「もったいないことをしたくない!」国木田さりまるが考える“やさしい習慣”の作り方
「『人にも環境にも、ちゃんと貢献できるようなことは何だろう?』とずっと考えています」
そう語るのは、ご自身でビジネスも行う二刀流インフルエンサーとして活躍中の国木田さりまるさん。
モデルや歌手、アパレルブランドのプロデュースまで幅広く活動されているさりまるさんは、忙しい日常生活のなかでも意識的に環境課題に取り組んでいるのだとか。
そんなさりまるさんに普段の活動についてお話を聞いてみると、予想以上に「もったいない!」という言葉が出てきました。
「ビジネスもやる二刀流インフルエンサー国木田さりまる」になった理由
ーーさりまるさんって謎多きイメージがあるんですよ。普段何をされているのか、あまり見えないというか…!
国木田さりまるさん:
実は私、もともとTV局のADだったんですよー。
ーーえぇ! 意外です。
国木田さりまるさん:
でも、一度経験を積みたかっただけだったのですぐに辞めちゃって。その後に被写体モデルというお仕事を通じてSNSを始めたことが今の活動の原点なんですよね。
今はビジネスもやる「二刀流インフルエンサー」として活動してるんですけど、私は「芸能をやりたい」というよりは、チャレンジできるきっかけとしてインフルエンサーがあると思ってるんです。
国木田さりまるさん:
だから、今は、マーケティングをしたり、Webサイトのコンサルをしたり、SNSのアドバイスをしたりと、ビジネスとインフルエンサー、両方のバランスを保ちながらやりたいことをやっています。
ーーそういう経緯が。ビジネスとインフルエンサーの両方を担うってものすごく忙しそうですね…。
国木田さりまるさん:
そうですね。でも、自分を引っ張ってくれる環境があることが、原動力になっていると思います。
1人じゃうまくいかないこともたくさんあるけど、自分より経験やスキルのある先輩や、私のやりたいことを否定せず、一緒に底上げしてくれる仲間がいてくれる。
そのおかげもあって、お仕事も日常生活もがんばれているんだと思います。いい環境にいさせてもらっているからこそ、環境選びの大切さを日々実感していますね。
環境配慮は筋トレと同じ。「ちょっとずつ始める」が鍵
ーーそんなさりまるさんは、どうすれば若者が環境問題に対して行動できるようになると思いますか?
国木田さりまるさん:
ハードルの低いことを見つけること! 環境配慮も筋トレと同じで、継続することが大切ですよね。
たとえば、筋トレで考えると、初日から急に「毎日30分やるぞ!」と決めたとしても、毎日やるにはハードルが高すぎて嫌になっちゃうじゃないですか。
それなら、「1日5分だけやる」とか「腹筋を10回だけやる」など小さな習慣から始めるほうがずっと継続できると思うんです。
ーーたしかに、急に高い目標を作って、うまくいったことはないかも…。
国木田さりまるさん:
食べ物を残さないとか、レジ袋を使わないなど、手っ取り早く意識できることはたくさんあると思うのですが、1番大事なのは身近なことからちょっとずつ始めることだと思います。
国木田さりまるさん:
いきなり気合いを入れて取り組んでも、ハードルが高いと続かない。
だから、まずは自分のなかで「1番手を出しやすく、続けやすい環境配慮」を見つけてみるのがいいんじゃないかな。
サウナでも洋服でも。日常で意識している「もったいない」
ーーちなみに、さりまるさんが、日常のなかで意識していることは何ですか?
国木田さりまるさん:
まずは、レジ袋をなるべく使わないところからはじめました。
私はサウナが大好きなのでよく銭湯に行くのですが、以前は使いおわったタオルなどをレジ袋に入れて持ち帰っていたんです。
でも、環境のことを考えるようになってからは、それがもったいなく感じて、すべてエコバックに切り替えました。今では銭湯に行く日だけでなく、つねにエコバックを持ち歩いています。
国木田さりまるさん:
あとは、着なくなった服をイベントでファンの方々に販売したり…。
ーー何ですか、そのお宝イベントは…!
国木田さりまるさん:
最初は着なくなった服をフリマアプリに出品していたのですが、発送するのが大変になってきてしまって。
「それなら、イベントを作って、売っちゃおう!」と思い立ち、自分でイベントを企画しました(笑)。
洋服を販売するときも、ゴミを出さないようにショッパーの配布はせず、エコバックを持参していただけるよう呼びかけています。
ーーインフルエンサーであるさりまるさんならではの方法ですね。
国木田さりまるさん:
面倒くさいからって、まだキレイな洋服を捨てちゃうのはもったいないですからね。
「もったいない」を連発するさりまるさん
国木田さりまるさん:
日ごろから、つねに「もったいない」というのは意識してるかも。
買い物をするときも、通販で買うとダンボールとか梱包材とかがたくさん入っているじゃないですか。
それも捨てるのがもったいないと感じて、普段はできるだけ実店舗で買い物をするようにしています。
環境のことを考えるというより、「もったいないことをしたくない!」という気持ちから行動していることが多いんですよね。それが結果的に環境配慮に繋がっているんだと思います。
インフルエンサーとしての影響力で、人にも環境にも貢献できることを
ーーご自身でビジネスもされているさりまるさんですが、これからやっていきたいことはありますか?
国木田さりまるさん:
今、1番やってみたいのは名刺のデジタル化ですね。
お仕事をさせていただいていると、名刺を渡す機会が多いのですが、これもいつかはゴミになると思うともったいなくて!
何でもデジタル化できる時代だからこそ、名刺もはやくデジタル化して、データで渡せるようにしたいと思っています。
国木田さりまるさん:
…あとは、ちょっと大きなことを言うと、いつかは事業で貢献したいなぁ…って。
ーーおお!
事業を通じてもっと大きな規模で地球環境に貢献している企業の方は本当に素敵だなと憧れますね。
日々の活動のなかで、「人にも環境にも、ちゃんと貢献できるようなことは何だろう?」とずっと考えています。
まだ何をするかは明確には決まっていませんが、誰かの生きる糧になれるような事業を作るために、今はその土台作り中です。
私自身、良くも悪くも影響力のある活動をしているので、ただ自分が楽しいだけじゃなくて、もっとまわりにいい影響を与えながら、巻き込んでいけるようなことをしていけたらいいな、と思います。
(取材・執筆=目次ほたる(@kosyo0821)/編集=いしかわゆき(@milkprincess17)/撮影=友海(@6stom__)
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