドセット

          知識として得たホフステード博士の6次元モデルを実践で使っていくためには、さらなる理解が必要です。 国民文化の心のプログラムが作り出す暗黙の組織モデルとして「6つのメンタルイメージ」を整理しました。 この組織モデルが、職場での問題解決の対応に影響を与えています。 6つのメンタルイメージ ホフステードの6次元モデルを用いた経営コンサルタントのハブ・ヴルステン氏が、文化圏によって世界を6つのグループにクラスタ化し、暗黙の組織モデルを発展させたのが「6つのメンタルイメージ」です。

          6つのメンタルイメージとマインドセット

          「自分と違う」人に優しくできる

          「自分と違う」人に優しくできますか? 皆さんはCQ(Cultural Intelligence)という言葉をご存知ですか? IQ(知能指数)やEQ(心の知能指数)はどこかで聞かれたことがあるかもしれません。 CQは、Cultural Intelligence Quotientの略で「文化の知能指数」を意味します。わかりやすくいうと、「自分と違う人を受け入れて一緒に楽しく働いたり暮らしたりする力」のことです。 グローバル社会に必須のチカラとして徐々に広まりつつあり、海外では

          「自分と違う」人に優しくできる

          【CQ特別インタビュー企画】キャリアコンサルタント澤田みかさん「スコアが近い北欧の生活スタイルを取り入れ、充実度がアップ」

          海外赴任の可能性 自分と各国の文化を知って、生活に適応したい ーCQを学ぼうと思ったきっかけを教えてください 夫の仕事で海外赴任する可能性があり、CQの認定アソシエートの千木良さんから「違う文化について知っておくとよいのでは」と声をかけてもらったことが、基礎コースを受けたきっかけです。 ほかの自己診断ツールを受けたことはありますが、文化の傾向がわかるというのは面白いと思いました。自分がどのような文化を好むのか、また赴任先がどのような文化なのかを知っておくことで、ストレス

          【CQ特別インタビュー企画】キャリアコンサルタント澤田みかさん「スコアが近い北欧の生活スタイルを取り入れ、充実度がアップ」

          「CQ養成講座 基礎コース 徹底解剖!」ニュース記事と動画を公開しました

          2024年5月11日に開催した、CQラボ養成講座・基礎コース。 7名が集まり、CQについて講義で学ぶと同時に、ロールプレイで異文化の立場になりきることで理解を深めていきました。 CQラボwebサイトのニュース記事と動画「CQ LAB Channel」で、講座の内容や参加者の感想をご紹介しています。 【CQ(異文化適応力)養成講座 基礎コース】 5月末まで早割!2024年7月11日(木)開講・東京 詳細・お申込みはこちらから 一般社団法人CQラボは、ホフステードCWQの日

          「CQ養成講座 基礎コース 徹底解剖!」ニュース記事と動画を公開しました