CQラボ【公式】

CQとは文化背景の異なる人々と協働し、成果を出す力。CQラボは、CQを使って一人ひとり…

CQラボ【公式】

CQとは文化背景の異なる人々と協働し、成果を出す力。CQラボは、CQを使って一人ひとりの違いに橋を掛け、違いをパワーにする世の中を創ることを目的としています。人材・組織開発に関わるコンサルティング、コーチング、研修などを提供。https://cqlab.com/

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  • CQを実践するメンバーの投稿マガジン

    CQラボ主催 宮森千嘉子の共著『経営戦略としての異文化適応力』の感想や、CQを実践する仲間たちの投稿を集めています。

  • CQラボメンバー&認定ファシリテーターのマガジン

    CQラボメンバー、CQラボ認定ファシリテーターのnoteです。

最近の記事

6つのメンタルイメージ⑤ 太陽系

ホフステードの6次元モデルを用いた経営コンサルタントのハブ・ヴルステン氏が、文化圏によって世界を6つのグループにクラスタ化し、暗黙の組織モデルを発展させたのが「6つのメンタルイメージ」です。 個人主義だけど階級制「太陽系」 大きな権力格差と個人主義、不確実性回避の高さがあります。階級制を容認する一方個人主義を重視するパラドックスがあり、個々に自転しながら太陽の引力から離れられない太陽系の惑星のようです。 太陽系の国 フランス、ベルギー、北部イタリア、フランス語圏スイス、

    • 6つのメンタルイメージ④ 人間ピラミッド

      ホフステードの6次元モデルを用いた経営コンサルタントのハブ・ヴルステン氏が、文化圏によって世界を6つのグループにクラスタ化し、暗黙の組織モデルを発展させたのが「6つのメンタルイメージ」です。 階層が明確なトップダウン「人間ピラミッド」 大きな権力格差と集団主義、不確実性回避の高さがあり、誰もが階層の存在を当然のものとして認め、意思決定はトップダウン方式です。 人間ピラミッドの国の組織は、中央集権化する傾向があり、異なる階層間のコミュニケーションはフォーマルです。 この

      • 6つのメンタルイメージ③ 油の効いた機械

        ホフステードの6次元モデルを用いた経営コンサルタントのハブ・ヴルステン氏が、文化圏によって世界を6つのグループにクラスタ化し、暗黙の組織モデルを発展させたのが「6つのメンタルイメージ」です。 規則を重視し、階層的圧力が効かない「油の効いた機械」 権力格差が小さく、個人主義で不確実性回避の傾向が強いのがこのイメージです。手続きや規則を重視し、階層的圧力は効かない「秩序を重視するオーガナイザー」です。 国民の心はいつも秩序を求め、効率的に物事を進めるための仕組みを取り入れ、

        • 6つのメンタルイメージ② ネットワーク

          ホフステードの6次元モデルを用いた経営コンサルタントのハブ・ヴルステン氏が、文化圏によって世界を6つのグループにクラスタ化し、暗黙の組織モデルを発展させたのが「6つのメンタルイメージ」です。 人間の平等を重要視する「ネットワーク」 不平等をなくすべきという権力格差の小ささ、個人主義で重視される権利と義務、勝者と敗者が異なる待遇を受けることを拒む女性性の価値観が、人間の平等を徹底的に重視します。 勝者としてふるまうことは歓迎されず、意見の一致、連立政権、(階級のない)対等

        6つのメンタルイメージ⑤ 太陽系

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        記事

          6つのメンタルイメージ① コンテスト

          ホフステードの6次元モデルを用いた経営コンサルタントのハブ・ヴルステン氏が、文化圏によって世界を6つのグループにクラスタ化し、暗黙の組織モデルを発展させたのが「6つのメンタルイメージ」です。 自由な競争環境を重要視する「コンテスト」 「人や組織に競争の自由を与えれば、より良いことが起こる」というのが、コンテストの前提です。 自由な競争環境が何より重要であり、他人と争うだけでなく、自分自身とも戦う能力があってはじめて人は仕事にやりがいを感じることができます。 達成志向、目

          6つのメンタルイメージ① コンテスト

          6つのメンタルイメージとマインドセット

          知識として得たホフステード博士の6次元モデルを実践で使っていくためには、さらなる理解が必要です。 国民文化の心のプログラムが作り出す暗黙の組織モデルとして「6つのメンタルイメージ」を整理しました。 この組織モデルが、職場での問題解決の対応に影響を与えています。 6つのメンタルイメージ ホフステードの6次元モデルを用いた経営コンサルタントのハブ・ヴルステン氏が、文化圏によって世界を6つのグループにクラスタ化し、暗黙の組織モデルを発展させたのが「6つのメンタルイメージ」です。

          6つのメンタルイメージとマインドセット

          「自分と違う」人に優しくできる

          「自分と違う」人に優しくできますか? 皆さんはCQ(Cultural Intelligence)という言葉をご存知ですか? IQ(知能指数)やEQ(心の知能指数)はどこかで聞かれたことがあるかもしれません。 CQは、Cultural Intelligence Quotientの略で「文化の知能指数」を意味します。わかりやすくいうと、「自分と違う人を受け入れて一緒に楽しく働いたり暮らしたりする力」のことです。 グローバル社会に必須のチカラとして徐々に広まりつつあり、海外では

          「自分と違う」人に優しくできる

          【CQ特別インタビュー企画】キャリアコンサルタント澤田みかさん「スコアが近い北欧の生活スタイルを取り入れ、充実度がアップ」

          海外赴任の可能性 自分と各国の文化を知って、生活に適応したい ーCQを学ぼうと思ったきっかけを教えてください 夫の仕事で海外赴任する可能性があり、CQの認定アソシエートの千木良さんから「違う文化について知っておくとよいのでは」と声をかけてもらったことが、基礎コースを受けたきっかけです。 ほかの自己診断ツールを受けたことはありますが、文化の傾向がわかるというのは面白いと思いました。自分がどのような文化を好むのか、また赴任先がどのような文化なのかを知っておくことで、ストレス

          【CQ特別インタビュー企画】キャリアコンサルタント澤田みかさん「スコアが近い北欧の生活スタイルを取り入れ、充実度がアップ」

          「CQ養成講座 基礎コース 徹底解剖!」ニュース記事と動画を公開しました

          2024年5月11日に開催した、CQラボ養成講座・基礎コース。 7名が集まり、CQについて講義で学ぶと同時に、ロールプレイで異文化の立場になりきることで理解を深めていきました。 CQラボwebサイトのニュース記事と動画「CQ LAB Channel」で、講座の内容や参加者の感想をご紹介しています。 【CQ(異文化適応力)養成講座 基礎コース】 5月末まで早割!2024年7月11日(木)開講・東京 詳細・お申込みはこちらから 一般社団法人CQラボは、ホフステードCWQの日

          「CQ養成講座 基礎コース 徹底解剖!」ニュース記事と動画を公開しました

          【CQ LAB Channel】「選挙の投票率をCQ(異文化適応力)で考える」を公開しました

          CQラボのYouTubeチャンネル「CQ LAB Channel」第6回目を公開しました! 第6回目は「選挙の投票率をCQ(異文化適応力)で考える」。 間もなく東京都知事選挙がありますが、東京都在住の皆さんは選挙に行きますか? 4月28日に衆議院議員補欠選挙がありましたが、投票率は過去最低を記録しました。 これに限らず、日本は投票率が低く、さらに年々低下しています。 CQ理事の横山十祉子と、CQ認定アソシエイトで共働き×育休コミュニティikumado代表千木良直子が、なぜ

          【CQ LAB Channel】「選挙の投票率をCQ(異文化適応力)で考える」を公開しました

          【CQ(異文化適応力)養成講座 基礎コース】2024年7月11日開講・東京

          自分の文化傾向がわかるホフステードCWQアセスメント付き! Googleやスターバックスなど世界的組織が学ぶCQを使って、人・組織、すべての違いに橋を架け、違いをパワーに変容させよう! 【講座のポイント】 ①対面開催&6時間に いままでオンライン4時間でしたが、対面で6時間の講座になりました ②自分を知る CWQアセスメントを受けた上で、自分に関連したところを講座の中で深められます ③知識+体感 知識だけでなく、ロールプレイで文化の違いを体感できます ※ホフステードCWQ

          【CQ(異文化適応力)養成講座 基礎コース】2024年7月11日開講・東京

          INDIGITALのコラムにCQ基礎(入門)講座ご参加者の記事が掲載されました

          株式会社INDIGITAL 代表取締役CEOの田中啓介さんがCQ入門(基礎)講座に参加し、その感想を同社WEBコラムに掲載してくださいました。 インドと日本の文化的価値観について6次元モデルで考察 インドにおけるオフショア開発と文化的適合性をCQで紐解く 同社は、AIプロダクト開発支援、インドEOR導入支援、インド企業リモート共創支援を事業とし、グローバルに挑戦したいと考えている企業をインドをつなぎ、適応していく変化のプロセスを伴走支援しています。 コラムは、「インド

          INDIGITALのコラムにCQ基礎(入門)講座ご参加者の記事が掲載されました

          人生の楽しみ方の例 仕事の捉え方<6次元モデル⑬>

          これまで、ホフステード6次元モデルについて説明してきました。 各次元スコアの違いによって、どのようなことが起こるのか、事例を紹介していきます。 人生の楽しみ方とは、人生を楽しみたい、ラクをしたいという気持を、抑制してネガティブに考える「抑制的な社会」と、気持ちを発散・充足させてポジティブに考える「充足的な社会」という捉え方です。 次元の詳細はこちらをご覧ください。 仕事の捉え方 充足的なアメリカ、抑制的なアジア・東欧 アメリカは充足的であり、楽観的でポジティブな社会で

          人生の楽しみ方の例 仕事の捉え方<6次元モデル⑬>

          CQ Fellows合宿レポート culturally intelligentな世界をつくる

          CQの第一人者David Livermore がハンズオンで1年間リードするCQ Fellowsのシンガポール合宿が3月に行われました。 世界各国400名余りの応募者から選ばれた今年のコホート21名が集い、建設的かつ刺激的な対話が繰り広げられるのです。 代表宮森がこれに参加したときの様子をレポートします。 初日 CQを活用して変革を起こすためのセッション 中国語でCQ研究員と記された特別のノートが配られ、CQを活用して変革を起こすためのセッションが続く。 かつ、1時間半街

          CQ Fellows合宿レポート culturally intelligentな世界をつくる

          グローバル企業でのCQの活用

          ある日系グローバル企業のヨーロッパ本社の社員278人を対象に「日本についての文化認識セッション」と題したウェビナーを実施。続いて、米国本社の172人の従業員を対象にしたセッションも行いました。 クライアントのご協力で、メンティメーターを活用したインタラクティブなデザインにしました。 オープンな好奇心がCQの発達に重要 最初に「日本人は麺類を食べるときに音を立てるということを聞いてどう感じたか」と尋ねたところ、ほとんどの参加者が「その理由を理解したい」と、ポジティブで好奇心

          グローバル企業でのCQの活用

          短期志向・長期志向の例 木を見るか森を見るか<6次元モデル⑫>

          これまで、ホフステード6次元モデルについて説明してきました。 各次元スコアの違いによって、どのようなことが起こるのか、事例を紹介していきます。 短期志向・長期志向とは将来に対してどのように考えるかを表すものです。 次元の詳細はこちらをご覧ください。 木を見るか、森を見るか 長期志向×達成志向の日本 短期志向は目の前の事象にフォーカスし、長期志向は全体像を見ようとします。 日本は、情熱をもって物事を極める達成志向に加えて、継続的に粘り強い努力をする長期志向も強い国です

          短期志向・長期志向の例 木を見るか森を見るか<6次元モデル⑫>