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Z世代がカーボンニュートラルを意識すれば世界が変わる。環境革命を起こす「CQプロジェクト」

最近、びっくりするほど暑いですよね。

外に出られないレベルの猛暑が続いていることに、「さすがにヤバいかも?」と思い始めた人もいるかと思います。そうです。端的に言って、現在地球はとてもヤバい状況なんです。

これらを引き起こしている要因は、ズバリCO2などの温室効果ガスによる気候変動。そのCO2を減らすことは、人類生存のための大事なミッションです。

そこで私たちが2022年に立ち上げたのが、100年後の地球環境を担うプロジェクト、「CQ(シーキュー)」。やろうとしているのは、「自然に」「楽しみながら」脱炭素行動が生まれるムーブメントを起こすことです。

とはいえ、自然で楽しい脱炭素行動ってあまりイメージがつかないですよね…? というわけで、今回はそんな私たちの取り組みについて、詳しくお話しさせてください!

「CQ」は脱炭素の“見える化”

「環境問題のためにペットボトルを使わないようにしよう」
「二酸化炭素の排出を抑えるために、リサイクル商品を買おう」

そんなふうに、環境のために何かアクションを起こしたことはありませんか? でも、「なんか環境にいいことをしてるかも」と思える一方で、CO2が減っている様子は目に見えない。だからこそ、本当に地球のためになっているかがわかりづらいですよね。

そこで、私たちが考えたのが「CQ」という新しい行動指針です。

「CQ」をきっかけに、サスティナブル行動を「自然に」「楽しみながら」できるんじゃないか…?

そんな着想から始まりました。

CQを高める=サスティナブル行動を起こすで、日本のZ世代が手軽に脱炭素に取り組める世界を夢見て、ただいま絶賛サービス開発中です。

気候変動を食い止めるカギは「Z世代」

さて、ここで改めて私たちが置かれている現状を整理してみます。

地球の温度は、2,100年までに4.5度上昇すると予測されています。「4.5度だけなら大したことなくない?」と思う方もいるかもしれませんが、気候が上昇すると以下のような問題が発生します。

  • 陸上の氷の融解による海面上昇

  • マラリアやデング熱などの感染症の増加

  • 台風やハリケーンなどの気候災害が5倍に増加

これらのトラブルは、将来の地球の住人を脅かす大きな問題。突発的な対策では対応できないため、現在から数十年かけて持続的に対策することがとても重要です。

一方で、日本人の意識は…と言えば、CO2の排出量の約6割がライフスタイルに起因しているにも関わらず、脱炭素行動を意識している人は3人に1人。まだまだ意識が低い現状なんですね。

そんななかで、カギを握るのが1990年代中盤から2010年代序盤に生まれた「Z世代」

2,100年まで生きる可能性がある彼らが、環境問題を自分ごと化して脱炭素行動を起こすことで、気候変動を食い止めることが現実化しやすくなるのです。

裏を返せば、Z世代が行動変容を起こせなければ、地球環境は変えられない、とも言えます。では、一体どうしたらZ世代が行動できるようになるのか…?

「CQ」が目指す世界と3つのアプローチ

そもそも、脱炭素行動をしない要因として、次のようなものが挙げられます。

  • 気候変動に対する実感がない、危機感を持てない

  • 快適な生活を犠牲にしなければならないという感情

  • 自分ひとりが取り組んでも意味がないという無力感

どれも、「そうそう!」と頷きたくなるようなことかもしれません。リアルな危機感や、地球に貢献しているという実感がなければ、意欲が沸かないのも当然ですよね。そこで、CQでは下記の3つのアプローチで、行動変容に取り組んでいます。

1.気候変動問題を身近に感じられる仕組みづくり

まずは、環境問題を「自分ごと化」してもらうために、問題を身近に感じてもらう仕組みを作ること。

CQでは自然豊かな島を訪れて、島の人たちと一緒に環境問題について考える「サスティナブルツアー」や、環境問題に取り組むインフルエンサー・アーティストのインタビューコンテンツを実施しています。

実際の体験を通して、SNSで日常的に触れる人を通して、気候変動問題を身近なものへと落とし込んでいきます。これにはさまざまなアプローチがあるはずなので、もっとできることはないか、模索しながら進めている最中です。

2.サスティナブル行動を“クールに”デザインする

次に、CQが目指す世界は、消費者の購買行動をサスティナブルなものへと変革していくこと。

商品やサービスを選ぶ際に「サスティナブルなものにしよう!」「この企業は地球にいいことをしているから応援しよう!」と考えることが、当たり前になってほしいんです。

現在、企業側も環境に配慮した商品やサービスを作ることが求められていますが、一方で、それが売上に直結しないこともあります。企業がサスティナブルな商品開発に乗り出すためには、当然ですが、皆さんに使っていただくことが必要なのです。

消費者がサスティナブル商品を選ぶ→企業がサスティナブル商品・サービスを開発する→売上が上がり、さらにサスティナブルな商品や施設への投資が促進される

この好循環を生み出すのも、CQのミッションのひとつ。

写真に映っているのは、後術するTHE SOLAR BUDOKAN2022で取り扱った、販売収益を炭素のオフセットに利用するTシャツ。「30」という数字は30人分オフセットした人に送られるTシャツになります。

このTシャツを着ていると、「この人はカーボンをオフセットしているエラい人」になる…という仕組みです。

カッコよくて、ちゃんと地球のためになる。そんな消費行動がスタンダードになるのが理想です。

▼デザインを手掛けた太刀川英輔さんのインタビューはこちら

3.「自らの行動が社会を動かしている」自己効力感が持てる仕掛け

そして、何よりも大切な「自分の行動によって環境を守れた!」と実感できるような仕掛け。これが、冒頭に挙げた、サスティナブル行動を「自然に」「楽しみながら」取り組めることに当たります。

自分の行動が、きちんと意味のあるものである。そう思えるような仕掛けを目指しています。こちらは絶賛開発中なので完成までしばらくお待ちください…!

CQプロジェクトのこれまでの環境活動

最後に、この1年間でCQが行ってきた取り組みについてご紹介させてください。

CQでは、これまでにZ世代との接点を生み出し、行動変容を促していく、4つのプロジェクトを実施して来ました。

CQ×TRAPOL「サスティナブルツアー」

2023年8月19日から2023年8月22日の3泊4日で、「現地の暮らしに溶け込む旅」をコンセプトにするTRAPOLとコラボし、サスティナブルを考えるツアーを開催しました。

TRAPOLは、現地の人(ローカルフレンド)と繋がることで、友だちと交流しているような感覚で、穴場を紹介してもらったり、新しい価値観と出会うことをコンセプトにした旅行サービスを提供している観光会社です。

今回の旅先は、沖縄県の離島である伊是名島と伊平屋島。どちらも人口1,200〜1,500人ほどの小さな島で、人の出入りの少なさから、透明度の高い美しい海が保たれている土地です。

20〜30代まで年齢や職業もさまざまな人々に参加していただき、それぞれの価値観で環境課題について考えてもらえるツアーとなりました。

「THE SOLAR BUDOKAN2022」でのサポート


コンサートの運営に関わる電力のすべてを太陽光発電でまかなう音楽フェスティバル「THE SOLAR BUDOKAN2022」の協賛をいたしました。

「THE SOLAR BUDOKAN2022」は、音楽というクールで楽しいイメージがあるコンテンツに、環境課題というコンテンツを組み合わせることで、イベント参加者が環境問題の重要性を考えるきっかけを生んでます。

また、イベント会場では、日本酒の籾殻から制作した「オリジナルリユースカップ」の販売や、CQオリジナルグッズ(Tシャツ・エコバッグ)の販売など、環境に配慮した商品を取り扱っています。

今回、CQプロジェクトと「THE SOLAR BUDOKAN2022」で、カーボンニュートラルプロジェクトを実施。削減しきれないCO2排出量をカーボンクレジットで相殺するカーボン・オフセットで、CO2排出量を実質ゼロにしました。

▼主宰の佐藤タイジさんインタビュー

インフルエンサーインタビュー

CQのnoteでは、環境問題に取り組んでいる現役のインフルエンサーやアーティストにインタビューすることで環境問題を身近に感じてもらい、意識変容をもたらすための記事作成をしています。

記事内では、「なぜ環境課題を解決することが必要なのか」を切り口に、誰でもできるサスティナブル行動や日常でできるエコ習慣について紹介。

「環境問題を身近に感じられない」というZ世代でも、行動しやすいような提案を織り交ぜています。

SDGsアイテムのプレゼントキャンペーン

CQのX(旧Twitter)では、環境問題に対するツイートやインタビュー動画を発信しております。また、参加型のサスティナブル商品のプレゼントキャンペーンを実施中。

情報感度の高いZ世代だからこそ、目に止まりやすいプロジェクトとなっております。

CQを通して地球環境に変革を

環境問題、と聞くと、とてつもなく大きくて、途方もない問題に思えます。実際に、気候変動を食い止めるのはとても大変なこと。

でも、ありきたりな言葉かもしれないけど、一人ひとりが行動を変えていくことによって、少しずつでも未来は変えていけると信じています。

いまCO2を減らすこと。それは未来をつくること。

今後も「自然に」「楽しみながら」脱炭素行動が生まれるムーブメントを起こすべく、日々さまざまな仕掛けを考えていくので、ぜひ応援をよろしくお願いします!




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